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サマポケに家族、子供に対する思いを変えられた話

※サマポケのネタバレ&自分語り多めの内容になっています、それでも良いという方だけ読んでください。

まず私の身の上話なのですが、幼少期両親の仲が悪く居心地の悪い家で生活しておりその後両親が離婚して学校は転校したのですが上手く馴染めずイジメにあっていました、正直学校行きたくなかったのですが、サボりを許してくれる親ではなかったので、毎日毎日嫌な思いをしながら学校に通ってしました。(中学時代が特にキツくて毎日4にたいと思いながら学校行ってました)

そんな感じの少年時代だったので、あんまり生きてて楽しいと感じることが少ない人生でした。それで変な感じにひねくれてしまって、「生まれて来なければこんな風に苦しむ事ないのに・・・何で結婚して子供産むんだろ・・・不幸な思いしてる子供のニュースとか沢山やってるのに自分達は違うと思ってるのかな・・・」みたいなことを考えるようになっていました。(我ながら中々に拗らせてるな・・・)

とまあそんな感じに拗らせながら社会人になってサマポケと出会ったのが二十歳の時ですね、当時美少女ゲームはやっていなかったのですが、元がシナリオが面白いゲームをやるのが好きな人間で、そういうゲームについて調べてるうちにサマポケを知りました。

そしてDLサイトにてサマポケを購入し人生初美少女ゲームをプレイ、普通のゲームと違って文字を読んで進めていくだけでしたが、その分シナリオに凄く力が入っており先が気になって、休みの日に進めるのが毎週の楽しみだったのを覚えています。

それで、本題の家族に対する思いを変えられた話ですが、考えを変えられた√は全ヒロイン攻略した後に開放されるALKA√です。
プレイされた方はご存知と思いますが、この√の内容はうみちゃんに楽しい夏の思い出を作ってもらう為に羽依里、しろは、うみちゃんで家族としてやりたい事をやっていくと言う内容です。
やっていくことは折り紙折ったり、蝶々を捕まえたりして、そこまで特別な事ない現実でも普通にやれるような、内容のですが、これらを見てとても穏やかな気持ちになって良いなと感じました。

それで幸せそうな光景を観てると、自分もあんな風になってみたいなと言う考えが出てきて、そしてふと気づいたのは「ああ・・・そっか結婚して子供作る人達ってこうゆうものを求めてるのか」と思いました。
結婚して子供を作ることのマイナス感情だった私ですが、それは悪いことばかりに目を向けていたせいだなと気づけました、実際問題、大変で苦しいことも多いのでしょうけど、それでも幸せなこともたくさん有るんだなとALKAの話を通じて思い知りました。

その後も話を進めていき、感動はしても泣くことは無いタイプだったのですがその後の花火のシーンでは自然と涙が出てきて、そのままエンディングまで一気にプレイしてクリアしたのですが、終わった瞬間に「ああ・・・もうこれ以上このお話に浸れないのか・・・」となって余韻が一ヶ月ほど抜けなかったのをよく覚えています。

あと、こんな風に自分が嫌い、苦手だと思ってた物を良いなと思えるようになったので、他のことでも「よく知らないのに嫌いと思い付けないで、とりあえず知ろうとしてみよう」と思えるようになったのも良かったことだなと思います。
子供の頃からゲーム好きなので、そこそこの本数ゲームやってますが、プレイし終わった後に価値観が変わるような作品て殆ど無いのでそういう意味でもサマポケは私にとって特別な作品ですね。











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