見出し画像

中国のビザを取ろうとして謎に七転八倒しながら1コマ進む

私が以前上海に仕事で行った時にはビザが必要なかった。後から周りに聞いたところ、それは大変ラッキーな時期に当たったということで、私の夫などはそのビザが要らなかった時代を知らないという。昔はビザが当然のように必要だったとか。そしてまた現在もビザが必要な時代になった。

夫が人に会うために中国に行かねばならなくなり、わさわさと準備を始めた。しかしビザが必要である。夫は急に渡航することが多い割に準備が複雑な場合が多く、直前にイライラしながらいつも頑張っている。時々、気の毒なので多少手伝うのだが、今回の中国への準備は我が家のリサーチ専門員の私がうぐぐと唸るようなものであった。

まず、中国で過ごすためには観光用のビザを取得するか、どこかへのトランジット(乗り継ぎの間に上陸を許可されるやつ)ということで限定された都市で限定された時間だけ過ごせるという方法がある。トランジットについては挑戦しようという方は各自調べて欲しいのだが、要はそれぞれの都市によってトランジットなら何日間もしくは何時間滞在してもいいですよ、というものだ。これはあくまでもトランジットビザということなので、日本から出発して日本に戻る場合には適応されない。例えば成田空港から出発して関西国際空港に戻るのもに日本から出て日本に戻ることになるのでダメ。成田から中国のどこかの空港に入って、例えばその次はタイのチェンマイに行きます、ならトランジットビザでの中国滞在ができる。このあたりはちょっと複雑なので、ご自身の旅程が該当するか細かく事前に調べておくことが重要だ。

今回、夫はトランジットではなく、10日間くらいの用事なので普通に観光ビザを取得することにした。しかしここからである。私はうぐぐと唸りながら、あらゆる手段で情報をかき集めた。途中で、もう中国行くのやめてその相手に日本に遊びに来てもらうとかはダメなんだろうかとか、二人ともビザが要らないメキシコで落ち合うとかはダメなんだろうかねえとまで考えたくらいだ。

しかしそもそも、スマホでビザ申請を開こうとした私が間違っていたのかもしれない。いやいや、今時スマホ一つで色々できるだろう、とも思うのだけれど。

結局私の操作ミスもあったのだが、これって一発で理解できる人いるのか?と思ったのでここで共有することにした。



スマホで「中国・ビザ」と検索した画面のスクリーンショット。


まず検索サイトで「中国・ビザ」と入力すると一番最初の方に「中国ビザ申請センター」のページが表示されるかと思うので開いてみる。
するとこんな画面になるのだ。



真ん中あたりに正方形のタブがあるのがお分かりだろうか。

この正方形のタブが、どうやっても消えないのである。
どこかに×印がないか目を凝らすが、全然見当たらない。
正方形のタブをタッチしても何も起こらない。
ここから全く微動だにしないのである。

一旦ここで疲れ果てた私は、他の方法で情報を収集し始めた。
実際にビザを申請したことがある方のブログや、過去のページリンクなどからどうにか「ビザを申請するために必要な書類」がまとめられたページに辿り着いた。
ここでもううんざりしているのだが、気力を振り絞って、夫に情報をまとめて送信する。

それを元に、夫が必要な書類や情報を集めていく。
しかしやはりどうしたってこの正方形のタブが表示されていたサイトから入って、オンライン上で申請用紙を記入できないことにはどうにもならないのである。

グルグルサイトを巡りながらようやく、大阪のビザ申請センターの英語リンクから東京のビザセンターのページに飛んで英語のページに入り、アカウント作成ページと申請書入力ページに入れそうなトップ画面を発見したので、そのリンクを夫に直接送った。ここから入るべしと。

しかしなんで、あんな苦労をしたんだろうかと、すでに問題は解決しているのだが腑におちず今大きな画面のiPadで見たところ、とんでもないことに気がついた。

この正方形のタブ。おじゃまだと思っていたタブ。実は、触ると、下にスクロールできましてん。なんとびっくり仰天である。

でもって、下までスクロールと「了解しました」「詳細をみる」というタブがあり、そこをタップすると!あら不思議!正方形のタブが消えましてん。




私が頭が悪すぎるんだろうかとヘトヘトになった。
この正方形のタブの中を下までスクロールするって、一発でわかる人、いるの?ねえ、いるの?泣いちゃうよ私はもう。

ということで、同じ穴にハマった人は、ぜひ正方形を今すぐスクロールしてくださいまし。そんな人はいないかもしれないんだけれどさ。いないんだろうさ。いいよもう。いじけたよ私は。

ちなみに現在ビザ申請センターで絶賛お並び中の夫は、すごい人の多さにげんなりしているらしいので、私のリサーチ中のげんなりと合わせて、我が家は全体的にヘトヘトなのであった。とにかく無事にビザが発行され、そして中国にたどり着いて、会うべき人に会って、無事に帰って来れますように。しかしあれだよな、我が家は本当に毎度てんやわんやなことで。

ところでビザを取るとなると、だいたい何日間有効のビザをどれくらい前に申請したらいいのかということを調べると思うのだが、中国の観光ビザは何日間のビザが発行されるかは、その人の旅程や内容を鑑みて決定されるらしく、発行されるまで何日有効なビザが取れるかわかりましぇーんというものらしいのである。というわけで、中国に旅行に行きたい方は、まず往復のチケットとその旅行期間中の宿を獲得するというのが最初のステップになる。なぜならビザの申請にそれらの情報とプリントアウトコピーが必要になるからだ。ちなみに中国人からの招聘をもらうという方法もあるが今回はそれにはしなかった。観光であってもお友達の中国人が招聘状を書いてくれるなら、それでも通用するようだ。
これもまた日々変わっていく可能性があるので、本当に中国に行かれる場合は直前にまた調べ直していただきたい。

↑これね、これ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?