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本、ミステリー、児童文学が好き。娘の不登校をきっかけにいろいろ学んでいます。 今はしん…

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本、ミステリー、児童文学が好き。娘の不登校をきっかけにいろいろ学んでいます。 今はしんどいことも乗り越えたことも言葉にして、ただただ出しています。 他者の目を気にする気持ちが出て素直に書けなくなるのコメント返しはしませんが、スキ🩷を励みに書いてます!

最近の記事

思い出す風景は物語の中に

妹の職場の方が割と急な感じで亡くなり、かなりショックを受けたと電話があった。 その時、私の中によしもとばななさんの「ハードボイルド/ハードラック」の中のハードラックの一場面が頭に浮かんだ。 姉が結婚するための引き継ぎ中に突然倒れそのまま帰らぬ人になった。 妹の私が姉の荷物を会社に取りに行く場面だ。 その後、妹に今度パスポートを取るから台湾行こうよ!と誘った時も、よしもとばななさんの「王国 その3ひみつの花園」の台湾の温泉での場面が思い浮かんだ。 どちらも本の名前まではうろ

    • 不安?悲しみ?

      親の会の仲間で行うコーチングの会に参加した。 ここぞとばかり、今のモヤモヤした気持ちを聞いてもらう。 娘の進級できなくなるカウントダウンが始まって、「不安、恐怖」が大きくて詳細が見えない。 どんな事が「不安」なのか? 「不安」の中身がハッキリしたら「不安」がなくなるかもしれない。 でも、話していくうちに「悲しい」という気持ちが出てきた。 いい学校なのに、きちんと選んだつもりだったのに合わなくて悲しい。 家族も周りも幸せを願ってるのに、また上手くいかなかったことが悲しい。

      • 諦めるまでが辛い

        留年?退学?までのカウントダウンの中、なかなか動けない娘。 もちろん何も言わない。 前日に「朝、声掛ける?」と聞いて頼まれた日だけ声を掛ける。でも起きてはこない。 夕方帰ると元気で夕飯食べたり、散歩に行ったりしている。 このどっちつかずが苦しくて、ここに吐き出す。 もっと手放したいのに、なかなか自分も手放せていなくて、何か出来るのではと思ってしまう。 十分やってるのに、これ以上自分を責めたくない。 子どもだって十分葛藤してる。 不安をぶつけないように、心を整えよう。 口

        • 親の会仲間に会いに行く

          遠方にいる親の会の仲間に会いに行く。 こども達の元気になった近況を聞きつつ、お互い励まし合いつつ、美味しいものを食べたり散歩したりとてもいい時間だった。 「あの頃に比べたら元気になったけど、こんなに時間掛かると思わなかったなぁ…。」とまだまだ渦中の私の気持ちが口から出た。 私と同じ4〜5年の人も7年目の人も、だいぶ安定して動いてる子も、まだお家で悩みながら葛藤してる子もいる。 これは私見でしかないけど、どの子もこんなに真剣にお母さんが向き合って一緒に悩んでくれて、周りから守

        思い出す風景は物語の中に

          敵か、味方か

          ここしばらく、仕事でもプライベートでもミスが続いて泣きたくなるくらい。 何だかうまく行かなくて…それが続いてしまう時ってある。 困ってる時、困ってるんですとキチンと伝えると、みんな助けてくれた。 仕方がないよ、いいよーと迷惑を掛けたことを許してくれた。 大変だったねーと温かい言葉をいただいた。 こういう時に周りは味方なんだと自覚する。 もし周りが敵だと思えば、ミスは何としても隠すし抱え込むし、みんなが自分を非難しているように感じるだろう。 謝ることもしないで平気なフリをす

          敵か、味方か

          しれっと聞かないふり

          私の都合や娘の推し活で遠出する事があると、家族で出掛けて、その間こどもを旦那さんにお願いしている。 前回の遠出はぶらぶら観光して宿に行ってちょうど良かったようだ。 今度は別れてから宿にチェックインするまでの4時間ほど。 昨日急に「(その間)やる事がない」とぼやいた。 移動に1時間。買い物してお昼ご飯食べて…何とかなるんじゃない?と思うし、何とかしてくれよーと思う。 あんた達、母いなくなったらどうすんのよ。 行きたいっていう割には「何がしたい?」って聞いても誰も答えないし

          しれっと聞かないふり

          やりたい事はやる

          ここのところ、毎月他県にライブで出掛けてく娘。 前回は家を出る予定30分前に起こしたが、ちゃんと支度して出掛けて行った。 言うまでもないが、しんどい時、あまり行きたくない時は起きない。起きても動けない。 でもやりたい事にはちゃんと動けてる事を改めて感じてホッとする。 前はやらなければいけない(と思ってる)ことをやらないのに、やりたいことをするなんて💢と思っていた。 でも、今はやりたいことには動けてるんだ…と嬉しく思ってる。 そうやって子どもの不登校を通して、優先順位も価値

          やりたい事はやる

          繰り返し言うが、時間が必要

          不登校が始まった頃、それはすぐに元に戻ると思っていた。 親の会の先輩達が「不登校は長期戦だから、無理せずに対応していくのが大切だよ。」と言ってるのを聞いても他人事。 うちは、娘は、違うと思ってた。 何か動けていれば安心。 学校に行ければなおさら、安心してしまう気持ちが素直にある。 そして、立ち止まってしまうと不安。 寄り添っても、お金を掛けても、何より優先してもやっぱりそういう時は来る。 不安はこどもを責める思考になる。 そして何よりそう思ってしまう自分を責める。 その責

