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北欧旅行記 vol.2

前回の続き。こんなに余韻に浸ってしまう旅行ははじめて。

9/3 ~ 9/13 飛行機移動を含めて8泊10日のふたり旅。
行き先は3カ国。
🇩🇰 デンマーク・コペンハーゲン
🇸🇪 スウェーデン・ストックホルム
🇫🇮 フィンランド・ヘルシンキ
旅程は
✈️ 羽田 → ヘルシンキ → コペンハーゲン
🏨 コペンハーゲンで1泊
✈️ コペンハーゲン → ストックホルム
🏨 ストックホルムで3泊
🚢 ストックホルム → ヘルシンキ (船で1泊)
🏨 ヘルシンキで3泊
✈️ ヘルシンキ → 羽田

今回はスウェーデン編。

🇸🇪 スウェーデン・ストックホルム
* 9/6 Stockholm Day 1
この日に立てていた大きな予定は一つだけ。
グスタフスベリ陶磁器博物館に行くこと。
お気に入りのカフェ、インテリア・雑貨を扱うお店でよく見かけるうちにいいなと思って好きになっていった北欧デザインの器たち。
博物館もショップもとても楽しみにしていた。どんな場所だろう。
そんな気持ちを持ちながら、ホテルからメトロとバスを乗り継いで1時間ほど、
綺麗な青空の下を少し歩くと到着。
中央駅の周辺とはまた違った雰囲気で、緑に囲まれた穏やかな場所。

博物館は石造の建物
ガラス越しに青空と大きな木が見える

1階は Gunnar Gunnarsson Wennerberg さんの限定の展示で、
植物が繊細に描かれたスケッチや陶器が飾ってあった。

綺麗で繊細なひまわり

2階はグスタフスベリの歴史に沿った展示。
ほぼ貸切状態で、これまでのお皿のデザインや、
陶器に色がどのように映るのかのサンプルなど隅々まで見ることができた。

料理によってお皿や提供される順番が細かく決まっている
一式全て見たのは初めてだったので、その多さに驚き

展示を楽しんだ後は、ちょうどお昼どきでお腹も空いていたので、
近くの Cafe Tornhuset でランチ。
パンがとても美味しかったカスクートと、彼の好きなキャロットケーキ、
一目惚れしたホワイトチョコレートのムースに、直感で選んだスムージー。
外のテラス席でお日様を浴びながら美味しくいただいた。

外で食べるとより美味しい
時々すずめさんが可愛い顔でおねだりしにきた

食後はグスタフスベリのセカンドショップと、
イッタラ・アラビアのアウトレットショップでお買い物。
元々何かを選ぶとき、決めるときに時間のかかるふたりだけれど、
気になるものが多いお店ではそれが顕著に。
吟味に吟味を重ね、いくつかのお皿やコップたちが選ばれた。

グスタフスベリの代表作 Lindberg さんの Bersa に一目惚れ
セカンドショップでサラダボウルを買いました

バスで Slussen 駅まで帰ってきて、翌日行く予定であるガムラ スタンを通って
ストックホルムの中央まで歩いて戻り、少し NK デパートで雑貨などを見て、
Hemköp でその日の夕食のお惣菜と、次の日の朝ご飯を買ってホテルに帰宅。
スーパーに生のラズベリーが売っていることに驚いて購入したのだけれど、
そのままでも甘くて美味しかったし、ヨーグルトやパンと一緒に食べてもとっても美味しかった。いいなあ。お惣菜ももちろん美味しかった。
帰ってから買ったお皿やコップを使うのが楽しみになった3日目。


* 9/7 Stockholm Day 2
コペンハーゲンで予定を詰め込みすぎたことから学び、
この日は元の予定を大幅に削って、ガムラ スタンをメインに探索することに。
その前に大切な予定。お洗濯。8日分の服を全て持ってくるわけにはいかない。
朝のお散歩も兼ねてストックホルムで唯一のコインランドリーへ。
とっても気さくで優しい女性の店員さんが運営していて、洗濯をお願いすると
乾燥機への移し替えまで行ってもらった。
洗濯が終わるのを待っている間、近くの公園のベンチでゆっくりしたり、
中心部より住宅の多い街並みを楽しんだり。
公園では、たくさんの緑に囲まれてサッカーを楽しんでいる大人も、小さい子どもを連れたお父さんお母さんも、思い思いに土曜日の午前中を楽しんでいて、
ここで暮らす人々の日常を垣間見た気がした。
洗濯を無事終えた後、ガムラ スタンでは気の向くままに道を歩き、石造りの街並みに感動し、たくさんあるお店を覗き、思う存分楽しんだ。
休憩も兼ねたランチでは、ディルのたっぷりのったサーモンのオープンサンドと
オリーブの実が美味しかったピザパンにコーヒーを。
隣の人が食べていたミートボールもとっても気になったし、
ショーケースにたくさん並んでいたパンも美味しそうだった。

