歌と私の関係
実は、8月に北海道へ行きました
北の大地を訪れるのは高校生の修学旅行以来
すっかり避暑地のイメージでわくわくしながら大阪を飛び立ったのですが
…暑い、ここは本当に北海道なのか?というくらい暑かった
(私が例によって強い晴れ女っぷりを発揮したのもある)
小樽や札幌を主にまわりましたが
どこの地もとにかく居心地がよかった
縁もゆかりもない地なのに、不思議な感覚
しかも遠く離れたこの地で知人と連日遭遇するという
なにか運命的なものを感じざるを得ない体験でした
どんどんタイトルと離れて行ってしまった
そろそろ本題に戻ります
なぜ北海道?と思われていますよね
私はもうかれこれ10年近く振付の仕事をしています
それも“合唱”に限定した振付演出師です
何故そうなったのか、話せばそれはそれは長いお話しになるので別の機会に…
その合唱振付師として同行し指導と出演もするためにはるばる北海道までやってきた次第です
結果から申し上げますと…
ありがたいことに、グランプリを受賞させていただきました
本当にありがたいことです
振付師をはじめてひとつの節目というか
やっと結果というか、キャリアを持てた瞬間でした
なにより周りからの評判がよかったことが嬉しかった
いつも振り付けをする時に気にかけていることはニつです
〈どうすれば、この曲の良さが伝わるか〉
と
〈なにをすれば、団員の方々がより輝いて見えるか〉
音楽というのは本当に不思議で偉大
譜面に全ての答えが書いてある
それをどれだけ汲み取って表現するかはこちら次第
読み解いた自分なりの答えと
曲をもらって感じた純粋な心と照らし合わせて
振り付け演出をします
いくつか合唱団をもっているので、それに加えて団の特色を把握して最適なパフォーマンスを選ぶ作業
すぐに終わることもありますが、数週間悩むこともあります
これで終わりかと思いきや、作業はここから
実際に振り付けをしていく中で不正解も見つかります
そこから新たな正解を瞬時に導き出しやっとひと段落
ここからお稽古を何度も重ねてブラッシュアップ
まさに指導とはこのことですね
そして本番でのパフォーマンスを経て
ようやく完成となります
今回は地方予選もありましたので
期間としては約半年
長い期間の戦いでした
世の中結果が全てではないですが
結果ほど実感としてずしんと来るものはないと思います
今回はたくさんの方々の支援でここまで辿り着きました
人を導くって
同時に人に導かれていくものですね