真夏の3週間|2021年7月19日~8月6日の日記
アタシが日記を書くんですか?
Twitterのフリート、なくなったね。自分ではついに使うことはなかった。わたしのTLでは投稿じたいそれほど多くなく、ほとんど神田さんのおじいさんのフリー画像をみるための機能と化していた。いまはすこしだけさみしいが1週間後には忘れているだろう。
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7月19日〜
こんなツイートをしていた。きょうまでな~んも考えていない。まいにち暑くてなにも考えられないね。「意味」について、どこに問題意識があったのかも忘れつつある。またそのうち書きたくなったら書こう……
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午前中のうちに買いものにいこうといつもより1時間はやく起きたら、みくのしんが「公式」になっていた。公式!?
みくのしん(公式)、まだおもしろい。ラジオでも話していたね。
なんちゅうタイトルだ。
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かねてから検討していたサーキュレーターをついに買った。
(わたしは写真がうまいのでめちゃくちゃ部屋が広そうな画が撮れる)
サーキュレーターは数年前から急に注目されるようになった印象だが、通年使えるということもありようやく踏みきれた。在宅生活が始まった去年のうちに買えばよかったかな~
いろいろ調べて首ふり機能はいらないと判断、レビューには音が大きいともあったがAirPods Proで解決、ということで必要最低限のモデルを選んだ。歩いて持ち帰れる近所のイオンでネットよりだいぶ安く売っていて、なんと2000円以下だった。ラッキー。安物買いの銭失いとなりませんように!
いまのところ、冷房効率が上がったのかどうかはいまいちよくわからない。もともと夏は部屋が冷えすぎることが悩みなので、サーキュレーターを使うことで高めの冷房設定のまま快適になってくれたらいいのだけど。
一方、キッチンとユニットバスの環境は劇的といっていいほど改善した。去年はキッチンが暑すぎて夏のあいだ2か月くらい火を使わなかったが、ことしはそれよりはましな生活が期待できるだろう。
晴雨兼用の折りたたみ傘も買った。(下)
わたしはケチにつきビニール傘を買わない(たぶん買ったことがない)ので、折りたたみ傘は生活必需品だ。
上は2017年7月に買ったマリメッコの雨傘で、とてもとても気に入っていたのだけど、ことしの5月(よりによって梅雨入り前)に壊れてしまった。どうにか直せないかと捨てずにいたが、あきらめた。長傘をほとんど使わないので、4年はもったほうなのかもしれない。
いちおう持っている長傘は2015年6月、折りたたみ式でない日傘は2016年7月に買ったもので、わたしは幸運にも傘をなくさない人種なので買い替えるタイミングもなくず~っと使っている。傘ってどのくらいの頻度で替えるものなんだろう。捨てかたもわからないしなあ。
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先日の神田さんとしゅどんどんさんのスペースを聞いて食べたくなったのでパリパリバーを買った。たぶんはじめて食べた。完全に想像どおりの味がして最高!
ことしは箱の棒アイスめっちゃ食べてるな。「パルム」「パキシエル」「パリパリバー」で最強の布陣を組んでいる。
神田さんも言っていたけどこのツイートなんかすごいおぼえてる。4年も前なの??
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オリンピックウィークの連休前夜、日をまたいだころからまたスペースで野良かまみくがあった! うれしいねえ。かまどさんの部屋からいっせいにみくのしんの部屋に移動するのたのしかった。うまく説明できないけど、「こういう種類のたのしさ」をひさしぶりに味わった気がする。
冒頭で「失われた」を一生ぶん聞いた。リスナーを呼んでポケモンの話をしていたり、金輪財雑魚お嬢様が入ってきたと思ったらマリオだったり、ARuFaだと思ったら屁だったり、最後までずっとおもしろくて最高だった。
はやめに寝るつもりだったのに2時間しっかり聞いてしまい、まあ連休だからねと自分を納得させる。
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午前中から活動。駅のホームから見る空が夏。
この細い空を見上げるとき、いつも岡野大嗣(@kanatsumu)の短歌が頭に浮かぶ。
体育館の窓が切り取る青空は外で見るより夏だったこと
歌に詠まれたとき夏はこんなに美しい。
(木下龍也・岡野大嗣『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』に収録)
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髪を切った!