サーモンとディルがほんとうに美味しい
映っていないけれどピザパンも美味しかった

食後は再び散策。
途中で入った HILDA HILDA という布製品を扱うお店がとっても素敵だった。
丁寧に編まれた模様、カラフルな色の展開、気さくで笑顔の素敵な店員さん。
色々見て悩みに悩んで、わたしはライム色の布地に白いお花が描かれた、
お弁当を入れるのにぴったりな小さいトートバッグを、
彼はブラウンの布地にイヤホンやコードが描かれた小さめのポーチを購入。
他のどのお客さんよりも長居して選んでいたのだけれど、店員さんには
「あなたたちは全部を見てゆっくり選んでいたのがよかった」と言ってもらえて、なんだか嬉しくなった。大切にずっと使いたい。
他にも雑貨屋さんや服屋さんを覗いたり、街並みの写真を撮ったりした後、
もう一つだけ決めていた予定へ。

ほんとうに素敵なお店だったなあ
石造りの街並みがほんとうに素敵でいつまでも居られる

翌日の夕方にはストックホルムからヘルシンキまでの船に乗るのだが、
その乗り場の下見である。
Google map で調べてもいまいちはっきりせず、当日迷っても困るということで、
ガムラ スタンから歩ける距離だったので下見をしておこう、ということになった。
グスタフスベリ陶磁器博物館に行くときに Slussen 駅から乗ったバス乗り場の
近くで、見えてはいるのだけれど意外と遠い。夕方 15 ~ 16:00 頃一番強く感じる日差しを浴びながら歩いて歩いてなんとか辿り着き、場所を把握して、
またガムラ スタンまで休憩を挟みつつ戻ってくるという下見を無事に終えた。
夜ご飯は色々案があがったけれど、へとへとだったので結局 Hemköp でお惣菜を買ってホテルでゆっくり食べ、歩き回って疲れた身体を休め、4日目が終わった。

下見後の休憩で撮ったストックホルム大聖堂
夕陽に照らされた綺麗なピンク色がよく映える


* 9/8 Stockholm Day 3 → Helsinki
この日でストックホルム滞在は最後。
下見しておいた船乗り場の建物にあるコインロッカーに荷物を預けて、
憧れの蚤の市が開かれるヒョートリエット広場へ。
たくさんの人が思い思いに骨董品を眺めお買い物を楽しんでいた。
色々見たけれど、一番最初に覗いたお店の雰囲気が良かったのと、
気になっていたダーラナ ホースが豊富にあったので、もう一度立ち寄る。
ゆっくり見るといいよ、と言ってくれた店主のお言葉に甘えて、
ふたりでどの子を連れて帰るか吟味。
少しずつ色や模様のつき方が異なるので、お気に入りの子を。
他の別の人のお家で、幸せを運ぶ馬として大切にされてきた子が、
今度はまた新しい持ち主のもとへ。
セカンドハンドってなんだかいいなあ、大切にしたいなあと思った。
その後はガムラ スタンをもう一度散策しつつ、ノーベル賞博物館へ。
コンパクトな博物館ながらも、展示は見応えが充分。
高校生物で習った DNA の二重らせん構造についての展示もあって、
懐かしさと、知っていることが展示されていることに少し嬉しい気持ち。
皆へのお土産にはノーベル賞のメダルチョコレートを購入。
ストックホルム最後の昼食は、ガムラ スタンの広場の Kaffe koppen で、
本日のスープと、サーモンとほうれん草のパイを。
バジルの中に少しぴりっとしたスパイスが効いたたっぷりのスープも、
サクサクのパイにチーズと絡んだサーモンが美味しいパイもとっても良かった。

予想の3倍くらい大きかったスープ
優しい味でとても美味しくて温まる

その後は名残惜しい気持ちを持ったまま、船乗り場まで歩き、無事に乗船。
遠ざかっていくストックホルムをデッキから見ようと言っていたのに、
気づけば定刻より早く出発していて、デッキに登ったときにはもうかなり遠くに。
景色を楽しみ、部屋に戻って少しゆっくりした後、素敵なビュッフェでディナー。
ほとんど揺れは気にならなかったので、ホテルみたいな気持ちでいたけれど、
翌日には最終目的地のヘルシンキに着いている。
船内には、ストックホルムとヘルシンキの両方の現地時間を示した、
短針が2本ある不思議な時計が飾ってあった。

遠くなってしまったストックホルム
名残惜しさと、次の目的地へのわくわくの両方の気持ち


** 行ってみたかった他の美術館などを削って予定変更した部分もあったけれど、
ふたりにはゆったりのんびりしすぎるくらいの方が満喫できることを改めて実感。
たくさん楽しんだけれど、またガムラ スタンの石造りの街並みを歩きたい 🇸🇪

下見後の帰り道に見えた気球
どこに向かうのかなあ

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