見出し画像

日米の違いについて in NY 《外食の意味》

日本とアメリカとでは外食に対する考え方が違う。最初の頃、外食をしに行くと、行くたびに帰宅後どっと疲れた。なぜか?メニューが文字ばかりでどんな料理かわからず、オーダーをとりに来る店員さんに質問しなきゃいけなかったり、チップを計算しないといかなかったりで、慣れないしきたりに疲れる、ということはある。でももっと疲れるのは、店内がうるさくて相手の声が聞こえないので、食事をしに行っているのに、気合を入れて大声で話さなければいけないことだ。

日本人が外食をする理由は、まず美味しいものが食べたい、そして非日常の時間を過ごしたいということが大きいのではないだろうか。アメリカ人が外食をする理由は、少し違うように思える。美味しいものを食べるためというよりは、家族や友人、他の家族と楽しくおしゃべりをする時間を過ごすために外食しに出かける。これが主な理由なのではないかと思う。

NYでレストランに行くととにかく騒がしい。しかも少人数で食事に来ている人より、大人数で来ている人達が断然多い。職場の仲間、知人の集まり、家族が数組、のようなグループを多く見かける。大人はお酒を頼み、大きな声でおしゃべりをし、笑い、肩を叩き、長い時間レストランに滞在する。家族連れの場合は、子供たちは大きくなっても食事の場に参加し、ちゃんと大人たちとの会話に参加する。本当に話をすることが好きであり、またとても大切にする人達であると、食事の様子を見ていても思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?