このあいだ切ったばかりなのにもう結べる長さに……と思ったけど、前に美容院に行ったのは3月だった。4か月間、あっというまだった気がする。
美容院に行くのはとくにたのしいイベントではないので、できることならもっと回数を減らしたい。今回はもう邪魔さに耐えられなかったけど、これから暑さがやわらぎ秋冬に入っていくことを考えれば次は半年後くらいでもいいかもしれない。
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\ ウマイメシ /
\ ウマイヨ /
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連休2日め、オリンピックの開会式の真裏でほかおにリモ飲みがあった。
今回、かなりの神回だった。にぎ名ができていく過程に立ち会えて光栄だ。原宿さんの一声(一字?)でほんとうに世界がさっと変わるので感動すらした。「にぎ名」という曰く言いがたいものが、流転しながらも確固とした美学に基づいていることをはっきりと感じられた機会となった。
一方で、リックェさんが開発した「デウス・エクス・ニギナ」もすごい!(この命名もめちゃくちゃリックェさんぽくてよい)
ただ、「にぎ名」と「ニギ名」のあいだにはやはり厳然たる壁があるように感じる。「にぎ名」について、わたしはほかおにのDiscordで報告されるものを見ているだけだけど、それでも記事内の問題は全問正解できた。なにがちがうのかは説明できないけど……「ニギ名」には、どこか歪なところがある。
でも賜ってみたらめちゃくちゃきれいなニギ名が出たからうれしかった!
これからAIの学習によってもっと「にぎ名」と「ニギ名」の垣根が曖昧になっていくのだろうか。「にぎ名」は進化しつづけているけど、それでも「ニギ名」が「にぎ名」に追いついたとき、原宿さんはきっとだれも想像できないようなジャンプをすると思う。それを見てみたい気もする。
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4月にDMMブックスのセールで買った、岩明均『寄生獣』(全10巻)を読んだ。すこしずつ読むつもりだったのにけっきょく2日で読みきってしまったな。めちゃくちゃおもしろかった。
ものすごくシンプルなコマ割りには時代を感じるが、とにかく圧倒的な絵のうまさと話のはこびで読ませる作品だった。想像以上に主人公(泉新一)がハードな目に遭いつづけていて、ちょっとしんどいところもあったかもな……。シンイチの精神がよくも悪くもほぼ安定していたので読めたけど。
田村玲子とその子どもにまつわる話とか、後藤の結末とか、厚く書かれているところはやはり胸にせまるものがあった。全体としてなにか感想を言えたらと思ったけどまとまらない。
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カリンバが気になる。なにかちいさな楽器がほしいと思っていて、どこで見かけたのか忘れたが目にした瞬間に筆頭候補に躍り出たのがこいつだった。
演奏や商品紹介の動画をいくつか見る。音もサイズ感もいいなあ。Amazonで買えるし、予算感にもあう。ほしいね~
まあそこですぐには買わないのがわたしという人間なのだが、手すさびにアプリのカリンバをさわってみることにした。これならタダだし!
