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大和小生姜が、とっても美味しい季節。

弊社の生姜の奈良漬は、大和伝統野菜の「大和小生姜」を使っています。
(2005年に、奈良県内で代々作り継がれてきた「小しょうが」が「大和の伝統野菜」として認定)

生姜は、ざっくり3種類大きさによって、
大生姜・中生姜・小生姜にわけられるのですが、
弊舗奈良漬の生姜は、小生姜に分類されます。

小生姜の特徴は、生姜独特のピリリ感と繊維質のきめ細やかさにあります。
どの生姜も身体もあたたまるし、味も整うし、食欲をそそる香りで、
大好きなんですが、他の生姜と比べても群を抜く格別の美味しさが大和小生姜にあります。

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かつては、奈良市・生駒郡平群町等の山麓部の砂質土壌の地域には昭和初期まで大産地があったと言われていますが、現在、ごくわずかに在来種が栽培されるのみとなり、非常に数が少ない希少な品種でもあります。

数が少ないことから、奈良漬の生姜も、ある時とない時がありますが、
ご指名をいただくほどの人気商品です。

大和小生姜を奈良漬にしていく過程では、
まずは下処理の「生姜のお掃除」からはじまります。

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赤い部分を落とし、ポコポコした所が折れないように、気を付けながら。
ほんとうに繊細な作業です。雑な私には、できない技です。(笑)

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左:お掃除済 中:お掃除途中 右:お掃除前

このお掃除作業が終わったらすぐに塩漬を行い、その後酒粕につけていく作業となります。


この時期がくると、工場が生姜の香りでいっぱいで、秋を感じます。
それと同時に、あっという間に年末・・・と、少しゾッとするのもこの時期ですね。


今年は特に天候不順続き(長い雨と日照不足、ことのほかの暑さ)で、ハラハラが止まりませんが、心をこめて育てていただいた農作物を、大切に丁寧に美味しい大和小生姜の奈良漬に仕上げてまいります。


生姜のお話を書いていたら、お腹が減ってきちゃいました。
不安定なお天気が続きますが、
毎食のお食事から、元気の素をいただいて健やかに過ごせますように。


森奈良漬店 5代目・森 麻理子

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