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かもしれない人生|2021年9月13日の日記
きょうは夏休みの振替でおやすみ。午前中から動きだしたかったが、寝たのが遅かったのもあり12時すぎにようやく起きた。秋晴れというにはちょっと暑いくらいの日差しだ。
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免許の更新に行く。18歳のときにとって以来いちどたりとも本来の用途で使っていない、正真正銘ぴっかぴかのゴールド免許だ。教官がいない状態で運転席に座ったことがない。
身支度して出かけ、土日のうちに撮ろうと思っていた証明写真をけっきょく直前に撮る。
証明写真、800円もするのに、大失敗した!!!
ああぁ〜〜〜〜〜〜〜
まず、撮影時にめがねをはずしたら表示画面の中央の線がよく見えなくて、写真の枠の5分の1くらいが空いてしまった。顔のおさまるぎりぎりまで左に寄っている。そういう構図のプロフィール写真はあるかもしれないが、証明写真で出していい個性ではない。
いそいでいて機能を確認しなかったのが悪いのだけど、左右はあとから調整できると思い込んでいた。数年前に撮ったときにはたしかその機能があったんだよ……
さらに、マスクをはずしてから口紅をするつもりだったのに完全に忘れたし、(書きながらいまさら気づいたけど)チークの存在もすっぽり抜けていた。顔が白。
映りはともかく中央が大きくずれているのはダメな気がしたのでしかたなく撮りなおす。800円もするのに……800円…………
2回めはなんとかちゃんと撮れて、移動して警察署で手続き。書類と証明写真を提出したら、白い服が白背景にすこし同化してしまっているので免許センターの判断によっては撮りなおしが必要かも、とのこと。背景色も選べなかったんだよ……
これでもし撮りなおしだったら証明写真に2400円も使うことになってしまう。そんなにかかるんだったら写真スタジオ行ったほうがよかったじゃん。パスポート用にセルフ撮影のスタジオ使ったとき、写真複数枚とデータ化のプランで2160円だったんですけど。
ひとまず提出したもので通ることを祈る。なんでこんなことを祈らなきゃいけないんだ。人生で叶えられる祈りの総量が決まっていたらどうするんだ。
更新にあたっての講習は優良ドライバー向けなので30分だけ。「ドライブレコーダーは見た!」という啓発ビデオを見た。車の運転こわすぎ。一生する気がしない。
いわゆる「かもしれない運転」というコピーは、ものごとを楽観的にとらえず注意深くありましょう、とうながす目的があると思っているが、きょう見たビデオのなかでは「自分はいま焦っているな、と自覚できれば、確認を怠らずにすんだかもしれません」というようなことを言っていて、プラス方向に使うこともあるのだと意外に思った。優良者向けだからなのかな。
講習を受けた直後はすこしだけ道を歩くのに緊張感が増す。あの車を運転しているひとは気がふれているかもしれない……
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ありスマ(※)、まさかの2週連続食べ食べラジオ! 今回もいきなりOP曲からはじまったので、またタイトルコールいい忘れたんだ、とほほえましかった。
※「ありっちゃありスパーク・マシュ」のだれも使っていない略称
冒頭の「意識」の話、原宿さんが「あぶない!」というまえから、おすしさんがまたチャレンジしてる!!!と勝手にうれしくなってしまった。素粒子の一件でいろいろな意見を目にしただろうに、そのあとただ萎縮してしまうのでなく自分の言葉をもちつづけられるのはすなおに尊敬する。
「意識とは未来予測の積み重ね」という(現時点での)おすしさんの結論が、原宿さんの話によく登場する哲学者・國分功一郎の意志(自由意志)の考え方と類似しているというのはアツかった。自力でそこにたどりつくおすしさんすごい。
「意識」というと、伊藤計劃『ハーモニー』を想起する。それから反出生主義の思想をSF的に拡大した難波優輝の “絶滅主義” も。どちらもわりあいさいきん読んだからというのはあるが、意識ってあるのないの、必要なのいらないの、そもそもなんなの、というのはかなり興味をひかれるテーマだ。
おふたりのいう「確定している」という思想についてはいままであまり考えたことがなかったけど、種類でいうと「決定論」になるのかな。(運命論とはまたちがうらしい。)
〘名〙 人間の意志、行為など普通自由だと考えられているものも、実はすべて何らかの原因によってあらかじめ決められているという考え。規定論。必然論。デターミニズム。⇔非決定論・自由意志論。
(精選版 日本国語大辞典)
アインシュタインがそんなようなことを言っていたというのは本当? 決定論にもいろいろな種類(それこそ科学的なものもふくめて)があるようなので、まったくありえないということもないのかな。調べるか……(←調べなさそう)
決定論と意志について、意志のはたらきも「確定」のなかに組みこまれている、という考えかたはおもしろかった。定められた道があるとしても、われわれはそれを知りえない以上変わらず生きていくしかない。
\ マリトッツォ食べ食べラジオ /
ちょうど道すがらローソンがあったので、大絶賛の「澄ふわ」をさっそく買ってみた。
マリトッツォはすこしまえの出はじめのころに、オレンジピールの入ったものをスーパーで買って食べた。生クリームはすきなので! だれかも言っていたけどほんとうに100%ぴったり予想したとおりの味で、なるほどおいしいですね、と思ってそれきり食べる気はなかった。
今回もたぶんフルーツ系のものだったら買わなかったと思うが、ヘーゼルナッツチョコとなればそのかぎりではない。チョコレートはだいすきなので!!!
