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両親と海外に行ってみた②

この記事は両親とトルコ・エジプトツアーに参加した記録です。
両親と海外に行ってみた①」からお読みください。

チェックインを済ませ、出国手続き前にツアー参加者が集った。両親と同じ年代のいわゆるリタイア組的な方々がそろい踏みだと思っていたが、そこにいたのはキラキラ女子に男子、爽やかな若い夫婦もしくはカップル?、あとは旅慣れたお一人様たち。どうみても両親が最高齢だった。

すぐそばに「トルコ6日間」のツアー団体がいたが、そちらはいわゆるシニアの方ばかりなのになぜ......私はこの旅に対し、”両親を全力でサポートし、周りに迷惑を掛けることなく乗り切ることを誓います!”という選手宣誓を心の中で叫んだ。

まずは12時間のフライトが山場である。母に関しては長時間フライトは20代の頃以来らしい。メディキュット効果がどれだけあるかは未知数。それに出発23時で2時間後に食事という、日本の生活サイクルをいきなりぶち壊してくるわけだから、体調をケアしながら睡眠も取らなければいけない。

それはそうと、まずはビールである。トルコは「EFES」がメジャーの様子。軽い飲み口で気に入った。機内食も美味しくいただいた。

それから「ワンスアポンアタイムインハリウッド」を見て、何となく寝ようかなぁというところで両親チェック。映画を見たり、音楽を聴いたり、それぞれの時間を過ごしており、問題が無さそうである。私は浅いに眠りについた。

次の食事は朝食。となれば到着は近い。何気なく液晶モニターをいじっていると、イスラムの国らしいチャンネルを発見。

コーランである。カラオケ画面のようにカーソル表示もあり、下部には英訳も書いてある。ありがたいコーランを聴いているうちに、イスタンブールに到着した。

時間は早朝5時。それから添乗員の指示で、両替をすることに。トルコの通貨は「トルコリラ」である。

この異常な賑わいは、同じ便に乗っていた人たちが屯しているからである。到着した時刻は早朝のため、開いている両替所がここしかなかったのだ。ツアー参加者で協力し合い、なるべくまとめて両替することに。なぜが父親が先頭を切って窓口の前に立ち、取りまとめている。私は使いの者のように両替されたトルコリラを皆様に配って回った。

イスタンブール空港は今年移転されたばかりの新しい空港。全世界を繋ぐハブ空港として多くの飛行機が乗り入れている。なのでとにかく広い。両親は思いのほか元気で、スタスタと前を歩く。12時間フライトにノーダメージだった母は「ちょっと自信ついたわぁ」なんて嬉しそうに呟いている。

ちなみにイスタンブールは到着地ではなく、乗り換え地である。やや小さめの飛行機で向かったのはカッパドキア。そう、あの世界遺産で有名な、今とっても人気のあるあの場所へ。

時計を日本時間より6時間戻して、ここからトルコの旅がスタートする。

つづく。

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