【動画資料 5/25】専門家たちが注目:新型コロウイルス:公的機関のデータを緻密にグラフ化
こちらは、ツイッターにいるZFさんのご協力のもと、作成いたしました。
《新規陽性者数/入院者数/重症者数》
みなさんご承知のように、4月7日に始まった緊急事態宣言が順次解除されています。政府や各都道府県は判断する際に、新規感染者数や入院者数の推移を参考にしたはずです。このグラフは、『直近7日間の新規確定陽性者数』と、『入院者数』、そして『人工呼吸器またはICUで治療中の患者数』の推移です。
いずれもこのように下がってきています。
専門家会議は、「感染者数が一定程度に下がれば、従来の積極的疫学調査によるクラスター対策を行う」としていましたが、もうそれができるところまで下がってきたはずです。
入院者数もピーク時の半分以下まで減っています。人工呼吸器とICUの方は、ピーク時から6割を切るくらいのところまで下がってきました。
このまま医療現場の負荷が下がることを期待したいですね。
《増加率(陽性者/入院者/死者)と実効再生産数Rt の推移》
次は、確定陽性者の増加率などの動きを見てみましょう。
このグレーの細い線が陽性者増加率の速報値、太い方がでこぼこを抑えた陽性者増加率です。そして、この茶色の線が入院者増加率、黒い線が死者増加率です。
そして、このピンクの線は、北海道大学・西浦教授が提示した計算式による実効再生産数 Rt です。
3月中旬ごろから、陽性者がこのように増えてしまいました。専門家会議によれば、この時期には海外からの感染に関係する事例が4割もあったそうです。
これは、ちょうどヨーロッパで感染が拡大した時期ですので、その方面からの帰国者に関係してるのかもしれませんね。
そして4月7日に緊急事態宣言となったわけですが、実は緊急事態宣言の効果が出るはずの時期より前に減り始めました。感染から確定陽性までは2週間近くかかりますから、こんなに早く下がるはずはなかったんですね。
それで、何があったかというと、どうやら志村けんさんの死去が効いてるようなんですね。3月29日に亡くなって、30日に大々的に報じられましたから、そこから約2週間後に下がり始めています。
これについては、東京女子大の調査でも明らかになっています。回答者の6割が、「志村けんさん死去」を「身の危険を強く認識した出来事」と答えたそうです。
その後、4月20日頃からでしょうか。緊急事態宣言の効果が出始めて、今に至っています。
このまま沈静化して欲しいですね。
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