コタツは人をダメにする
寒い!
窓の外では雪が舞っている。
子供の頃はなぜ雪にはしゃいだのだろう。
今は雪だと外にも出たくない。
ベッドからコタツに移動して、半日オリンピック中継を見ながらうつらうつら。
なにもしないうちに夕方だ。
ダラダラゴロゴロで日曜日が終わろうとしている。
なにもしなかった自分を悔やむ。
コタツのせいだ、と自己弁護する。
コタツは人をダメにする!
ふと、コタツの布団をめくってみた。
愛猫がオレンジ色の光を浴びながら気持ちよさそうに横たわっていた。
うちの猫は一日のほとんどを寝て過ごしている。
しかも家の中で一番あったかい場所を見つける天才だ。
ま、猫よりマシかな、と今日一日ダラダラしていた自分を許す気になった。
明日はコタツに飲み込まれないようにしよう、と心に誓う。