優しいあなたの心の中で、渋滞が起きていませんか?
今回のお話は、私の友人のお話です。
優しくて責任感のある人でした。
まじめで周りの人をパッと明るくさせるような
雰囲気の彼女は、誰にでも話しかけて、
新人さんにもベテランさんにも好かれる、
そんなお人柄でした。
彼女(以下Mさん)と一緒の病棟になって
とても世話好きなAさんは、新人育成にも
積極的に動いて場の空気を盛り上げていました。
優しくて朗らかで
本当に絵にかいたような人で
周りのみんなから慕われて、
よく後輩の相談事にものっていました。
そんなMさんが突然、ある日本当に突然、
仕事を辞めたいと言い出して
退職していきました。
なんの前触れもなかったので、
とても驚きとショックを受けたことは
今でもハッキリと覚えています。
Mさんが辞める前の日に
私のロッカーに手紙が置いてありました。
「今までありがとう」
と書いてありました。
とても優しくて頼もしいMさんは
人の相談事には親身に聞いていたけれど
自分の心の声には耳を傾ける余裕がなかったんだと思います。
人の悩みをどんどん聞いているうちに
いつの間にか、自分の悩みのように錯覚することがあります。
また、自分は落ち着いた気持ちでいたとしても
周りの良くない発言や攻撃的な言葉で
一瞬で心にモヤがかかるときがあります。
そんなときは、
まず静かで深呼吸できる場所に移動しましょう。
周りの声は自分とは別空間で起きています。
他人が思うことが絶対的に正しいことではないし、自分の考えを尊重していくようにしましょう。
そして、
どうしても自分一人で解決できそうにないときは
必ず心許せる人に相談してみてください。
うまく話せない。
言葉にすると上手に心の内を表現できなかったりもします。
それでも、今自分はツラいんだ。
しんどい状況なんだ。
ということだけでも伝えてください。
一人で抱えてしまうことが一番危険なことなのです。
悩みごとはやっかいなもので、
1つ解消しないまま次の悩みがやってきたりもします。
そうすると、次々に負の感情が心に溜まっていき、渋滞をおこします。
1つだけみれば、そんなに大きな悩みではなかったハズが、溜まっていくことで悪い連鎖が起こり大きな大きな悩みへと成長していってしまいます。
自分にご褒美をあげれば
まだ解決できそうな悩みだったのが、
楽しいことさえも受け付けない心になってしまうのです。
一旦そうなってしまうと、
そこから抜け出すのは簡単ではなくなってしまいます。
道路で車の渋滞が起きるように
心の中に悩みの渋滞が起きてしまって、
簡単にはほぐせない状況になってしまうのです。
ちょこちょこ出し
私が楽な気持ちを保つ方法としてやっているのが
「ちょこちょこ吐き出す」方法です。
なにかあったらすぐに同僚にグチを言う、
とかではありません。
自分に話しかけて自分で受け止めてあげる方法です。
「今日こんなことがあってね、すごくイヤだったんだ。」
「こんなこと言われたよ、悲しかったんだー。」
こんなぐあいで
もう一人の自分に話しかけるのです。
決して怒るのではなくて、話しかけるんです。
イヤなことがあってイライラする気持ちもわかりますが、
イライラすると、その気持ちばかりがフォーカスされて、一向に解決できません。
なので、一旦気持ちを落ち着かせてされることを
おススメします。
もう一人の自分に話しかけると
もう一人の自分が受け止めてくれます。
そうして日々の暮らしの中で
少しでも心に負担がかかっているのを
解除していってあげてください。
そうしていても
どうしても苦しくて、ツラい時は
必ず、周りに相談してください。
受け止めてくれる人が必ずいます。
おわりに
あなたの心がやわらかくありますように。
あなたの人生が輝きますように。
読んでくださり、ありがとうございました。
☆仕事に関するお悩み、人生相談、なんでもお聞きします。
一人で抱え込まずにお気軽にお話しくださいね。