観光コーディネーターという仕事42
いまが何日で何曜日か、わからないまま過ぎた9月。
6、7月頃から準備をしていた大きなインバンド商談会も無事終わり、
夏の疲れもあって少し燃え尽き症候群的な状態です。
そんな状態であっても、日々大量のおしごとが降りかかり、にっちもさっちもいかない日々ですが、コロナにもインフルエンザにも風邪にもかからない私の免疫力半端ない?なんて思っています。
さて9月は、前述した東京ビッグサイトで開催された、最大規模のインバウンド商談会「VISIT JAPAN トラベル & MICE マート 2024」をはじめとして、旅行商談目白押し。
大槌町でただ観光客来るのを待っていても、観光客が増えるわけなしということで、今年私が力を入れている仕事です。
旅行商談の成果は、数年後でないと出てこないので、はっとりさん、何やってんの?と思う方もいるかもしれないけれど、まずは大槌町という町があることを知ってもらわないと何も始まりません。
ただし、商談会に参加するためには、旅行会社それぞれのニーズに合わせた資料が必要なので、私の仕事の大半は、机に向かって、もくもくと夜な夜な、その資料づくりをすることになっています。
国内一般旅行商談会参加
九州エリアの商談会(@花巻)と東京・関東エリアの商談会(@東京)に参加してきました。
とくに東京での商談会は、エージェントさんも知り合いが多く、懇親会からの二次会まで盛り上がりました。
商談会のいくつかは、懇親会で岩手側観光事業者が景品をもちより、エージェント様へ大抽選会をします。毎回私は、大槌町の特産品を厳選して提供しています。今回は「源水 プレミアム」を持っていきました。
インバウンド商談会
「VISIT JAPAN トラベル & MICE マート 2024」に抽選で当選し参加してきました(けっこうな倍率で岩手県の観光事業者もほとんどが落選していました)。6月に参加が決まってからの日々は、ほぼこれに費やしました。
なぜって、「大槌町には多言語化された観光コンテンツ資料がないから〜〜〜〜!」。
一からつくらなければなりません。
大槌に来てから、つくりたい、つくらないとやばい、遅れると思いつつ、お金がなくてできませんでした。これに参加すれば、いやがおうにもつくらなければならなくなると思って、申し込みをしたのですが、いやはやこんなにも大変だったとは!(現在進行形)
9月の資料発送締め切りギリギリまでになんとか仕上げて、9月26〜28日の3日間、「NPOおおつちのあそび」の大場くんと、けんちゃん、そして通訳のこうさん(東大海洋研の学生さん。中国語と台湾語と英語ができる!)をお供に、いざ東京ビッグサイトへ。
事前のマッチング登録でマッチングされた30社のエージェントさんと商談となりました(全枠埋まった)。
大槌町の第一希望の台湾の会社とは一件もマッチングならず(人気ある)、オーストラリア、欧米も人気で少なく、主に中国、タイ、そしてインドも含めたアジア諸国の会社が主でした。それもそのはず、マッチングはこちらから申請を出す方式で、選ぶのは先方(バイヤー)。ほとんどがゴールデンルートのツアーを造成している会社のなかで、岩手県のしかも温泉も雪もない、小さな町だもの。致し方ない。
でも、大槌町って来てみたらすごいのよ〜をわかってくれるエージェントはあるかもしれないという望みをかけました。
熱意は伝わったかと思います。
5社くらいから、追加資料を依頼されており、いまその作業に追われています(日本語で作成→翻訳依頼→確認・送付)。
インバウンドの成果はまだなぞですが、今回一番よかったと思うのは、大槌のツーリズムのこれからを担う、「おおつちのあそび」の若手2名と一緒に行けたこと。
旅行エージェントが求めているニーズをダイレクトに知ってもらうことができました。これは、大槌町にこもっていてはできないことです。
ほとんどの商談でプレゼンしてもらった大場くん、スケジュールと資料管理、次の商談ブースへの案内をしてくれたけんちゃん(ナイスプレーでした!)、ありがとう。お疲れ様でした。
