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②大人への失望 【中学時代】
①大人への不信感はこちら
中学校と言う場所は、更なる矛盾と理不尽の巣窟だった
小学校とは明らかに違う環境に、正直入学早々恐怖におののいた。
ささいな事であっても、体罰、暴力の危険に常にさらされるのだから
たまったもんじゃない。
絶対におかしい、と思う事があったとしても
発言する権利など一切なく、得意の顔面表現さえも許されない。
中でも一番ひどかったのは、30代前半の男の教師だった。
同学年13クラス、毎日誰かが殴られる。
それはあっと言う間に、当たり前の日常になっていった。
男子も女子も関係なく、ボディもフェイスも関係ない。
暴力で言いなりにさせる、そのやり方が許せない。
どんどんと大人への不信感は募るばかり。
親も教師も、大人はみんな信用出来ない。
忘れ物をしただけでも、竹の棒でお尻をおもいっきり叩かれる。
若い男の教師が、振りかぶって竹の棒を振り下ろすのだ。
ブン!と空を切る音がしっかり聞こえる。
痛いなんてもんじゃない。
叩かれたお尻は、竹の節までくっきりとアザになるのだから
数日間は痛みが取れず、癒える前に忘れ物をするまいと恐れが頭を支配する。
授業中に生徒手帳を見ていたと言う理由で、殴られ鼻血を出す男子。
何があったか忘れたが、13歳の女子を相手に喉元掴んで振り回した挙句、顔面すれすれに顔を近づけ「お前だけは許さんからな」と凄んでみたり。
今じゃ想像もつかないだろう。
なぜお前だけは許さないのか。
他のやつも許さんくせに。
大人が子供相手に何言ってんだ。
何でも自分の言うなりになると思ってんじゃないよカス。
と、憤りが止まらない中学校生活は、何十年か経った今でも
良い思い出、にはなっていない。
泊りがけの課外授業の時、私はあるルールを破った。
内容は本当にささいな事だったが、それを知った暴力教師から薄暗い地下室へ呼び出された。
そして私は正座させられ、顔を殴られ、そして蹴られた。
一瞬にして腰に鋭い痛みが走り、グキッ!と体がエビ反りになる。
そこから更に数時間の正座を経て、やっと解放されたのは深夜2時を過ぎてからだ。
その日私は生理一日目で、本来ならば二日目はもっと経血が増えるはずなのに、翌朝トイレに行くとナプキンが真っ白だった。
自分の身体に何が起こっているのか分からず、とにかく怖くて仕方がなかった。
この痛みと不安を誰にも言えず、増幅していく恐怖と言ったら・・・。
暴力教師へ腰の痛みを報告したものの、「運動不足じゃ」の一言で終了。
そのまま山登りに参加させられる。
お前が蹴ったから痛いのに?運動不足?中学生が?。
つづく
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