【 はじめに 】
日本学術振興会 特別研究員への道
私が博士課程に進学を決めた頃、最初に直面したのがこの日本学術振興会 特別研究員への申請でした。当時はラボのみんなで四苦八苦しつつ書いてました。ありがたいことに、私の時はDC-1に採択された先輩がいたため、その書類をみせてもらいつつ、添削もしてもらいつつ。
けれど、全ての人に頼れる先輩がいるわけではありません。
まわりに採択者がいたって、自分の人生がかかってるわけでもあるので、100%通るための採択書を書くべくインターネットでも検索しまくります。そうするとある共通項がみえてきました。特に
どういう視点で研究計画を組み立てればいいのか
何を重視して書けばいいのか
業績はどうしたらいいのか
このあたりの情報は、非常に大事だと思います。
結果として、私は以下のような道のりを経験することになります。
DC-1:書類審査通過するも面接で不採用
DC-2:書類審査のみで採用
PD・海外特別研究員:両方採用
この経験を、「誰かの参考になれば」という思いで記事にすることにしました。
ここで書くのは、あくまで一つの例です。これが絶対的な正解というわけではありません。しかし、「先輩のいない研究室」で学振に挑戦する方々にとって、何かしらの道標になれば幸いです。
以降の記事では、具体的な
申請書の書き方のコツ
失敗から学んだこと
採用までの試行錯誤
などを、できるだけ具体的に、かつ実践的な形でお伝えしていきます。
この記事が、あなたの研究人生の一助となることを願っています。