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Un caffe, per favore! (II)

②やたらとバルへ行く

たった1日で3回はバルでお茶した。
ほんとによくカフェ行く。

1回目
友達(ステファノ)は日本から友達が来たからと友人も誘ってくれていた。
冬にも関わらず可愛くって美味しそうでカラフルなジェラートもあった。

イタリアに来たからにはエスプレッソを!と勧められるまま3人揃って同じものを注文。
珈琲をマリナの分も運ぶねと紳士っぷりを見せるステファノ君。ドアの目の前でふと気づく。レディファーストするならドアを開けたいが彼は今両手が塞がっている。

ごめん、ドア開けてもらってもいい?珈琲持ってるから開けられないんだ。

そういう詰めの甘いところ好き😂

さてエスプレッソの方は非常に小さく、小さい割には舌が痺れるほど苦い。
おもむろにスティックシュガーを丸々1本入れたのにまるで砂糖なんか入っていなかったみたい。

「こんなに苦いのに平気なの?」
「いや、習慣さ。」
「イタリア人も本当に好きで飲んでるわけじゃないよ」

本当ですか。

2回目
ランチの食後にバル。また別のお友達がいらした。
さっき珈琲飲んだのでジュースにした。隣には中国茶のお店が出没している。でも御二方はやっぱり珈琲。

3回目
立ち飲みバル。回転率が良く、飲んだらさっさと出て行かないといけない様な雰囲気。
ソーサーを出す店員が素早くて珈琲がカップから溢れそう。で、やっぱり苦い。

高級ブティックは興味ないし、お茶したり街歩くだけで凄い楽しい。夕日の中のミラノは美しい。別れ際に彼はじゃあね!良い旅を!とほっぺにキスすると颯爽と地下鉄へ消えていった。

本によると、カフェインにはドーパミンを促し、これがスポーツや恋愛にも作用するらしい。イタリアがAmoreの国なのは頻繁にカフェイン摂取するからかも?

③軽食がチェーン店でも美味しい
ミラノ発パリ行きの列車を待つ。
広いホームにポツンと1人。重たいスーツケースと一緒。売店でお土産探し。そうそう、ピスタチオクリームは絶対買っておかなきゃ。あー!ヘーゼルナッツクリームも捨て難い。夕食も買っておこ。

思えばランチのピザ以外質素にしていた。
夕食はスーパーで買ったスープをホテルのお部屋で食べて、朝もヨーグルトとサラダをお部屋で。
列車には食堂が無い。お昼どうしよう?
て事で駅のチェーン店みたいなところで済ませる事に。
正直あまり期待はしていなかった。
でもパニーニとか大きくて美味しそうで。

「これ下さい!」
「あっためる?」
「是非もなきも」

パニーニ。ちゃんと美味しい。
パリッと薄くて温かい生地に沢山な新鮮なレタスが包まれている。そこにハムの塩気がいい塩梅。チーズがとろ〜りと出てきた。

本によると、カフェが多く競争率が高いぶんお食事でもお客を呼び込む必要があるからそうだ。

フランスに負けず劣らずイタリアも美食の国。
やはりカトリック圏は食事が美味しい。禁欲?なプロテスタント圏より華やかさもある。しかし悲しいかなSunday Christian が多いのもカトリックらしい‥

最後にカフェじゃないけど、チョコレート屋さんのジェラートもとっても美味しかった。
ジェラート食べながら外の景色を眺めるのも冬だけど少しも寒くない。幸せ。

あれから1年。新型コロナは世界中で猛威をふるっている。イタリアは、ミラノは特に深刻な状況。
ニュースでは出稼ぎの中国人がミラノに集中しているからと報道されているけど本当の事は分からない。
イタリアンマフィアがコロナによる経済打撃を受けた人をターゲットにしているとか、なんで人間って辛い状況になると食い合いになるの。なんでそこまでしないと生きられない社会なの?

彼とお互いの国の状況について連絡を取り合っているけれど、早く状況が良くなって来るのを祈るばかり。
いつになるか分からないけど、また日本に来れるといいね。私も今度は南イタリアへ行ってみたい。

#イタリア #ミラノ #カフェ #コーヒー

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