循環型経済 1
皆さんこんにちは!
先週の記事もお読みいただきありがとうございました。
今週は
「循環型経済(サーキュラーエコノミー)」
について取り上げてみました。
サーキュラーエコノミーという言葉は聞いた事がある方も多いと思います。
循環型社会の形成には経済的側面からのアプローチも欠かせません。
今の経済システムとの相違点や、問題点などを含めてご紹介して行きます。
それでは早速見てみましょう。
経済システムについて
🌟 循環型経済(サーキュラーエコノミー)
経済活動のなかで廃棄されていた製品や原材料などを「資源」と考え、リサイクル・再利用など循環利用を続けながら、新たな付加価値を付ける
循環経済型ビジネスを展開し、定着していくことで循環経済の実現に寄与します。
実はサーキュラーエコノミーの定義は100以上あるため明確に定まっているわけで無いのです。
🌟 線形経済(リニアエコノミー)
大量生産・大量消費された資源をリサイクル・再利用せず廃棄してしまい、直線的(Linear)にモノが流れる経済の仕組み
つまり資源の循環利用を想定しないのです。
サーキュラーエコノミーの概念図
2050年までに100%サーキュラーエコノミーを実現するという目標を掲げているオランダ政府🇳🇱
オランダ政府はサーキュラーエコノミーを
「Linear Economy(直線型経済)」だけではなく、
リサイクルを中心とする「Reuse Economy(リユース経済)」
と明確に区別しています。
Reuse economy
リユースエコノミーは、従来の3Rを元に、生産、使用の際に廃棄物の一部をリサイクルすることを目指しています。
Circular economy
全ての段階において資源の回収、リサイクルを前提とし、
廃棄物ゼロの概念です。
なぜ私がサーキュラーエコノミーに注目しているのか
現在の大量生産・大量消費を基とするリニアエコノミーでは、
環境問題や様々な社会問題を引き起こしていることから持続可能な経済モデルでは無いと考えます。
国連によると2050年には世界人口が98億人になると予想されており、また一人当たりの資源の利用量も今の倍になるとされています。
今でさえ約地球1.7個分の資源を使用しているのに、今後どうなってしまうのだろうと不安が募りました。
このことから、限りある地球の資源をプラネタリーバウンダリー(地球の環境容量)の範囲内で、使用していく必要がありあます。
そのためにサーキュラーエコノミー形成は必要不可欠です。
ですがもちろん問題点もあります。
次回はそれらについて触れて行きたいと思います。
最後までご閲読有難うございました。
村上心
出典: