卒業しました、芸大も花嫁も。
年度頭で仕事が(いつも以上に)バタバタしているからこそ、ちょくちょくプライベートで吐き出していかないと溢れちゃいそう。なので、書く。
まずは、今日のnoteはプロローグ的な感じ。今日概要を書き出していく中で、もっと詳細を書きたい気持ちが湧いてくるだろうし、今週は夜1人の時間が多いので、小出しでぱらぱらと書いていければと思う。
んでまぁプロローグというのも、タイトルの通り。この2つが直近2年間の集大成?的にフィナーレ?を迎えた3月だったので、そちらについて。
芸大
2年前の2月末くらいの話。ふとした時にInstagramで流れてきた「京都芸術大学」の広告。完全通信制、フルオンライン、スクリーニングがなくて誰でも入学できるとのこと。一番入門?入り口学科?な芸術教養学科は、年間の学費も20万くらいと手が届かない額でもない。なんか面白そうじゃん、芸大卒なんですって言えたらかっこいいし。そのくらいのテンションで入学を決めました。
科目形態は様々あったのだけど、多くは動画視聴→レポートのスタイル。私は大学卒だったので三年次編入扱いで、最短で2年間(1年間は春夏秋冬の4期制)かけて卒業、というスケジュールでした。
年間計画的なものを2年前に立てた時は「いけるっしょ」と、不思議と自信があったのだけど、いざ通い始めてみたら辛いのなんの。いや、なんていうか、自分が学びたくて通い始めたのだし、興味のある分野やテーマが多いので楽しいのだけど、平日は仕事をして、土日は動画試聴やレポートに追われての生活リズムが思いのほか重くて。仕事をしながら「あぁ週末はレポートだぁ」と思って、レポートを書きながら「あぁ週末明けは仕事だぁ」と思っての永遠ループ。
そこに結婚やら何やらと、人生の変数がかかってきて、一時は2年卒業を諦めかけました。無理して最短卒業する必要はないんじゃないかと。でも下手に3年目に繰り越してしまったら、それはそれでズルズル行ってしまうのでは?とか考え出したら、「やり抜くって最初に決めただろ!」とケツが叩かれて。
あとは単純に最後ちょろっとだけ単位を残して、3年目の学費を払うのは悔しいという気持ちもあり。自らの学びに責任を持つことの難しさ・厳しさ・苦しさを痛感しました。親のお金で通っていた学生時代の自分が、いかにちゃらんぽらんだったか(当時は当時で感謝しながら頑張って勉強していたとは思うのだけど)を思い知らされました。
で、どんなことを勉強してたの?の具体ですが、別にもう恥ずかしいものでもなんでもないので、全科目の成績をまとめた一覧のキャプチャを添付します。青太字になっているのは、80点以上の成績がついたレポート。ちっちゃくてほとんど読めないと思いますが。
こうして見ると、やっぱり自分の興味関心や実体験がベースとなっている系(瀬戸内のアートや現代アート系、当時住んでいた地域に関すること、仕事やプライベート周辺の話)が成績も良かったんだなぁと。当たり前の現象かもしれないですが。
でもでも。一番下の行の「新宿武蔵野館について」というレポートが68点とワースト2位だったのです。自分が好きな映画、映画館という空間をテーマにした、思い入れのあるレポートだったのにも関わらず。これが悔しくって悔しくって。なので、あえて、同テーマを卒業研究の題材に選んだ私だったのでした。
卒業研究は『「新宿武蔵野館」~五感で感じる、デザインされた映画館』というタイトルで、新宿武蔵野館の空間デザイン・設計について。語り出すと長くなるので内容詳細は割愛するとして、姉妹館の新宿シネマカリテと渋谷ユーロスペースと比較する中で考察を深めたりもしたので、年始は仕事後や週末にフィールドワークに出掛けるなどしていました。
結果、88点のA評価で着地することができ、見事に復讐を果たせた(?)のでした。もっと時間をかければ、もっと深い考察ができたかもしれないなと思い返すこともありますが、限られた時間の中でベストを尽くした!と考えると、88点の結果は本当に自分を褒めてあげたいと思います。
詳細が読みたいよ、という方がいればお送りするのでコメントください。ちなみに卒業証書が届いて卒業を実感したのと、高校・大学のものと並べてみたら、やっぱりスタイリッシュでオシャレでした。※真ん中の大学のやつには、卒業式の日に食べた武道家ラーメンのスープのしみがついております。
卒業が決まってすぐは、解放された気持ちから「もうしばらく何も学びたくねぇwwwww」と思っていたのですが、少し落ち着いた今、「次は何を始めようかなぁ」と考え出している自分は、やっぱり学ぶことが好きなんだなと感じます。ストレングスファインダーで「学習欲」がランクインしてくるだけある。大学入学までぶっ飛んだことはしないと思いますが、ちょっとした学びへの挑戦を決めたら、またここに宣言しに戻ってきたいと思います。
何はともあれ。お疲れ、自分。
花嫁
そうそう、この話。結婚式の話。きっとこれを読んでいる人の大半が「いやいや大学の話とかいいから」と思っているであろう、こっちの話。でもこれも書き出すとプロローグどころじゃなくなってしまうので、今日はサラッと。
私をよく知る人は(いや、よく知らなくてもか?)ご存知の通り、私は相当ひねくれているので、結婚というものにかなり懐疑的でした。なので、もちろん喜ばしい気持ちで参列するものの、友人の結婚式のたびに「なんで皆、式あげんねやろ?」と思っていました。それは当事者になった時も同じで「式って必ず挙げなきゃいけないものなのか?」と最初は思っていました。
でも新郎からの「式やろうよ、式場見学行ってみようよ」の一声があって。そんな素敵アシストを受けても尚シャニカマ(斜に構えていることの造語)な私は、「んまぁそっか〜、おけおけ、じゃあ良さげな式場の見学予約よろ」みたいな感じで、式場探しを新郎にぶん投げたのでしたw
そして7月頭、彼が予約してくれた一個目の式場見学で「あぁ、ここいい感じだね、ここでいいね」と私は即決したのでしたw 単純に二個目、三個目と見学を回り続けるのが嫌だったのもありますが、何となくの直感があったのでした。この直感も、信じて間違っていなかった直感だったと、式が終わった今、本当に思います。
その式場のどこがどのように良かったのか、どんな準備期間を経て、感情変化を経て、当日を迎え、無事終了したのか。詳細は追って。
芸大と花嫁
芸大に通い始めたのは2年前の春。花嫁修行がスタートしたのは去年の夏。でもこの二つ、実はちょっとだけ繋がっているのです。
というのも。
2年前のある日、新郎(このnoteでは新郎新郎言ってますけど、過去のnoteで登場している仏のように優しい旦那様=仏、と同一人物です)からご飯のお誘いがあったのです。「面白い話があるからご飯でも行かないか?」と。今考えると彼なりの、勇気を振り絞った?なんとか理由を絞り出した?お誘いだったと思うのですが、それに対して私が当時なんて返したかというと、、、
どんだけだよ、、、どんだけシャニカマなんだよ、、、素直にデートのお誘い受けろよ、、、仏からすりゃ芸大のくだりとか知ったこっちゃねーよ、、、
こんな可愛くない返しにもめげなかった仏。そんな彼と私はその後ちゃんとご飯をして、今に至ります。そういうわけで、芸大は私たち2人の間にこの2年間、ずっといたのでした。
結果的に入学金振り込み云々なんかよりも遥かに面白い人生の展開が待っていたので、仏の2年前の発言は真でした。この2年間、上述の通り、芸大周りでは苦しい日々もありましたが、お付き合いや結婚周りではほとんど辛いことはありませんでした。ただでさえ芸大でヒーヒー言っている私が、更に辛くならないようにケアしてもらっていたから、というのが正しいのかもしれません。感謝ですねーーーアザース
さてさて、久しぶりに3300字も書いてしまいました。大学レポート1本分くらい!と、大学に変換して考えちゃう癖も、この2年間ですっかり染み付いた癖。次のnoteがどのくらいボリューミーになるのか、はたまたスッカスカか。気まぐれ溝口(旧姓)を、引き続きどうぞよろしくお願いします。