今、人間関係が苦しい人へ
こんにちは。
カウンセラーのまりなです。
今回は、特に「職場での人間関係」において
苦しい思いをされている方へメッセージを
送りたいと思います。
これは今から4年前のお話です。
わたしは職場でいじめられていました。
3年間わたしは「存在しない人」でした。
・どうやってそのツラい日々を過ごしてきたのか?
・そのとき自分の中で何が起こっていたのか?
・乗り越える方法とは?と
包み隠さず、お伝えしていこうと思います。
読み進めていく内に
もし、しんどくなったり涙が出てきたりされた時は、一旦読むのをやめてくださいね。
体験1.
いじめの始まりの日
それは4年経った今でも鮮明に覚えています。
きっと生涯忘れることはないでしょう。
それだけ人から傷付けられた言葉、行動は
相手にとったら何気ないことだったとしても
受け取った本人は強烈に脳に焼き付いているということですね。
いつものように出勤して
いつものようにスタッフに挨拶をして仕事の準備に取り掛かろうと思っていました。
でも明らかに様子がいつもと違う人が一人いました。わたしと目を合わせず、返事をしてくれません。
(聞こえなかったのかな?)
最初はそう思っていました。
でもその後も、わたしが話しかけても
返事をしてくれることはなく
呼びかけても聞こえなかったように
スーッと横を通り過ぎていきました。
(なんかこれ、おかしい?)
(調子が悪い日なのかな?)
(わたしが何かしたのかな?)
その日は仕事がまったく手につきませんでした。
他の人とは普通に話をしている姿に、
胸がざわめき、ぎゅっと締め付けられ、
職場で泣きそうになりました。
そんな日が続き、仕事に行くのが憂鬱になっていきました。
いつか収まるだろう
いつかは戻るだろう
そんな気持ちで何とか自分をなだめ、
行きたくない気持ちを抑えつけ、
仕事は仕事!と自分に厳しく律して
出勤していました。
心の変化
いじめを受けている側は
なぜ自分がそんなことをされるのかがわかりません。
なぜなら突然始まることが多いからです。
わたしの場合は
昨日の終業時間までは、
いつもと変りなく話していたのに、
一晩たっただけで相手が急変するのです。
正直その変化についていけれませんでした。
自分の気持ちの整理が追い付かないのです。
まるで相手がまったくの別人になったかのような錯覚にさえ感じます。
それでも、
自分が普通に接していたら
いつか話してくれるかな?
時間が経てば理由を教えてくれるかな?
と思い、
普段通りに接することを試みるのですが
ことごとく無視をされ、挙句の果てに、
こちらからの会話には
返事をメモに書かれて置かれている状況になりました。
一週間もそんな状況が続けば
いつもと違うことに嫌でも気づきます。
本当は気づきたくなかった。
でも、思い切って理由を聞いてみたのです。
このままの関係が続くのが嫌だったから。
わたしに悪いところがあって、
気づかないうちに
もし傷つけていたのだとしたら
謝りたかったから。
でも無視されてしまいました。
結局理由はわかりませんでした。
わたしは「存在しない人」になりました。
わたし以外の人とは普通に話して笑って
いつもと変わらない態度なのに
その人にはわたしだけが見えていないようでした。
真正面から話しかけても
返事もないまま、
横をスーッと通り過ぎていくのです。
そしてそれは
他の人がいるところでは起きませんでした。
人の目があるときは以前のように
接してきました。
お土産がわたしの分だけなかったり。
わたしだけ休憩が取れないようにしたり。
必須研修をわたしだけ参加できず、
あたかも参加したように報告していたり。
自分のミスをわたしのせいにしていたこともあったそうです。
挙げるとキリがないくらいです。
その人を怖いと感じるようになりました。
それと同時に
わたしが何かしたのだろうか?
わたしが悪いのかな?
他の人も本当はわたしを無視したいと思ってるの?
この人もあの人も陰ではわたしのことを悪くいってるのかも?
悪い方への思考が止められませんでした。
たった一人の無視を発端に
自分の心が壊れていくのが
手に取るように感じられました。
明らかに今までのわたしの心とは違う感情が
湧き出ていました。
体験2.
唯一救いだったこと
一週間経ち、二週間経ち。
一か月が経った頃、
さすがにその状況におかしいと思いだした同僚が
わたしに聞いてきました。
「なんだか前から様子がおかしいと思っていたけど、Nさんと何かあったの?」
気にかけてくれている人の存在が
唯一の明かりでした。
でも話すことができませんでした。
相談することができませんでした。
Nさん以外の人はみんないつもと変わらず
接してくれるので、
少し気分転換にもなって
安らげる時間になりました。
離れる環境に行けたこと
このままいじめが続くようなら辞めようかと
悩みながら毎日を過ごし、
でもその仕事が好きだから辞めたくないという
気持ちもあったので、
上司に理由は言わずに
部署移動をさせてもらいました。
離れて環境を変えることで
以前よりもいじめられることが減りました。
なにより顔を合わせる日が格段に減ったので
とても有効な手段だったように思います。
あーこれで解決かな。
なんて思っていた矢先、
また新たないじめが起こるのです。
体験3.
