自分をあきらめる事
自分をあきらめる事にした。
ずっと、何かのプロフェッショナルになりたいと思って生きてきた。
でも、やりたい仕事ってなかった。それよりも世の中の仕事に対するモチベーションや圧力の方が怖くて、仕事の雰囲気が苦手だった。
子供の頃は1人1人の個性を尊重する世の中になんて言われるのに、より何かが優秀な人材を求められる矛盾。
例えば、積極的な人間は求められても、消極的と判断される人間は求められないじゃない。しんどい。皆同じにはなれないのに。
何になりたいかは分からなかったけれど、仕事じゃなくても自分のやりたいと思えることをやっていれば、いつか何かが起こって何かになれるとどこかで信じてた。
結局30過ぎても見つからず、ただ色々な事をやってきただけの人になった。
何も秀でてない、頑張り抜く力もない、そんな自分はなかなか受け入れ難かった。
何か秀でてる人というのは目立つから、世の中の人が全て何かのプロになってる様なそんな気すらしてくる。
自分にはなんで努力すらできないんだろう。そう思ってた。
一つの事に努力できる事すら才能だと思う。
自分にできる事は本当に少なくて、自分が人よりできる、向いていると思っていた事でさえ、大した事ないと思い知らされるそんな繰り返し。
もう疲れちゃったのよ。常に上を目指して自分に厳しく向上心を持って自分じゃない誰かになろうとする事。
そんな自分でも、ただ1つできる事って、こんな自分でも受け入れて、自分を生き抜く事かなって。
悩む事ばかりでいつも心配かけている周りに、楽しんだり、喜んだり、そういった姿を見せてく事。
もうなんだかそれだけでいいのかもと今は大分思える。
人は生きてるだけで尊いよ。大丈夫。
しんどい事あっても時々笑って過ごせるだけで良いんだよ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?