最初にドナウディの《Amorosi miei giorni ― 私の愛の日々》を弾く。
この曲はすこしまえにソロで歌ったので思い入れがある。単音でもきれいでたのしい! わたしの脳内では伴奏が鳴っているので、じゅうぶんいいなあと思った。
かまみくでおなじみの森の子町子も弾いてみた。この曲好きだな~
カリンバは主音を中心にしてキーが左右に広がっているので、音高がなかば直感的にわかるピアノの鍵盤に慣れた頭でいるとだいぶ混乱する。それでもてきとうにさわっているとだんだんと感覚がつかめてきた。ひさしぶりの大きな予定をまえにして浮き足立っていたのと、仕事でも重めの案件に取り組んでいたのであまり本を読む気分になれず、ずっとぼんやりあそんでいた。
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7月26日~
月曜、完全に二日酔いで終わった。外で飲まなくなってからお酒に弱くなってかなわない。たまに人と話しながら飲むとたのしすぎてしまう。
やらなければならない仕事にまったく手がつけられないまま、ひたすら寝てすごす。火曜納期の単行本がまだまだ終わっていなくて、なんとか回復してきた22時半から、ベッドで横になったまま仕事をした。なんとか座れるようになってからは座って、すこしの仮眠をはさみながらけっきょく朝まで。そのまま始業して、定時すぎになんとか仕上げた。
今回ばかりはほんとうに間にあわないかと思った。心臓に悪い。こういう仕事のしかたをしちゃいけないとわかってはいるのだけど………………
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フラメンコのお稽古の帰りに「濃いめのカルピス」を買って飲んだ。のどが渇いていたのと踊ったあとでつかれていたからかとてもおいしく感じたのだけど、それ以上にちょっと驚くべきことが起きた。
ひとくち飲んだ瞬間に、「小学生のころの夏休みの思い出」のイメージが心象風景としてものすごいいきおいで脳裏に叩きつけられたのだ。
平時のわたしはそんな記憶をほとんどもっていない(忘れてしまっている)ので、こんなに “ない記憶” が!?と一瞬かなり混乱したが、直後、「いや、これはたしかにあったんだ、おとなになって忘れてしまっていた、ありきたりだけど大切な夏の記憶が……」とほんとうに感じられて、胸にじんわりと広がるノスタルジーでちょっと涙ぐんでしまった。
これを書いているいま冷静に思い出そうとしても、子どものころに実家や祖母の家でカルピスをつくって飲んだことがあったかどうかはさだかではない。うっすらと記憶にあるような気はするけど……
「家でつくったカルピス」の再現にこんなに心を揺さぶられるとは思わなかった。ただただびっくりした。
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ほぼ寝てすごした土曜日をとりかえすべく、日曜日は午前中に起きておふとんを干し、午後は本を読んで夕方にはパウンドケーキを焼いた。
パウンドケーキは家にあるもので雑につくれるのがいい。自分で食べるだけのためなら上が割れようが具にかたよりがあろうがかまわない。買ったもののあまり食べていなかったドライのブルーベリーを消費した。
オーブンのなかでお菓子が焼けていくのをぼんやりとながめている時間が好きだ。いいにおいがすこしずつ漂ってきてわたしのちいさな部屋をみたす。
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8月2日~
朝起きてこのツイートをみたとき、書いてみようかな、とふと思った。
この恐山の掌編がとてもよかったので触発されたというのもあるだろうが、かんたんにこのフォーマットにできるツールが用意されているのを見て心理的ハードルが下がったのかもしれない。いままでほとんど抱いたことのなかった「自分が創作をする」という垣根の向こう側をみてみたくなった。
ただね~、なんも思いつかん。すくなくとも才能はないわ。基本的に毎晩、寝るまえになんとなくこのことを考えているけど、書きたいことがひとつも浮かばない。完全な創作はむずかしいかも、実体験から広げてみる方向でいってみようかなと思ってはいるが、そもそも「モノ」にまつわる印象的な記憶などほとんどない。これはやっぱりむりかもしれん。
それでもまあ、やってみようかなと思った気持ちを書きのこしておきたい。応募期限までに、書きたいことだけでも思いついたらいいな。
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オタクの友だちに借りていた品田遊『名称未設定ファイル』を読み終わった。新刊発売前に間に合ったぜ。