新しいいじめ
わたしが部署移動したので
Nさんはターゲットがいなくなったことが
面白くなくなったのでしょうか。
わたしの何かを吹き込んだのか
今度はNさんと仲が良い人の内の一人が
無視をしたり、容姿をからかってくるようになりました。
相手は冗談で言っているつもりの様子で
常に上から目線で、笑いながら容姿をけなしてきました。
新たないじめの始まりでした。
その人とは
わたしも普通に仲の良かった人だったので、
今までの関係性から、
家庭の事だったり、子どもの事だったりを相談することもありました。
もちろんあまり人には聞かれたくないことも
話していたりもしました。
それを他人に言われることは
どれだけわたしの心を傷つけることになるのか
その人は想像できなかったのでしょう。
「人に相談するのはやめよう」
「いつどこで裏切られるかわからない」
強く強くそう感じた出来事でした。
決断
辞めよう
いじめが始まって3年ほどが経ったとき
身体に変化が起きていることに気づきました。
その人を一瞬でも見るだけで動悸がして
その人が乗っている車と同じ車種、同じ色の車を街中で見かけるだけで気分が悪くなり、
吐き気がするようになりました。
職場ではいかにして会わないようにするかばかりが頭の中をグルグル。
その人から逃げたいがあまりに
その人のことで四六時中頭の中がいっぱいでした。
今思えばおかしいことですよね。
逃げたいのにその人の事ばかり考えてしまうのです。
「辞めます」
そう上司に話をしたときに
今までの3年間もすべて打ち明けました。
上司は驚いた様子で
もっと早くに相談して欲しかった。
そしたら力になれることがあったかもしれないのに。
そうおっしゃってくださったことが
とても嬉しかったのを今でも覚えています
その中でも一番嬉しかった言葉は
「あなたを守るから。」
その後
それから数カ月ほどが経ち、
Nさんは急な一身上の都合ということで辞めていかれました。
わたしはあのときの上司の言葉に救われ
もう一度頑張れるかもと思い
辞めずに続けられました。
人と人の繋がり、
言葉の持つ力、
そして自分の気持ちに向き合うことの大切さを学びました。
今、伝えたいこと
わたしは、このいじめのあった3年間、
一度も誰にも相談できませんでした。
なぜなら、勇気がでなかったから。
そして、
(わたしさえ我慢すればいいんだ)
(相談したら、大切な同僚や友人、家族に
心配をかけるかもしれない)
(迷惑かけたくない)
そんな想いでいっぱいだったからです。
でもね、あなたが大切に想う人は
それと同じくらいあなたのことが大切だから、
ツラいことや悲しいことを
一人で抱えずに話して欲しいって思ってるよ。
だから今、伝えます。
「相談することは怖くないよ。」
わたしもあの時、もっと早い段階で相談できていれば、こんなに苦しまなかったのかもしれません。
4年経った今でも、同じ車が街中を走っていると
当時のことを思い出してしまうときがあります。
頑張って頑張って
頑張らなきゃいけないって
自分をいつも追い込んできたから、
人に頼ることがニガテで、
甘え方もわからないんだよね。
わたしもそうだったから、
すごく良くわかります。
まとめ
日々の活動を通してよく聞かれる声は、
「相談できる人がいない」
「相談する勇気が出ない」
「そばに聞いてくれる人がいない」
「相談するのが恥ずかしい」
こんなふうに、実は相談したいことがあるけれど
なかなか人に打ち明けられない人が
まだまだ沢山いることに
自分の力不足を痛感しています。
悩みごとを打ち明けるのは
とても大きなステップのように感じますよね。
また、ちょっとした悩みなら聞いてもらうのが
悪いかな、と遠慮してしまう気持ちもあったりしますよね。
でも、どうにもならなくなってからでは
それまで我慢していた自分にも相当の負荷がかかっています。
悩みごとに大きいも小さいもありません。
そして、悩み事や不安事は小さいうちから向き合って対処していく方が解決への道のりも短くなります。
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人に頼る、相談することは生きること。
『頼ること』をもっと身近にしたい。
【心が疲れやすい人の特徴】
・我慢強い人
・何事にも一生懸命な人
・生真面目な人
・気配りができる人
・責任感が強い人
・何かに熱中できる人
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あなたの心がやわらかくありますように。
あなたの人生が輝きますように。
お読みいただき、ありがとうございました。
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