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麻利央書店
2018年6月20日 16:32
「さっきまでいたのに…どうして」「やっぱ、いませんよね」「は?」「あ、いや。大丈夫です。ありがとうございます」 僕は子ども専用車両の中を通り抜けようとした。アンパンマンのアニメ、絵本、音の出るおもちゃ、僕もかつて親しんだものがそこには転がっていた。どんなに時代が進んでも、子供の心を捉えるものはそう変わらないのかもしれない。そして、それ以外の車両にいるのは、スマホから目を離せない大人たち。