親のこと

親との相性、考えてみたことありますか。

私の場合、父親は他界しているので、いま考えているのは母親です。
私の母は良妻賢母。
家事育児ではなく仕事の方に魅力を感じる私とは真逆の存在です。

女性が結婚したら家庭に入るのが一般的だった時代は、女性がフルタイムの仕事を持ちたくてもそれが叶わなかった世代でもあり、私の母も、家事育児こそが女性の仕事という感覚なのだと思います。

育児について、私が「仕事よりつらい」と弱音を吐いても、「育児がつらいと思ったことない」と言っています。

フルタイムの仕事を持つ私としては、賃金労働としての仕事と家事育児の仕事を比較すると、目に見えた報酬が毎月得られる賃金労働の方が、大人相手な分、楽でストレスが少ないため、どうしても家事育児の方がつらいのです。

「育児ってつらいよね」「育児って大変だよ」と言ってもらえると、とても勇気をもらえるのですが、私は自信を失う一方。。

また、これは悪気はないのだと思いますが、自分の子どもがかわいいあまり、矛盾したこともいいます。
例えば、彼女には息子と娘(私)がいるのですが、私の夫が食事を作っているというと、「いまは共働きなんだから男が家事をして当たり前」という反面、自分の息子が食事を作っていると知ると、「男の人が家事をするなんてえらい」という具合に、同じ男性でも、誰が行っているかによっていうことが180度変わるのです。

そんな母の「自分の息子、自分の娘」という所有意識みたいなものを一度取り払うことができたらいいのですが、そこは聞き流します。

これまで母にどれだけ世話になってきたか、何度助けられたか、そんなことと、あと母が何年生きられるのかを考えたとき、母の言うことは何事も否定せず、後悔のないようにやさしく接していきたいのです。

多少「むむっ」とくる話をされても、顔には出さず、大人なふるまいができるよう日々精進ですね。

でもやっぱり、話題にしないほうがいいことってありますよね。親子といっても血がつながっているだけですから、お互いを気遣うのが大事です。(自分に言ってます)


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