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ママ先生、外国語専科&2校兼務奮闘記 その7 【兼務校初出勤 5年生と6年生の初回授業案】

本日ははじめての兼務校出勤。だが授業はなし。なんと英語ルームがあった。前任校も勤務校も、外国語専科が各教室に回って授業をしていくスタイルだったので、音楽や図工のように子供がこちらに来るのは初めて。どのようなメリット、デメリットがあるのかしっかり記録しておきたい。

さて、まずは英語ルームの片付けから。古びた掲示物や、重複しているピクチャーカードを処分していく。ピクチャーカード自体はいいのだが、古すぎるものは処分。処分しながら、どこに何があるのかも確認できて一石二鳥だった。元はコンピュータ室だったようで、床はカーペット貼りで広いのだがかなり埃っぽい。掃除もした。1番大きな棚が前面にあったのだが、採光が悪くなるので後ろに移動。これが1番大変だった。ひと段落したところで、5、6年の教室を見に行くと、5年生の先生がぜひ自己紹介をと言ってくれたので子供たちの前で軽くご挨拶もした。

明日は5年生と6年生の授業。初回の計画は下のような感じ。


まずは
私とALTの自己紹介。ここに、5年生にも6年生にも「like 」と「have」を使って伝える。それから、誕生日。他にも「want」や「can」など欲張りたいところだが、20時間でゴールに向かうと思えば、初回はこれで十分だと思う。何より子供たちがどれぐらいのレベルなのかわからない状態で、あれもこれも詰め込みすぎるのはよくない。移動教室なので時間に間に合わないクラスも出てくるだろう。45分授業だが、40分ぐらいの構成で行うのがベター。

2人の自己紹介を聞いた後、今、何の話をしていたかわかったかを尋ねる。おそらく、「自己紹介」というワードもでてくるだろう。そこで今度は、教師ー子供のやりとりに切り替える。例えば、

Hello, I’m まりんりん. What’s your name?
    My name is…
I like sumo very much. Do you like sumo?
    No, I don’t.
Oh, sorry. Nice to meet you.

という流れである。ここでは子供に名前と、イエスノーを言わせる。会話をなんとなくできたらそれで良い。次に少しステップアップして、子供にも質問をさせる。

Hello, I’m まりんりん. What’s your name?
    My name is…
I like sumo very much. Do you like sumo?
    No, I don’t.
(Ask me a question!)
    I like… Do you like…?
Yes, I do./ No, I don’t.

これで、教師と同じ量の英語を話すことができている。何人かとのやりとりを聞かせて、耳を慣れさせていく。黒板にも、やりとりのベースを書いておく。最後に、子供ー子供のやりとりをしていく。歩かせてランダムにしてもいいのだが、偏りが出そうなので、座席を少しずつずらしながらペアで話していくやり方で行う。1分間と時間を決めて、なるべく時間いっぱい話せるようにする。余った時間で、質問の数を増やすのもOKにしてみようと思う。

時間が余れば、haveを追加する。
Hello, I’m まりんりん. What’s your name?
    My name is…
I like sumo very much. I have many sumo goods. Do you like sumo?
    No, I don’t.
Oh, sorry. 

と、先ほどのやりとりにhaveを加える。このとき、likeとhaveが関連していると、自己紹介としてまとまりが出ることを伝える。思考判断表現の評価でも加点されるところであることも伝える。もちろん、つながりがなくても大丈夫。
初回なので、スムーズにいってもこの辺りまでかなと思う。

6年生は、自己紹介に加え、「we」の感覚を掴んでほしい。自己紹介に質問を入れて共通点を探し、それをweで表現していく。例えば、

Hello, I’m まりんりん. What’s your name?
    My name is…
I like sumo very much. Do you like sumo?
    No, I don’t.
What sports do you like?
    I like basketball.
Oh, me too. We like basketball.

と、weを強調して入れていく。「we are」「we like」「we have」の3つぐらいで教師ーALTとのやりとりを聞かせる。そのあと、「Do you like basketball?(動物でも食べ物でもなんでもOK)」と手を挙げさせる。手を挙げたメンバーにたってもらい、「we like basketball.」と言わせる。同じように、年齢や、文房具、血液型を用いて、「we」のイメージを掴んでもらう。ここでは、weとはどのような意味かは説明せず、体感する方に重点を置きたい。

教師ーALTのやりとり、weの体感を経たあと、教師(ALT)ー子供、子供ー子供のやりとりをする。最後は、どんなweが見つかったかを発表させてタイムアップといったところだろう。weは様々なくくりがあるが、今回は教室内のメンバーだけで使い、徐々に規模を大きくすることで、汎用性の高さに気づいてもらえればと思う。

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