私がBizOpsになるまで-Before BizOps-
さて、自己紹介をして以降マガジンに記事を書かないまま時間が過ぎ去ってしまいました。
BizOps戦略室マガジンにて、私は自分自身のキャリアチェンジのお話を通して、イチ個人のBizOpsキャリアの作り方のヒントになるようなことを書いていければと思っています。
ということで、第一弾。
Before BizOpsキャリア。
BizOpsのキャリアに踏み込む前、私はどんなスキルをもっていて、どんな悩みを抱えていたのかを中心にお届けしようと思います。
25歳で給料の天井にぶち当たる
私がBizOpsへの第一歩を踏み出したのは、26歳のとき。
22歳でどブラックなマニュアル制作会社に入社し、制作部でディレクション業務に1年半従事。
「来月辞めたいです」と言ったら「今荷物をまとめて出ていけ」と言われるという映画みたいなエピソード付きで退職しました。
23歳の秋にHR Tech企業に転職。
今でこそ従業員2,000名オーバーの上場企業なのですが、当時は従業員150名の新進気鋭のベンチャー企業。
毎日150件のコールドコールをかける営業に未経験でチャレンジすることに。
しかし1年経っても全然うまくいかず、半年間での目標達成率なんと5%。
どうにもこうにも営業じゃうまくいかなそうだということで、営業アシスタントへ異動。
営業数字から開放されたら楽しくなってきて。
そこからゴリゴリExcelを勉強し、Excelじゃ足りなくなってきたらSalesforceも勉強し、「とりあえず見たい数値があったらマリモンに聞いてみよう!」とチーム内で思ってもらえる程度になってきた25歳の終わり。
半期の評価面談で上司から衝撃の一言をもらいます。
「すごく頑張ってくれているし、本当に助かっているし、心底感謝している。
でもごめん・・・
多分これ以上給料上げられない」
いやいやいや、25歳で給与の天井にぶち当たったってどういうことですか?
え、25歳キャリア終了のお知らせ?
あれ?これから子供産んで、産んだあともゴリゴリ仕事したいのに?
筆頭スキル=負けない根性
一体25歳当時の私って、どういう若手だったんでしょう。
実績なし
やりたいことなし
目標なし
危機感だけはあるが、自分の頭で考えない
自分は皆の役に立ってるからもっと評価されてもいいはずという謎の自信
いますよね。こういう第二新卒。
ぶっちゃけ一番めんどくせえやつです。
そして、私は人より突出していたスキルがありました。
それが
絶っっっ対に負けない喰らいつき根性。
このスキルが超鋭角に尖ってます。
さあ、想像してください。
自分の頭で考えない若手が、何度バット打ち返そうとも喰らいついて来る。
はい、とてつもなく面倒ですね。
そうです、私は情熱先行型の面倒な若手。
この面倒な若手を投げ出すことなく、時間を取り話を聞いてくださった偉い人たちのお陰で今があります。
ん?
偉い人たち?
そうです。
自分が声をかけられる範囲で偉い順に、10人弱の会社の偉い人をとっ捕まえて
「私のキャリアどうしたらいいですか?!」
と1on1ぶち込んでました。
こいつとんでもねえな…
その中で頂いたアドバイスを紹介しようと思います。
「作っているだけの人は評価しない。創る人になれ。」
ということで、当時の事業本部長(のちの社長)に突撃。
かくかくしかじか…
私のキャリアやばいんですが
どうしたらいいかわかりません!
