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【2021/7/13】初日

「初日」って歌をAKBが出しているけれど、その歌詞の内容とはちょっと違う感情。

そりゃそうだ。あちらはアイドルだし、歌や踊りがメインだし、分かりやすいライバルがいて、ファンがいて、、、の世界で戦っている人たち。大きく言うと同じフィールドにいるけれど、細かく分類すると全然別のカテゴリーで生きている。

こちらの初日はというと、ドッタバタで。それはお芝居のことだけではなくて、チケットや客席づくり、受付やお客様のご案内、感染対策、もう本当にドォォーーーーンって押し寄せてきて、ずっとずっと千本ノックを受けている気分。

処理しても処理してもやることが終わらなくて、でも本来一番大切なお芝居ともちゃんと向き合わなければいけなくて、吐きそうになっていた。いや、それは言い過ぎ。吐きそうにはならないけれど、頭がパンク寸前ではあった。

自分たちだけで舞台をつくることがいかに大変か、そして結局それは自分たちだけでつくっているものではないことにも気付かされる。

「大丈夫や、幕はちゃんと開く」

大好きな一番尊敬している師匠がかつてくれた言葉。

それでどれだけ救われたか。

確かに言われてみればそうなんだけど、このご時世、何が起きる分からない。いやもうすでに色々と起き過ぎていて、その言葉すら信じられないこともあった。「公演中止になるかも…」と一瞬よぎったこともあった。だけど、やっぱりちゃんと幕は開いてくれて、初日を終えることが出来た。

でも、大切なのはこれから。

これから上がっていかねばならないのだから。もっと高みを目指して、お客さんにたくさん笑って喜んで楽しんで帰ってもらえるように、まだまだ出来ることがある。

しかし今日は眠い。

とにかく眠い。

やることはまだまだあるけれど、とりあえず寝よう。

ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました<(_ _)>

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