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アプリ不要でスマホに直接挿せるメモリで画像保存

さて先日作業をしていたスマホに溜まりに溜まった画像を厳選する作業が終わり、いよいよスマホ内にある画像を別の場所に移す段階に来た。

クラウドに保存したらいいのではないか、クラウドを課金して拡張したらいいのではないか、という話もあると思うのだが、私がこれをやらないのには理由がある。

もうかれこれ10年以上前のことだと思うのだが、写真やファイルなどをクラウドに自動的に保存する設定にしていた時があった。もちろんそのうちにクラウドが満タンになり、色々と手動で削除したりしてそれなりの手間暇をかけて対処をすることになったのだが、そこまでは大変だったとはいえ、まだ良かったのだ。

問題は、数年後、新しいスマホに変更した時の話である。
消したはずの画像が、新しいスマホにある時復活してしまった。
それに気がついたのは、新たにクラウドが満タンですよというサインが届いた時だった。変だな、そんなに満タンになるようなファイルは保管していないし、新たに自動でクラウドには保管されない設定にしているはずなのに、と入念に確認してみれば、なぜか不要ですでに削除したはずの写真などが大量に発掘されたのである。
いやいや、もう本当にこの世から消し去っていいんだよ、そのバスの時刻表のスクリーンショットとか勝手にシャッターを切ってしまったブレブレの何が写っているかも定かではない画面なんて。
どうやら私の操作がうまくいっていなかったようで、その当時もまたせっせと写真を消すという作業に追われたのだった。

そんなわけで、私はクラウド保存をなるべくしないようにしている。もちろん、色々な設定が失われることのリスクもあるのだが、もうその時はその時で諦めようとも思えている。失われて困るものは、もっと違う方法でも保管すべきなようにも感じている。

さてそんなわけで、あれこれあったものの、今回理由があって急遽古いiPhone7を完全に初期化する必要に迫られ、

あれこれ手段を調べていたら、スマホに直接察し込むだけで画像が転送保存できるものがあることに気がついた。どんどん時代は便利になっている。
色々な種類がある中から、手頃な価格で簡単に使えそうなものを選んで今回実際に使ってみた。

選んだのは

Qingcessというもので256GB。
色々な接続が可能なタイプで、今後も長く使えるようにとこれを選んでみた。

iPhone7に接続するためには、PCに差し込むようなここの部分を、


L字に折り曲げて

中から接続部分のライトニングを出す必要がある。


ここをカチッと折り曲げる時に壊れたらどうしようと、ちょっとドキドキした。



結論から言えば、使い心地はスムーズだった。何の手続きも不要で、差し込むだけで、ファイルに画像が転送できた。まるで普通に PCにUSBメモリーを差し込んでファイル保存をするかのような手順だった。シンプル。

一つだけ難点があるとすれば、保存された後の画像は、なぜか撮影日時がバラバラになった状態で保管されてしまうということだ。新たに画像に英数字羅列のファイル名が付与されて、バラバラに一覧が表示されてしまう。
まあ、今のところそれで困ったことはないが、思い出を時系列で辿ることが非常に需要な場合は、困るかもしれない。その場合は、こまめに画像をメモリーへ転送し、その度にファイル名を自分で書き換えていく必要があるだろう。私は多分、画像に執着がないからそんなことまではしないと思うのだが。執着がないとか言いながら、じゃあ全部消せば良かったのではないかと考えれば、やっぱりこれは保存しようかななんてものも出てくるわけで、未練たらたらであることこの上ない。
結局38000枚強あった画像や動画のファイルを、2300枚ほどに減らし、保管した。


こんな缶ケースに入っている。謎に蓋が凹んでいるのが気になったが、使用は問題ない。
急いでいたので、返品はせずに、このまま使うことにする。


缶の蓋を開けるとこんな感じ。このまま保管できる。


今回色々とデータを削除しながら、父の遺影を写真で撮ったものを消すか迷ったのだが、とりあえず、メモリーに余裕もあるしと思って保管した。ちなみに遺影の実物は邪魔なので処分した。あれをずっと家に飾る必要性を全く感じなかった。そんなものがなくても、私は父を大切に思っているし、父が私を大切にしてくれた事実は変わらない。多分、母が亡くなったら遺影を作ることすら遠慮できるなら遠慮したい。あれはお金ばっかりかかって、本当に意味がわからない代物だ。火葬の時に困るというのなら、デジタルサイネージで表示する仕組みにでもしておいてほしい。私が死ぬ頃にはサイネージすらなくてホログラム投射とかになってたらいいな。本当に、物体は、いろんな意味で重苦しいのだ。あ、縁起でもないかもしれないが、近々で私に遺影が必要になったら、アー写(注)があるので楽だなとは思う。こういう時だけは、自分が商品で仕事をしていると、便利だなと思うのである。夫が2パターン衣装のアー写を撮ってくれたので、大変重宝している。撮影時間はものの30分弱。撮影のための照明セッティング時間は何十倍。毎度思う、撮影というのは多くの技術職の皆さんの汗と涙の結晶のような労力の積み重ね無しには成立しない。演者が実際に出るのはそれらの膨大な準備に比較すれば本当に一瞬なのである。

注・アー写とは、仕事用プロフィール写真のことでアーティスト写真の略。大抵は顔写真で鎖骨から上くらいのアップの写真が多い。音楽業界で使われている単語だったらしいのだが、芸能界でも使われる用語になっている。例:クライアントさんから所属事務所への連絡で出演作宣伝のためなどに「誰々さんのアー写ください」。など。


どうも。わたくしのアー写その1です


どうも。私のアー写その2です。

硬めなクライアントさんからのお仕事が多いので、こんな感じです。もうちょっと、ゆるい感じのアー写もそのうちあってもいいかもね。


さて話は戻るが、今回使ってみた、アプリは不要でスマホに差し込むだけで簡単に画像が保存できるメモリーというのは、宣伝文句に違わず本当に簡単に使うことができた。
なかなか便利である。画像が多すぎて困っている人は、ぜひご検討を。

128GBでも良いなら値段もかなり抑えられる。



温かいサポートに感謝いたします。身近な人に「一般的な考えではない」と言われても自分の心を信じられるようになりたくて書き続けている気がします。文章がお互いの前進する勇気になれば嬉しいです。