「営業でうまくいかなかったマリモンがね、努力していまみんなに感謝されるようになったことを知ってるし、嬉しく思ってるよ。
でも、悪いけど俺は今のマリモンにそれ以上の評価はしない。
マリモンがやってるのは「作る」だよ。
言われた通りに、求められた通りに手を動かすことしかしてないんだよ。
もっと上のキャリアに行きたいんなら「創る」をしなきゃいけない。
誰も気づいていない課題を見出し、解決していくこと。
そういうことをやってる人しか、俺は評価しないよ。」
「作る」ということ
確かに、当時の私は
「マリモンあれ作って!」
「マリモンこういうのが欲しいんだけどできる?」
「こういうことに困ってるんだけどどうにかできない?」
こんな風に
頼まれたものを作る
課題も解決イメージも相手が描いているものに対して手段を提供すること
のみを日々の業務としていました。
それは
「今日はライオンの絵を描きますよー!」
というお題が出されて、ライオンを上手に描けるようになったということなのです。
「創る」ということ
じゃあ「創る」とはどういうことなのでしょう。
さっきと同じような例で例えるなら
「90分間でライオンをテーマに自由に創作しなさい」
こんな感じかなと思います。
出題した人の真意を汲み取りながら、あらゆる素材や表現方法を用いて、その真意に対して刺さるアウトプットを出すわけです。
つまり
直接的に頼まれたことではなく、その背景にある課題を解決しに行く
一見うまくいっているように見える業務に隠れた課題を解決する
これが「創る」です。
「マネージャに要求してますか?」
さて、さらにもう一ついただいたアドバイス。
それはマネージャに要求せよというもの。
「目標設定は、メンバーがマネージャに「自分は今期これを頑張ります!」と約束する場だと思われているかもしれません。
けれど目標設定はマネージャに自分を今期どう成長させるか約束させる場でもあります。
だからこそ、自分が今期、来期、来年、3年後、5年後どうなっていたいかを描いて言語化し、マネージャと認識を合わせておく必要があります。
マネージャの重要な役割の一つは、メンバーの育成です。
その役割を果たしてもらうためには、メンバーの側からマネージャにしっかりと育成の要求を突きつけなければいけません。
マネージャに要求してますか?」
大っ嫌いな目標設定…
目標設定が好きな人ってそんなにいないと思いますが…
私、目標設定は大っ嫌いです。
なりたいものとか、やりたいこととか、そういうのは今でも明確にありません。
なので「目標」とか言われると、
えええええ…
と、とりあえず適当なことを言って乗り切ってました。
でも実はよくよく考えると実は、
なりたい姿とか、やりたいことっていう長期スパンでの目標を定めて逆算して進むというやり方自体、やりたくないんですよね。
なんでも興味があってやってみたいし、なんでもできるようになってみたい、知りたい。
行き当たりばったりに見えるかもしれないけれど、やってみたい!知りたい!のつまみ食いを続けていったら、なんかしらにはなれるんじゃないかな?
と思っています。
例えるなら、子供が初めてレゴで遊ぶときのように。
ブロック繋げてみたら、なんだかお風呂みたい!
じゃあここは大きなお風呂のお家!
キャリアだって、そんな風でいいんじゃないかなと。
ただし、当時の私の問題は
自分がそう思っていると分かっていなかったこと。
自分でも分かっていないものをマネージャに要求など、当然できないわけです。
だからなんとなく、
「あー動物園が作りたいかなぁ…あ、でもなんか家みたいに見えたら家でもいいんですけど…」
みたいな目標設定しかできず、自分もマネージャも困っていたわけです。
「とりあえずソガワさんとこ行ったら?」
ここまで、読んで察しの良い方はお気付きでしょう。
そう
当時の私には
ぜんっぜん意味わかりませんでした!!
(ローリング土下座🙇♀️)
ということで、
かくかくしかじか…
いろんなアドバイスもらったんですけど
なんかいいこと言われたっぽいけど
そんでどうしたらいいのか分かんないです
とこれまた偉い人に、とんでもなくアホみたいな相談。
そしてもらったアドバイス
「とりあえずソガワさんのとこ行ったら?」
そんなこんなでこのマガジンの執筆者の1人であソガワさんのもとに弟子入りすることになったのです…
さてこのあとどうなるのか…修行編に続く
「とりあえずソガワさんのとこ行ったら?」
というとんでもねぇキラーパスで、どめんどくせぇ若手を押し付けられたソガワさんのもと、修行期間がスタート。
修行期間のお話も今後書いてみようと思います。
このときどうしたの?
例えばこういうのは?
こんなことあった?
など質問も大歓迎なので、ぜひどしどしコメントお寄せください!
スキもとっても励みになるのでお待ちしてます😁
マイペース更新になりますが、次回更新をどうぞお待ちください。
BizOpsのキャリアのお話シリーズ
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