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世界の名画をトップ画像に使う

noteのトップに置く画像をCANVAを使って簡単に作って貼り付けることにハマっていた時期があった。最初は1画像を作るのに時間を要していたのだが、次第に慣れてくると、ささっと作れるようになり、ますます楽しくなった。
CANVAは無料の範囲だけで作る、という謎の制約を自分にかけ、その中でいかに楽しんで画像をコラージュしていけるかをやってみる、という行為にひたすらハマっていたような気がする。そしてその画像を色々な人が使えるようにみんなの画像のところへ登録すると、意外にも多くの方に使っていただき、それもまた面白かった。

最近は、この記事トップ画像を世界の名画にしてみている。

画像マークをクリックすると
「記事に合う画像を選ぶ」というところが出てくるのでそれをクリック。
すると「世界の美術館」というタブが一番右にあると思うので、クリック。
トップ画像に使える名画がずらりと並んでいる。

noteの機能として、名画が利用できるようになったことは随分前から知っていたのだが、あるときふと、「この機能を使っている人を全然見かけないような気がする」と思ったのだ。私のログインページから見られるおすすめ欄に出てくるような人たちだけがそうなのかもしれないのだが。

世界の名画を自由に使える機能。「誰も使わないならやーめた」と消えてしまったらなんだか寂しい、とふと思った。
よって自分で使ってみることにしたのだ。

ブログ記事のトップ画像は、人目を引いてたくさん読まれるためには、キチンと考えて、読みたくなるような画像、内容にしっかり合ったものを貼り付けるべきだというのが、SNSのセオリーだろう。YouTubeでサムネイルと呼ばれるトップ画像が大切と言われていたり、インスタグラムも最初の画像が重要と言われていたりする。
それは、まあ、理屈は理解できる。確かにそうだろうなとも思う。まずはクリックしてもらわないことには始まらないわけであるから、そうなるでしょうねと思うのだが、昨今そんなものばかりが溢れていて、私は正直少々食傷気味でもある。
あのけばけばした画面、我こそ目立ってなんぼ!みたいなギッチギチに何か念が詰まった、フラッシュ画面じゃないのにベカベカに光っていそうに見えるあの画面。
最初は目を引くものだったが、なんだか疲れて、この頃はスクロールするのもしんどくなり、結局全てを見るのをやめてしまったりする。毎日カツ丼ばっかりで、もうだめだ、たまにはお吸い物一杯でいいな、みたいなところだろうか。

世界の名画をトップ画像に使うと、従来の目を引くような派手さは生まれづらく、しかも記事の内容と100%合致するかと言われれば、違うことが多いだろう。なにしろ相手は世界の名画である。この2024年に書き散らした日記としっかりリンクする方が稀有である。

さらにこの世界の名画を使うときのデメリットとして、名画を横長に切り取らねばならない、という画面上の制約が発生する。縦長の浮世絵は上の方か真ん中か下かしか切り取れないし、横長の巻き物のような絵であっても絵の全体を含めることが画面のシステム上難しい。西洋絵画も同じ。たまたま横長の絵画であっても上下が少しずつカットされることが多い。

この一見なんとも使いづらい世界の名画なのだが、使っているうちに、じわじわと楽しくなってきて、ちょっと試しに使ってみようと思っていたのだが、今や毎回使っている。

では私はどのあたりを楽しんでいるのか。

例えば肖像画。ある人物の上半身を描いた絵は、顔だけの部分になるか首から下だけの部分になるか、はたまた眉毛から下の鎖骨から上だけになるか、のように切り取らねばならない。どの絵を選んでどのように切り取るか、ここにちょっとハマっているのだ。

ある絵画を手元周辺だけ切り取ることもある。まさかこの名画の手だけに集中するようなことは、絵画研究でもしていない限り、あまり起こらないのではないだろうか。まして絵画を切り取って部分としてこのような形で掲載するなど、よほどの特殊ケースである。


浮世絵や掛け軸の絵も文字の部分中心にしてみたり、下の小さな人物たちだけにしてみたり。

全く違った絵に見えてきて、面白い。

アクセス数をとにかく稼ぐことが最重要課題ですという方には、この世界の名画を使うことが良いか悪いかは分からない。そんな私も、もちろんたくさんの方に読んでいただけたら嬉しいなとは思っている。

でもまあ、やっぱり自分が面白いなと思うことをとりあえずやってみよう、という姿勢を持ち続けたいな、というのが私の基本スタンスなので、今のところ、世界の名画採用は続きそうな気がしている。この世界の名画のストックには、教科書で見たことがあるようなものもあるし、葛飾北斎のこんな絵もあるんだ、ルノワールのこんな絵もあるのか、ロートレックはすごいドローイングが多くて面白いな、なんて新しい発見もあって日々楽しんでいる。

本当は名画だから、切り取らずになんとかトップ画像に使える方法ができたらいいのだけれど。ひとまず今のシステムで遊んでみようと思う。


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MariKusu
温かいサポートに感謝いたします。身近な人に「一般的な考えではない」と言われても自分の心を信じられるようになりたくて書き続けている気がします。文章がお互いの前進する勇気になれば嬉しいです。