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英語の冠詞がよくわかるおススメ本!

日本人にとっては英語の冠詞のルール
はほんとにわかりにくいですよね。冠詞は
大変理解するのに大変苦労するところです。

そこで今日は冠詞のルールがとてもわかり
やすく紹介している本をご紹介したいと
思います!

今日のおススメ本はこれです⁉
「aとtheの底力」著者は津守光太という方
です。

本書はPart1とPart2の構成で、Part1は第1章
から第4章まで、Part2は第5章から10章まで
となっています。

第1章の(1)は冠詞の数はいくつ?から
始まっています。さていくつあるでしょうか。
皆さんも多分「a / an / the 」の3つと答えるの
ではないでしょうか。わたしも実はそうでした!

本書の筆者は「冠詞がない”無冠詞”も冠詞として
数えると言っています。びっくりですね。
無冠詞はゼロ冠詞とも呼びます。さらに、
「冠詞を付けないゼロ冠詞にも、ルールと意味
があります。」と書かれています。

そのため無冠詞も冠詞のうちの1つと言える
とのことです。

第1章の(3)からは、文章に冠詞の部分が
( )があり、どの冠詞が入るかを考えながら
やっていきます。答えはその文章のすぐ下に
書いてあるので、間違えても答えと解説がすぐ
読めるようになっています。

例えば(3)の1つ目の例題ですが、

I have (  ) book in my bag. I bought (   )
book yesterday.

とあります。答えは、1つ目が( a )、2つ目
が( the )です。

1つ目はbookが可算名詞なので、a かan がつく
ことがわかりますが、bは子音ですので答えは
a です。2度目にbookが出てきたときは「その」
という、the がきます。

これの回答に対して、著者が教えていた予備校の
生徒が質問してくる内容についても解説があります。

1つ目の生徒の質問は、
私が鞄に持っている本は、昨日買った○○の特定の
本です。特定のものにはtheをつけるんですよね?
というもの。

2つ目の質問は、
初めて会話に出てきたときには、theではなくaを
つけないのですか?
というもの。

2つ目の質問は以下の例文の回答がtheであるため
こういう質問がきたのだそうです。

例文:Would you tell me the way to ( the ) station?

この場合はtheなのですが、なぜか。
これを聞いている人も、この質問をされている人
も、どの駅かがわかっている前提です。自分が
いる場所の近くの駅をたいがい聞きますよね?
聞かれた相手もそれがわかるから、aではなくthe
になるというものです。

筆者はこれを「theは話し手同士の了解」と言って
います。

では1つ目の生徒さんの質問に戻ります。なぜ
1つ目の私のカバンの中の本がa book でtheでは
ないのか?

これは話している相手、聞き手がどの本かがわか
っていないからなのです。1つ目のa bookで、私
のカバンには本が入っていることを言っているの
で、次の文章は話して同士の了解ができているわけ
ですね!

という感じで、わかりやすく1つ1つのルールを
例文とともに解説してくれています。

第1章の(6)にはゼロ冠詞について書かれて
います。無冠詞になる場合のルールには、

①固有名詞
②複数形
③不可算名詞

には冠詞を付けないというルールがあります。

①の固有名詞は、人の名前(Tom)、土地の名前
(New York)、国の名前(Japan)など色々あり
ます。

Tomさんには冠詞はつけませんが、Tomさんが
Smithさんで、Smith家と言いたい場合はthe Smith
と冠詞がつきます。a Smithではないのは、その
Smith家はTomさん一家だからですね。

②の複数形ですが、以下の例文で説明があります。
「I have books. I bought the books at the bookstore.」

最初のbooksは初めて会話に出てくる、話し手同士の
了解がないからですね。次の文章がthe booksになって
いるのは話し手同士の了解があるからです。

③の不可算名詞には冠詞はつきません。例えば
「coffee」や「beer」があります。

著者の説明では、「不可算名詞を数えるときは、
マス(入れ物)を決めて、そのマスの数で数える」
とあります。「coffee」は「a cup of coffee」となり、
「beer」は「 a glass of beer」となるのです。

ですが、最近はカフェやレストランでは「a coffee」
や「two beers」と注文できます。わたしも海外へ
行ったときはこれを使って注文していました。

第1章の内容だけでも結構濃いですし、よくわかり
ます。少しずつ色々な内容に入っていくので、順番
に頭に入り、理解しやすい構成だなと思います。

次回はこの本を終了したときの、おススメ冠詞本を
ご紹介したいと思います!


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