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日米の違いについて in NY 《湿度》

私がNYに住むようになったのは、夏の真っ只中の7月下旬。日本(関東地方)ほど湿度が高いわけではなく、暑くても快適に過ごせる環境でとてもありがたかった。

季節は移り、秋から冬になる頃、ふと髪の毛がパサパサになっていることに気がついた。元々少しくせ毛で、収まりが悪い状態になることはあるが、毎日のようにパサパサになる…。何故?潤いが足りない??と思い、日本では購入したことがなかったヘアオイルを購入し初挑戦。匂いがちょっとキツい気もしたが、馴染みも良く髪の毛のパサパサ感が少なくなった。

何故こんなに髪の毛がパサパサするの…?水分が足りない…?もしや空気が乾燥しているのか⁈ と、慌てて温湿度計を購入して部屋に置いて測ってみると…「20%!!!」。その数値に驚き、すぐに加湿器を購入した。

それからは毎日24時間、加湿器はつけっぱなしになった。1日に2回水を入れて回し続けてやっと湿度が30%台になる程度で、なかなか40%台にならない。暖房をつけていると、ますます湿度が上がらなくなる。うっかり加湿器を止めて1日家を空けて帰宅したら、湿度が10%台だったこともある。雨の日にはたまに50%台になることもあるが、油断して加湿器を止めているとすーっと湿度が下がっていく。「いやいや、それはないわー」と言いながら、自称"水奉行"として水を加湿器に補給し続けて冬を過ごしている。

日本では「インフルエンザ予防のため、室内の湿度は50〜60%程度がいい」と言われている。私は子供が小さい頃、冬の間は湿度計とにらめっこで、50〜60%になるように部屋を加湿していた。だから、私にとっては30%台の室内の湿度は恐怖でしかない。…しかし、NYで購入した温湿度計は、湿度が30%台になるとcomfort(快適)と表示される。30%を切るとdry、60%を越えるとwet…。確かにそうかもしれない。体感的にはそうなのだと思う…。NYの我が家の"加湿器24時間フル稼働状態"は、一冬越えて5月中旬にやっと終了する。加湿器は、1年経つとモーターがやられて音がうるさくなってしまうので、毎年買い換えている。

ちなみにNYの天気予報では、夏は湿度の話をするが、冬はしない。


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