また、今回お願いしたスーパー通訳の勾さんは、英語、中国語と、すべての商談において重要な役割を果たしてくれました。しかも大槌町の観光コンテンツをよく理解してくれていたので、一番しゃべって一番疲れたと思います。本当にありがとう。
団体ツアーへのお土産
大槌町には立ち寄ってくれないけれど、三陸鉄道の旅をしている団体ツアーの貸切列車が大槌駅に停車(3回)。その停車時間に大槌町のお菓子「鮭最中」を提供しました(停車時間に大槌のPRや鮭文化のお話も)。
立ち寄りはしないけれど、大槌町という町があること、大槌駅から乗ってきた赤い半纏のおばちゃん(もとい、ねえちゃん)おもろかったなとか、興味をもってもらえたら、次回は来てくれるかもしれません。観光協会の仕事ってこういう地道なサービスを地元代表としてすることだなって思います。
大槌まつり前のPRキャラバン
大槌まつりのPRで郷土芸能団体の方々と、こういうイベントでいてくれると大変心強い花ホテルはまぎくの支配人さんと、盛岡と滝沢に行ってきました。
午前中はIBCまつりのステージで、午後は肴町商店街で。
虎舞、鹿子踊、大神楽、三つ巴の舞を見られるのは、このPRイベントならではです。内陸の方で見逃した方は、また来年!
大槌まつり当日
雨・雨・雨・大雨。
参加者のみなさん、本当に本当に、大雨のなか、お疲れ様でした。
私は商談会準備でほとんどお手伝いできなかったですが、ところどころで見て写真をとったり、協会SNSにアップしたりしていました。
2日目の小鎚神社の日は、毎年来てくれているJTBのツアーの受け入れを担当し,寺野での観覧をサポートしました。メインの小鎚川渡りは中止になってしまいましたが、寺野での熱い熱い神輿と郷土芸能に、お客様からは「来てよかった〜」「こんなにすごいとは思わなかった〜」という声をいただきました。
大槌まつりへの観光客をもっともっと増やしたいと思っています。
GO!GO!いわて取材
テレビ岩手さんより「大槌町の体験がおもしろそうなので、取材したいのですが」という電話あり、岩手県の秋旅キャンペーンで企画した「おおつち潮風テントサウナ体験」と「おおつちナイトサファリ」について熱く語ったところ(笑)、「では、花ホテルはまぎくさんに宿泊して両方取材しましょう!」ということに。うれしー!
ということで、2日間にわたってタレントの天津木村さんに取材をしていただきました。
夕方着いて、
打ち合わせ〜Hはまぎく夕食シーン撮影〜夜ナイトサファリロケ〜翌早朝テントサウナロケ
と、超ハードスケジュールでしたが、丁寧な事前取材、天津木村さん、中森新人アナの取材クルーの方々もいい方ばかりで、こちらも楽しくロケができました。
放送はもうされていて、予想以上にたっぷり紹介していただきました。対応してくださった、吉里吉里国さん、おおつちのあそびさん、お疲れ様でした!
「大槌町郷土芸能かがり火の舞2024」終了!また来年!
5月から第2・第4土曜日夜に小鎚神社で開催された「大槌町郷土芸能かがり火の舞2024」が9月の大槌まつりの前の週で終了しました。
ちょっと寂しい気分ですが、終了後、主催の郷土芸能保存団体連合会のみなさんと、「また来年!」と解散。
始めたときは、継続できる企画になったらと思っていましたが、そんな心配は杞憂で、しっかり大槌町の代表的な観光コンテンツとして根付きました。
大槌町の方々の郷土芸能愛のたまものですね。そういう大槌町が大好きです。また来年、お手伝いできるといいなあ。
商談会出張から戻ってすぐの10月最初の土日は、三陸国際芸能祭。
こちらもコーディネートとして入っていたため、仕事ノンストップ状態が続いています。
あまりにも体がだるいので、仕事中断して約1ヶ月ぶりにピラティスの個人レッスンに行ってきました(いつもはグループレッスンに週1回参加している)。
足も手も上がんないし、体も曲がらない。1時間ずっとうめきっぱなし。挙げ句の果ては脇腹攣った。
でも体伸ばせて、リフレッシュできました!