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歌川広重 / メトロポリタン美術館
借地事件
身近なところでとんでもない恐怖事件を耳にした。
借地権というのをご存知だろうか。家を購入するときに、詳細の部分に書かれていることが多いのだが、土地を購入して所有するのではなく、土地は借りるという話である。
これはよく聞く話では、その土地は元々一帯がお寺の土地で、そこを分割していろんな人に宅地として貸しているという話。
今回聞こえてきた事件も、元々はお寺の土地だった借地権付きの物件の話だった。
その土地には先祖の代から100年以上にわたって住んでいたご家族。ずっとお寺からの借地で、その上に家を建て、代々住んできた。
しかしなんと、コロナ後にお寺は経営難からその借地を他の人に売り渡したという。土地のオーナーチェンジである。数年の間は新しい土地の所有者さんから少し安く土地を貸してもらえていたそのご家族。しかしなんとこのたび、借地料が恐ろしく跳ね上がったのだとか。結果としてその土地に住み続けられないような値段を払わなければならなくなったそのご家族は、先祖の代から100年以上にわたって暮らしてきたその家を手放すことになった。おそらく更地で借地を返却なので、解体費用もかかるのだろう。
お寺が持っている土地を借りるのは安心であるという、謎の神話があったその近隣に衝撃が走ったのは言うまでもない。しかしこれは、もしかしたら今後頻繁に起こり得る話かもしれないなと、心のメモ帳にしっかりと書き留めた。
絶対に大丈夫と言われていた常識が覆る昨今。
世の中何が起こるか、本当にわからない。
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