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82本目 Stardew Valley(1)

7/14ゲーム開始、15分だけプレイ
7/26ゲーム再開、30分だけプレイ
7/28なんとなく起動、1時間プレイ
8/11なんとなく起動、8時間プレイ
8/12起動、10時間プレイ

 名作だって話なのでセールで安かったし買ってみたんですが……うーん、細かい作業ばっかりだし移動速度遅いしできること少ないし、そもそも21世紀にもなってドット表現してるゲームって好きじゃないんですよ。
 ドットの芸術ってのはポリゴンが出てくるまで最先端の表現技法として「よりリアルに」「より本物らしく」を目標に研ぎ澄まされてきたわけで、ほらほら懐かしいでしょFC世代さんSFC世代さん寄っといでとばかりにお出しされるゲームは好きじゃない。
 というわけで、初日はイマイチ乗れず、2回目の起動は10日以上経ってから試しにもう一回……で、それでもあっという間に商店は閉まるしアイテムは必須品含めて12個しか持ち歩けないしシビアすぎるな、で終わり。
 3回目の起動でようやく楽しさが見えてきたけど、メインクエスト(公民館再生バンドル)が途方もなさすぎるし、まあやってらんないよね。楽しいんだろうけど作業量が多いゲームだと思いましたマル、でパパっと感想書いて終わりにしようと思ったんですが……。

 それから更に2週間、別のゲームの合間にやることないしもうちょっとだけ……と思って再開したらガツンとハマった次第。理由は簡単で、キツすぎるだろ!と思った仕様に解法が用意されていたから。落ちてる木の実を拾って食べればエナジーを回復できるし、難しすぎる釣りは格安で練習用の竿が売られてるし、インベントリ拡張できないのかと思ったらちゃんとあるし。いやチュートリアルで色々教えてよ!

最初は12個しか持ち歩けないから出来ることが少なすぎる。
この矢印で建物を切り替えられることに気づいたのは秋になってから。UIがなあ……。

導入

 そもそもプレイする前は特に説明とかなく理想の牧場でまったりスローライフなゲームだと思ってたんですよね。それなのに主人公が都会で日々の仕事に心擦り減らす日々の描写からスタート。

今は亡き祖父からの贈り物は土地の権利書
主人公はブラック企業勤めで心身ともにボロボロ

 まさかこんなお辛い導入が用意されているとは。傷心の主人公は荒れ果てた牧場に一人でやってきて、作物を育てたり街の人と会話したりしながら少しずつ人間性を取り戻していく。
 ……とはいえ余所者扱いしてくるオバサンとか気難しいおじいさん、人に馴染めない卑屈な浮浪者もいるし、街の隅っこでは下水から汚水が垂れ流しになってるしで、優しい世界で理想のスローライフ一辺倒ではないのかも。

本当に恥ずかしい……というか犯罪では?
緑色のドロドロが垂れ流され続けるが、自分にできることはない
話しかけただけなのにもう少し手心というか……

拡張

 公民館再生のために途方もない種類の納品をするなんてできっこない!
というかこのクエストに気づいたのが夏になってからだから、春の作物の納品はまるまるできてないし加工品とかどうやるんだよ小屋さえ建て方がわからないんだぞ!思ってたんだけど、別に季節が一周したらゲームオーバーってわけじゃないらしいし、ゆったりやればいいやと開き直ったら、鉱山関係のバンドルだけは秋の時点で完成。

ファストトラベル解放。土地が広い割に足が遅いからありがたい。
特に自宅から鉱山まで一発で行けるのが楽。

 まあ鉱山の存在に気づいたのも春が終わりかけた頃だったのだけど。とにかくできることが多いのに突き放したデザインというか、気づくかどうかが全てみたいなところあるねこのゲーム。

 鉱山(ダンジョン)は80階~敵の攻撃力が一気に上がって危険なものの、一番キツかったのは単純に画面が暗くて通路や階段さえ見づらいうえ、地形を無視して連続で体当たりを仕掛けてくる羽虫が面倒な~40階。41階~79階は画面明るいし嫌らしい敵もいないし石炭やら宝石やらの優良ドロップも多くて癒やし。

5階ごとにチェックポイントがあるから優しみ。
下水道の鍵かと思ったら違った。現状は使途不明。

 
 そういえば毎日同じことの繰り返しじゃなく、定期的に挿入されるイベントもいいですね。本当にオマケくらいのものから役に立つアイテムが手に入るものまで。2年目以降も同じイベントがあるのかな?

夏の終わりを告げる幻想的な海月の訪れ。
産物コンテスト。こんな雑な出品で1年目から優勝できてこっちがびっくりだよ。

発展

 この辺で攻略wikiを見てみると、出るわ出るわ知らない情報が次から次へと。毎週やってくる行商人?秘密の森?砂漠?下水道の怪異?別の島?魔女?他にも鉄道だとか温泉だとか……そして結婚?子供まで?そんな要素もあるの?

 それまで街の人との交流なんて全く無視してたんだけど、とりあえず手当たり次第に話しかけてみたら、持ってる消費アイテム(アクティブ)をプレゼントしてしまう仕様らしく、出会い頭にいきなり嫌われてしまった。そりゃ鉄鉱石とか貰っても困るよね。

 その相手というのがペニーさん。割と裕福っぽい人が多い街において明確に暮らし向きが悪いキャラだ。母子家庭であり、母親は無職で酒浸り、トレーラーハウスに暮らしながら母親の代わりに家事をこなし、街の子供の面倒を見たり一人のときはベンチで読書してるどこか陰のある女の子。いかにも人気出そうな設定ですよね。
 ……白状すると、育ちや環境に問題を抱えてて真っ直ぐになれないキャラだいたい好きになっちゃう。

誕生日が近かったからダイヤをプレゼント。距離感測れない人みたいなムーブ。
毒親って表現は好きじゃないけどなんとか引き離してあげたい。

 とりあえず今後はペニーさんと仲良くしつつバンドルの完成を目指し、金策をして牧場を大きくしましょう。馬を飼ったり牛を飼ったりもできるらしい(というか鳥小屋以外を建てられるの秋まで気づかなかったわ)ので、適度に洞窟に潜ったり魚を釣ったりしながら。やりたいことが多すぎてちっともスローライフじゃないよ~(アイリスアウト)。

そうそう、実家の母から定期的に手紙が届くんですよね。グッと来ます。

こういうのに弱い。自分に重ねてしまうね。

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