ちょうどKindle版がセール中だったので買って、袋とじ部分はそれで読んだ。(本、ほしいね……)
内容はうわさに違わずおもしろかった。各短編の味わいがかなりちがうので、全体としての感想をまとめるのがむずかしい。印象としては「インターネットの短編集」「性格がわるい!」と恐山が書いていたとおりだなと思った。
『止まりだしたら走らない』を読んだときにも思ったことだけど、もう仕方のないこととしてこの本はどうしようもなく “恐山の” 文章であると感じていて、だからこそ「天才小説家・北美山修介の秘密」のテーマはおもしろかった。
作者と作品、生みだす者と生みだされるモノの関係について、わたしはまだうまく表現できず、あるいはダブルスタンダードに陥っているかもしれない。「作品に罪はない」と言った同じ口で、「もう前のようには見られない」と言っている気がする。
読みながら、見切り品で買った桃を食べた。ことしはじめての桃。
色がわるく、切りかたもうまくいかなかったので、ライトと加工をマシマシにしてみた。ただnoteに上げると画質めちゃくちゃ落ちるんだよな!!! 表示小さくしちゃお(PC版)。
どうにか好意的に見て、カラヴァッジョ風の描写だと思ってほしい。カラヴァッジョの絵の熟れたくだものはとても魅力的だから。
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金曜。めちゃくちゃに体調が悪くて座っていられず、昼間は仕事をあきらめて寝ることにした。土日に取り返しますので……。会社としてゆるされてはいないが、在宅勤務だとこういうことができてしまうのは一長一短だな。べつに当日に有休をとることもできるのだけど。
体調不良の原因は端的にいって生理痛で、ここ最近のなかでもかなり重かった。いつも以上の腰痛にくわえて、頭痛と腹痛がひどくて。やはり食生活の問題なのか……? 当日中にやらなければならない仕事があればそれでも座っていることくらいはできたかもしれないが、さいわい月曜までにやればよい案件しかなかったので最低限の連絡だけしてあとは寝ていた。判断力がかなり落ちている自覚はあって、そのなかで休むという選択肢をとれたのは正解だったと思う。(ちゃんと有休をとれという話ではある。)
夜にはだいぶ回復していたので、ほかおにリモ飲みはしっかり楽しんだ。本気クイズ王グランドチャンピオン大会だ!!!
回答者は犬岡う蔵(第1回優勝者)、ダ・ヴィンチ・恐山(第2・4回優勝者)、電気バチ(第3回優勝者)、藤原(第5回優勝者)の4人(敬称略)、出題は安定のまきのさん!
設問もよかったし、回答者のみなさんが善戦していてアツかったな~! なかでもオモコロカルトクイズはほんとうにおもしろかった。まきのさんの作問センスよ。
後半に番狂わせの展開もあり、優勝はう蔵さん!!!
初代王者がグランドチャンピオン大会を制するのアツいな! おめでとうございます!!!
というかこれもしかして配信中に着ていたTシャツ!? まったく画面に映っていなかったけどこんなかわいいことになってたの!?!??
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3週間分書いた~! きょう(8月13日)書きあげてアップするまえに、前半は4日~5日ごろに書いていた。
日記をその日に書かないという選択の結果、日々からいろんなものがこぼれ落ちていく。ひさしぶりに歌ったことも書いていない。毎日書こうと思うと、きょうは書くことないしな……となるけど、こうして書きそびれたことや後まわしにしたことをすこしずつ書けばいいのかもしれない。
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7月19日~25日、7月26日~8月1日の記録
読んだもの
野田サトル『ゴールデンカムイ』21〜23巻(202~213話、214~227話)
岩明均『寄生獣』1〜10巻(完結)
吉川浩満『理不尽な進化』
品田遊『名称未設定ファイル』
きいたもの
ありスマ(#1、#2)
“変える”ラジオ(#8、#9)
音声放送(#83、#84)
イマラジオ(#163、#164)
匿名ラジオ(#264、#265)
かまみく(作業用 #17、#18)
モンゴルナイトフィーバー(#70、#71)
漫画犬(咆哮編 #6)
ソルラジ(#4)
旅のラジオ(#12、#13)
かまみく(お日記 #6~12)
みたもの
オモコロチャンネル
#12【ゲーム配信】もう、俺がオリンピックする!(みくのしん)
オールナイト虚無(#65~68)
【考察配信】ケツだけ星人について(恐山)
謎の料理を食べて味覚に革新が起こった話(恐山)
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