          繰り返し言うが、時間が必要

          子どもに何を伝えられるだろうか

          鳥羽さんの文章を読むと、いつも思考停止した頭を外側から鷲掴みにされてブンブン振られるよう。 これでいいんだ、これしか出来ないからと思う生ぬるい気持ちをサクッと紙のような切れ味で切られるよう。 こどもにとって親という、時に全ての見本となり、壁となるもの。 その親というものになってしまった自分にいつも戸惑っている。 かつてこどもだった頃、親ならなんでもしてくれる訳じゃない事に絶望した。 当たり前だ。 親であってもこどもを満足する為に生きているわけではない。 親という醜くも暖

          子どもに何を伝えられるだろうか

          こうして離れていく

          娘がライブに行くため、1人日帰りで出掛けて行った。 先週も別のライブがあり、遠出が続いていたこともあって、「1人で行ってみようかな。」と言い、自分で高速バスと新幹線のチケットを用意して、ついでにいろいろ観光しようとプラン立てていた。 この日は学校のイベントの振替日で、雨で振替になったイベントには欠席することにした。 行く前日、「ちょっと心配だなぁ。」とつぶやく。「(ひとり)ぼっちが虚しくなりそう…。」と。 そんな娘を早朝のバス停まで送る。 「行ってきます!また帰りの新幹

          こうして離れていく

          ただ「好きなんだよ。大事なんだよ。」と伝える

          親の会の他の保護者の言葉で「子どもにただ好きなんだよ、大事なんだよと、伝えるしかなくて。よく子どもに親バカだねって言われる。」という話を聞いて何故だか泣けてしまいました。 自分もそう言いたくて、なかなか言えなくて。 考えてみれば自分も言われたくて、でも言ってもらえなくて。 たぶん母も同じ気持ちだったのではないかと思いました。 まるっと子どもを受け止めたいのに、自分の不安や希望がまだまだあるんだなぁ。 欠席可能日数が20を切った今。 言わなくていいのか、言うべきか。 言った

          ただ「好きなんだよ。大事なんだよ。」と伝える

          ちょっと待て それはホントに 本心か?

          所属していた親の会の主催の方が 「子どもの行動や未来は信じても言葉は信用するな」と言っていたことが今やっと分かってきてる。 「やりたい」「◯◯したい」と言うと、親はその子の希望を叶えてあげたいと思う。 子どものしたいをやらせてあげるというのが親の望みとなる。 子どもは現実としては動かない。 親は自分の望みも乗ってるから余計にやらせたくて理由を聞いたり、何とか出来ないか環境を合わせようとする。 ちょっと待て! (と、当時の自分に言いたい) 今、少し冷静になって聞いてみると

          ちょっと待て それはホントに 本心か?

          分かってなくない?

          今こうしてたらその先困るって分かってないから、考えてないから、言ってあげなきゃ。 という気持ちと、 こちらが思うよりずっといろんな事を考えてるんじゃないか。私が思うその先なんて本当に正しいのか? という気持ちはいつも交互にやってきます。 そして何とか何も言わないでいる。 この時間はずっとではないよ。と、 優しい同志達は言ってくれます。 本当にそう。 ただ渦中にいると周りが見えなくて、自分が上を向いてるのか下を向いてるのか、水面がどこなのかわからなくて恐怖でもがくだけ

          分かってなくない?

          欠席連絡不要

          先週、娘の体調の報告をしてしばらく親の私も焦らないために連絡も控えさせてくださいと伝えた。 先生も快く受け入れてくださった。 しなくていいというだけでかなり気持ちが楽。 したところで嫌な対応を取られることもないのだけど、申し訳ない気持ちや焦る気持ちがやっぱりあったのだと思う。 ずっと暑かったけれど、昨日の夜から涼しくなり急に秋めいてきた。 先日の親の会で、私が「子ども達も空が綺麗とか、いい風が吹いてるとかそういう事を感じられたらいいのに。」と言ったら、主催の方に「それは元

          欠席連絡不要

          何が幸いするかはわからない

          私は進学校と呼ばれる普通高に通いました。 中学までは周りより出来るという優越感もあった勉強だったけど、よくある話で高校に入り一気に勉強が分からなくなりました。 とにかく家から出たかった。 けど公立しか行かせられないという親からの言葉で、とりあえず受かりそうな国公立4大を受験。 結果、落ちてしまい仕方なく他県の県立短大へ。 やりたい分野でなかったこともあり、勉強は全く頭に入らず、とりあえず卒業して海外に数ヶ月。 その後は取った資格とは全く関係ない事務職に。 契約社員、正社員

          何が幸いするかはわからない

          違う人生だから

          朝、友達とたまたま同じタイミングで到着したのにもかかわらず、待たずに先に歩いて行った娘。 そうしたかったのか、そこに必要性を感じなかったのか。 相手の子は寂しく思ったりしないかな…と考えながら見送った。 こういう時の空気を読むのが、私自身とても苦手で…だからこそすごく気を付けてるから子どもの事まで気になるのか、逆に過剰に反応しすぎてるのか? 女子特有のひとコマ。 大人になると仲良くなる相手を選べる。 ずうずうしくもなるし、開き直れる。 相手にはその人の都合や思いや人生があ

          違う人生だから