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断然秋冬派

少しずつ日没の時間が早くなり、木々の葉っぱの色が鮮やかな緑からくすんだ色に変わっていく秋が大好きだ。何度見ても美しいと思うし、毎年秋の冷たい風を感じると心の底から生きているだけで幸せかもしれないという気分になってくる。

全てが赤茶色に変化していく秋がたまらなく大好きだ。
秋の夕焼けは空が真っ暗になるまでずっと見ていたくなる。

今年もようやく私の好きな季節がやってこようとしている。
まだ日によって夏が残ってしまっている時もあるのだが、確実に冷えてきているのを感じると、浮足立たずにはいられない。
よしよし、この調子でどんどん冷えていこうよ。
靴下はまだ履けないような暑さを感じるのだけれど、早く靴下を履いて、手袋をして、マフラーもして、ブーツを履きたい。10月になったけれど、服装は真夏と全く同じで問題なく過ごせている。どうりで夏は暑いと感じるわけだ。今が私のノースリーブシーズン。
これ以上一体どうしろと。真夏に対応するとなると、もう全裸になって水浴びし続けるか皮膚を剥ぐしかないのでは無かろうかと思う。

古着屋さんにいったらダウンコートなど冬用の服が目立つ場所に並んでいた。そろそろ衣替えの時期。デザインはダウンコートや厚手のウールコートなども大好きなものが多く、着たいなと思うものがたくさん目につくのだが、実際のところ以前はそれで大失敗している。関東の海沿いで暮らす限り、暑くてダウンコートや厚手のウールコートは私は着ていられないのだ。出かけて数分も経たないうちに汗だくになり、コートを脱いで手に持って歩く羽目になる。数年前、思い切ってお気に入りのダウンコートを手放したのだが、全く問題なかった。問題があったとすれば、気に入ったデザインの服でのおしゃれができないなあということくらい。

冬に誰かに道で会うと「春みたいな格好だけど寒くないの」とよく聞かれる。
これ以上厚着をしたら私はのぼせて鼻血を噴いちゃうんですよ。そうじゃなかったとしても真夏級にじゃぶじゃぶに汗を書いて顔が茹蛸になっちゃうんですよ。

年齢的に更年期かと思いきや、よく考えてみれば記憶にある3歳くらいからずっとこうなので、ただの寒さが得意で暑さが苦手な生命体なだけなのであった。そもそも更年期で暑くなるというのはホットフラッシュという現象らしく、急にカーッと暑くなったり寒くなったりして、顔だけがほてったり、まあそのほか諸々、特徴的な症状があるらしい。私の場合、全身が暑いし、全身下着まで汗だくだし、そもそも急に暑くなるんじゃなくて暑いときはずっと暑い。というか暑い。普通に暑い。ただの暑がり。

この暑がり、歳を重ねたらだんだん寒がりになるんじゃないかと期待していたが、全くの改善の余地が見当たらない。今年の冬は「寒いな」って感じる日があるだろうか。去年は3日間くらいはあったような気がするのだが。せめてせっかくの冬なのだから2ヶ月くらいは寒いなと思いたい。私だってニットのセーターとか着たい。現状、住む地域を北上させない限り絶対に無理だけれど。


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MariKusu
温かいサポートに感謝いたします。身近な人に「一般的な考えではない」と言われても自分の心を信じられるようになりたくて書き続けている気がします。文章がお互いの前進する勇気になれば嬉しいです。