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#1 乙女の好きなタイプは昔から 優しい+イケメン+●●

皆様、こんにちは。
ごきげんいかがですか。
マリナデシコです。

女性が「好きなタイプは?」と聞かれた場合、「優しい人」と答える人が多いと思います。
誰だって意地悪な人よりも優しい人がいいですよねー。

しかし、これは半分正解で半分不正解なのです!

「そうか! あの子は優しい人が好きなのか! よーし! 優しくするぞ!」
と馬鹿正直に信じて、女性に優しく接したのに、他の男に取られて、悔し涙で枕を濡らした男性も数知れず。

しまいには、「優しすぎて物足りない」なんて言われてしまうことも!

「優しい人が好きって言ったくせに、なんなんだ!」

男性陣のお怒りはごもっともです。
じつは、この《好みのタイプ》には、続きがあるんです。

「優しい人が好き(ただし、イケメンに限る)」

これです。悲しいことに、これが現実なのです。

「結局、イケメンがいいんじゃないか!」
と、また、お怒りの声が聞こえてきそうですが、ちょっと待ってください。
究極のモテには、優しいイケメンだけでは、まだ足りません。 もうひとつ、必要なものがあります。

それは「孤独」です!

「はい?」と首を傾げたくなるのも分かります。
ですが、この「優しい+イケメン+孤独」という3つの条件は、 今に始まったことじゃないんです。

1000年前から、乙女の好みのタイプは「優しい+イケメン+孤独」が不動の一位なんです!

昔の乙女の憧れイケメントップ3

少女漫画や恋愛ドラマに出てくるヒーローが、その時代の女子の憧れであるように、昔の物語に出てくるヒーロー=最高にモテる男なのは変わりません。

そこで、時代ごとにモテるヒーローを、私の独断で3人ピックアップしました。

3人とも物語の時代は違うし、立場も違うのに、ものの見事に共通点が多いです。

その共通点とは──

そう! 「優しい+イケメン+孤独」です!

1:光源氏ひかるげんじ(平安時代)

1000年前のモテるヒーローといえば、この方!
紫式部によって書かれた長編恋愛小説の主人公、光源氏が堂々のエントリーです!

「あさきゆめみし 完全版1」
大和和紀

この男、ムカつくぐらい、とにかくモテます。
まず、そのプロフィールからして完璧です。

光源氏さんの華麗なるプロフィール

  • 天皇の息子(権力・セレブ

  • 光り輝く美貌(イケメン

  • 和歌も絵も上手(芸術的センス

  • 女性に優しい(優しさ

平安時代は天皇中心の貴族の時代。
天皇の息子ってことは、セレブの中のセレブなわけです。

その上、名前のとおり、光輝くほどに美しい顔で女性に優しいときたら、惚れない要素がないですね。

しかも、この男、女性を虜にする強力な武器をもう一つ持っています。

「孤独」です。

光源氏は天皇の息子ですが、お母さんは正式な妻ではありませんでした。
身分が低くて、正妻にはなれなかったんです。

そんなお母さんは、意地悪な正妻から壮絶な嫌がらせを受けて、光源氏を産んで、すぐに亡くなってしまいます。

天皇(お父さん)は最愛の人の忘れ形見である光源氏を愛しているのですが、あんまり構っていると正妻が何をするのか分からないから、たまにしか会えません。

光源氏は小さい頃から感じている孤独をまぎらわすために、 色んなタイプの女性と恋をします。

光源氏さんが恋した女性たち

  • 若い義理のお母さん(シスコンでありマザコン)

  • 身寄りのない美少女(ロリコン)

  • 高貴な生まれの正妻(ツンデレ)

  • 年上で博学な未亡人(ヤンデレ)

  • 身分の低い人妻(素朴)

  • 地味で綺麗じゃない女性(ブス専)

  • 温厚でなんでも許してくれる女性(赤ちゃんがえり?)

  • 政治上のライバル関係にある家の姫(スキャンダル)

  • かなり年下の女性(超ロリコン)

  • 左遷先の田舎の美女(現地妻)

  • その他多数

現代からすると、とんでもないクズですね(笑)

こんなにも光源氏がモテていたのは、権力(お金)を持っていたことと、イケメンだったこともありますが、満たされない孤独を抱えていたことが、一番女心をくすぐったんじゃないかなと思います。

たくさんの女性から好かれているのに、いつもどこか寂しそうに美しい顔を曇らせている彼。

「かわいそうな、光の君! 私が孤独をいやしてあげたい!」って、のめりこんでしまうんですね。きっと。

これって、どう見てもクズとしか思えない男と付き合ってるのに、なぜか彼の味方をする女性に似てませんか?

友人たちが「その彼氏とは別れた方がいい」と言っても、
「彼の良さは私しかわからないの!」
「彼は弱い人だから、私が支えてあげるの!」
と言って聞き入れずに、自分から進んでボロボロになっていく。

昔も今も、こういう男に惚れちゃダメですね。

続きます。


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