#3 乙女の好きなタイプは昔から 優しい+イケメン+●●
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3:助六
義経から700年くらい飛ばして、江戸時代の歌舞伎からエントリー。
助六寿司の名前の由来になった助六です。
助六さんの華麗なるプロフィール
チャラ男と思いきや、実は武士の息子(権力・セレブ)
ナンバーワン花魁おいらんが惚れるほどかっこいい(イケメン)
超おしゃれで粋(ファッションセンス)
女性に優しい(優しさ)
江戸時代の吉原といえば、江戸幕府公認の歓楽街。
体を売る遊女と、彼女たちを買いにくる男たちの街でした。
そこでのナンバーワンを花魁といいました。
彼女たちは美しいことはもちろん、高い教養を身につけていたので、普通の客では手が届きません。
(顔を合わせるだけでも何百万のお金が飛びます!)
そんな吉原で、モテにモテまくっていた(という設定)のが、歌舞伎『助六由縁江戸桜』の主人公、助六です。
特徴的なのは、頭に江戸紫のハチマキを、普通とは反対側に結んでいること。
紫のハチマキを頭の左側に結ぶ=病気回復を願う人がする結び方ですが、それを逆に(右側)に結ぶ=めっちゃ元気!という助六なりのオシャレ。
それが粋とされたんですねー。
そんなオシャレな助六さんは、やっぱりイケメンでモテます。
吉原にいけば、遊女たちが口をつけた煙管を何十本とプレゼントされて、「煙管の雨が降るようだ」と得意気。
(今でいうところの間接キスみたいなものですね)
たくさんの遊女にモテてますが、本命は吉原ナンバーワンの揚巻。
「揚巻の助六だぜ!」
と言ってしまうのだから、ものすごい自信です。
ちなみに、助六寿司がなんで「助六」なのかというと「油揚げ」と「巻き寿司」が入っているから。
「揚げ」+「巻き」=「揚巻」
「揚巻」といえば「助六」だろうというわけです。
みんながそう連想するほどに、この歌舞伎演目は大人気でした。
今観てもわかりやすくて面白いのでおすすめです!
オシャレでモテモテな助六ですが、じつは、武士の息子。
父を殺した男を探し出して復讐するために、吉原で色んな人に喧嘩をふっかけているという設定です。
はい。出ました! 不幸な生い立ち!
実は高貴な生まれ。
復讐という目的のために強くなる。
喧嘩が強いイケメン。
そして、孤独。
吉原ナンバーワン花魁も、惚れないはずがないんです!
【まとめ】モテる男性の条件
昔の物語に出てくるモテるヒーローの特徴をまとめると……
高貴な生まれ
不幸な生い立ちが原因の孤独
何はともあれイケメン
なにかしらのセンスがすごい
女性に優しい
これって、今の少女漫画や恋愛ドラマのヒーローにも共通してませんか?
実家がお金持ちのセレブ(財閥の御曹司、社長の息子など)
愛情が充分に与えられず孤独(両親が厳しい、育児放棄など)
何はともあれイケメン
頭がいい、スポーツもできる(成績トップ、不良に絡まれても強い)
優しい(最初は嫌な態度をとっていても、最終的にはヒロインを溺愛する)
ほら、共通してますよね。
そういうわけで、女性の好みのタイプは、1000年前からほとんど変わってないんです。
男性諸君は「やっぱりイケメンかよ!」と怒らないでください。
所詮は理想のタイプです。
男性全員が美女と付き合えるわけではないのと同じように、女性全員がイケメンと付き合っているわけではありません。
それでもモテたい!と思っている男性には、
2つの方法を伝授しましょう!
千年変わらず女性にモテる方法
女性には、とことん優しくする
それとなく孤独をにおわす
これです。最終手段は「孤独」です。
たとえ、あなたが家族や友達に恵まれていて、順風満帆な人生を歩んで来ていたとしても、「俺、最高に幸せ!」感を出してはいけません。
「幸せそうに見えるかもしれないけど、俺は人知れず満たされない孤独を抱えているんだ……」
切ない溜め息ひとつでもこぼして、さびしそうに、ちょっと苦笑するのがポイントです。
上手くいけば、相手の女性を、
「私だけが彼の孤独を理解してあげられるの!」
と夢中にさせられるかもしれません。
実際に片想い相手の人に使って玉砕しても、私は一切責任はとれませんので、 男性の皆様、使うときはくれぐれも自己責任でお願いしますね!(笑)
あらあらかしこ(*ˊᗜˋ*)ノシ
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