で、食べた。これはたしかにおいしい! 生クリームにたぶんバニラエッセンスが入っている? 成分表示を見忘れた。公式を確認したら、マスカルポーネが入っているらしい。クリームは重すぎず甘すぎずおいしかったし、ヘーゼルナッツチョコとのバランスもよかった! また食べるかも。
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免許更新のもろもろからそのまま移動して、例のワクチンの1回めを打ってきた。先週の水曜にようやく予約がとれた。
けっこう時間ぎりぎりだったのに、iPhoneをみていたら一駅乗りすごした。きょうはそういう日かい。予約時間前には着けたのでよかった。エレベーターで乗りあわせたひとたちも全員おなじ目的らしく、なんだかどきどきする。
エレベーターを降りてすぐ、受付からの流れはすごかった! ワンフロアだけのそれほど大きくないクリニックだったが、オペレーションが最適化されていて、受付・予診表の確認・接種までが3分、その後15分の経過観察(待機)があり、到着してから約20分ですべてが終わった。
処置室でいすに座ってから注射を打たれるまでが迅速すぎて、あまりのことにちょっと笑いそうになってしまった。「お荷物そこにどうぞー。利き手と逆の肩出してくださーい。アルコール消毒大丈夫ですかー? 打ちまーす。指先にしびれないですかー? 終わりでーす。出て左に行ってくださーい。」だった。はや。筋肉注射は血管をさがしたりせずにさっと打てる(じっさいにはいろいろあるのだろうけど)というのがいいね。ほかに経験のある注射とくらべてとくに痛いわけでもなかった。献血の針よりぜんぜん細い感じがした。
待機時間も問題なくすぎて終了。自分もそうだけど、目に入るひとはみんな意識的にはきはきとしゃべっているようにみえて独特の緊張感があった。このスムーズなオペレーションの障害になりたくないという気持ちと、病院の方々への感謝を「手間を最小限にする」ということで伝えたいという気持ちとがあった。
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帰りがけにマイラブの本屋さんに立ち寄った。
ざっと棚をみていると、國分功一郎の赤い本が目にとまる。タイトルも、原宿さんがラジオで2週にわたってこだわっていた「退屈」についてだ。これはいい機会と思って読んでみることにした。永井均以外の哲学者の言うことも知りたいし。
それと、ウロマガではじめて知ってから気になっていたpanpanyaの漫画もついに買った。一冊1000円もするからなかなか踏みきれなくて……。でも買ったぞ! 読むぞ!!
panpanya『魚社会』
國分功一郎『暇と退屈の倫理学 増補新版』
好きなひとたちの影響で本や漫画を手にするのはたのしい。ウロマガでふれられていたのは『魚社会』発売前だけど、読み終わったらもういちど目をとおしてみよう。
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帰宅したらもう熱っぽくて、測ったら微熱があった。まだ接種から3時間半しか経っていない。聞いていたより早いな? 個人差の範囲か。はやめに寝ようと床につき、日記を書いていたらけっきょく1時になってしまった。書きたいことがたくさんあったし、キーボードじゃないとよりいっそう時間がかかる。
熱はその後すこし落ち着いたが、だんだんと痛みだした左腕を中心に体がほかほかしている。頭痛もすこし。熱あがるのかな〜。仕事はあしたもひまそうだから休んでもいいけどあんまりつらいのはいやだな。
ポカリを枕元において寝る。健康 come true