最強癒しスポット鶴見總持寺〜禅カフェ「おかげや」でモーニング〜
鶴見駅前の喧騒を離れて線路沿いを10分ほど歩いたところにある、曹洞宗大本山「總持寺(そうじじ)」。広大な森の中に歴史的建造物が並び、石原裕次郎の墓や与謝野晶子が歌に詠んだ仏殿があることなどで知られています。
今回は境内にある禅カフェ「茶房おかげや」さんを中心に、お寺の見どころや先日リニューアルオープンした宝蔵館「嫡々庵(てきてきあん)」についてご紹介いたします。
朝から整う禅カフェ「茶房おかげや」
「三松閣」というお坊さんたちの研修や檀家さんの宿泊、休憩所として利用される建物内にカフェがあります。天井が高く開放感があります。
モーニングは7時半〜11時まで。和スイーツも豊富。
トースト、温かい蒸しキャベツと半熟卵の巣篭もりサラダ、カスピ海ヨーグルト。ヨーグルトがとても濃厚で、お店の方に聞いたところ、牛乳にこだわって自家製で作っているのだそう。こっくりとろっとしていて美味しい。
厚切りフレンチトーストも食べ応えがありお腹いっぱいになります。朝から高カロリーと良い景色もあって背徳感。
窓側に座ると境内に入る時に通った「三門」を横から眺めることもでき、外の池の水が天井に反射していて癒されます。
休日に何回か来てますが、朝はそれほど混んでおらずゆったりした時間が過ごせます。今回は平日にきましたが、出勤前なのか通り道なのかサラリーマン風の方もちらほらコーヒー飲みにきてました。
大本山の大規模建造物
總持寺については元は石川県の能登にあったもので、火災により焼失してしまった後、明治44年(1911)にはるばる此方の鶴見に移されたそうです。周辺は住宅街ですがここだけ横浜の大空襲で焼けなかった(歴史的な文化財だから?)ため、大正から昭和前期の貴重な木造建築物を見ることができます。
香積台には日本最大(180cm、木彫)の大黒尊天が祀られています。
境内の各諸堂をつなぐ渡り廊下。各箇所の廊下を合わせると合計長さ164m。1日2回修行僧の方で雑巾掛けが行われ、8時時点でピカピカに磨かれていました。
こちらは禅師や祖師を祀っている読経などの儀式を行う大祖堂。
千枚敷の畳と豪華な装飾が見どころです。たくさんのお坊さんがほうきで掃除してました。
引きで取れないので、入り口写真のみ撮影。こちらは比較的新しめで1965年に建てられたものだそうです。
写真は6月に撮影したもの。建物の遠近感だけで加工なくてもCG画像みたいに見える。
皇室の裏紋「五七の桐」
境内の至るとこで見るこの家紋は「五七の桐」と言って首相会見時の演台につけられてるので、見たことある人も多いかと思います。調べると日本政府の紋章と言ってる人もいますが、元々は皇室の裏紋。後醍醐天皇の勅使によって總持寺が大本山となった由来から皇室に倣っているのかと思います。
後醍醐天皇廟の入り口。こちらの門扉には皇室の印菊の紋が装飾されています。
宝蔵館嫡々庵
ちょうどお邪魔した時に、ずっと工事中だった宝物殿(嫡々庵)がプレオープンしていて中に入ることができました。国指定重要文化財5件、横浜市指定文化財5件が展示してあります。そこまで広くはありませんが、仏教の歴史を感じる曼荼羅の掛軸や彫刻を間近で見ることができます。他は静かで厳粛な雰囲気なのに人気なのかここだけ仏像マニアらしき人でごった返してました。ギャラリートークなんかも開催しているそう。
「嫡々庵」の詳細ついてはコチラ→https://www.sojiji.jp/tekitekian/
<おまけ>おかげやのスイーツ
参拝帰りにもう一度おかげやに寄ってお茶してきました。というのも広大な境内を回るのに結構体力消費するため^^;とにかく暑いし、、坂もあるし
お寺だし精進料理として豆乳で作っているのかと思ったけど、しっかり動物性脂肪の濃厚ソフトクリームでした。モーニングのカスピ海ヨーグルトといいお店のこだわりを感じます。スイーツのラインナップがとにかく豊富なのでこれはぜひ通ってコンプリートしたい。
住宅街を抜けた先の森にある鶴見總持寺。壮大な大規模建造物ならではの開放感と早朝のお寺のキンとした空気が気持ち良かったです。
サウナで体を整えるのも良いけどお寺から始まる朝もよいなと思う。
アクセス
https://www.sojiji.jp/access/
JR京浜東北線「鶴見駅」西口より徒歩(約5分)
京浜急行線「京急鶴見駅」より徒歩(約7分)
京浜急行線「花月総持寺駅」より徒歩(約7分)
リンク
◆茶房 おかげや
◆總持寺総合ウェブサイト https://www.sojiji.jp/