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『石原慎太郎先生を偲ぶ会』という大規模イベント開催で思うこと

石原慎太郎さんが、令和4年2月1日にお亡くなりになりました。
氏の生前の言動には賛否両論見受けられますが、私個人としては、小説家石原慎太郎氏は別として、政治家としては、ごりごりの男社会の象徴である石原軍団に支えられたいかにも昭和的な政治手法は終わったのかなあとう時代の変化を感じます。
何があったとしても一時代を生きられた方です。
ご冥福をお祈りいたします。

さて、この石原さんですが、佐藤和夫氏主宰の『石原慎太郎先生を偲ぶ』というこのようなイベントが行われます。

「石原さんを偲ぶ」というこのイベントを見て私は、ちょっと違和感を感じました。
私だけではなかったようで、このイベントに関して『石原家への筋を通せ』という声がでました。
このあたりまえの日本人の常識を持ち、疑問を持つ人がいて、それを主催者の方に指摘しました。

色々みていると、指摘した人に対しての的外れな誹謗中傷の酷いこと、酷いこと。
まったく的外れな意見ばかりです。
中には、左翼の分断工作によって妨害されているという意見もちらほらみられます。

けれどこういう的外れな非難というのはどうのかな?と思います。

非常識なのはどっちなのか?と。

というわけで私の思っていることを書きます。

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まず、佐藤和夫さんたちが、『石原慎太郎先生を偲ぶ会』を開催することについてはよいことだと思っています。

ただ、そのやり方についてです。

ファンとして開催するなら『ファンの集い』とはっきり明記するべきだと思います。

いかにも公式風な看板をたててイベントをやるからややこしくなります。

そして、49日もすぎず、コロナ禍の今の時期に、大ぴらなイベントをやるなら、やはり遺族にお伺いをたててやるのが筋ではなないでしょうか?

ビジネスではないというなら尚更です。

死亡してすぐにではなく、せめて49日を過ぎてからやるのが筋じゃないですか?
ましてやファンだったら尚のこと、49日までは遺族を立てて、偲ぶべきだと感じます。

これは、極めて日本人的な感覚として感じますね。

彼らのこの日本人としての常識はどうなっているんだろうと思いました。
皆さん、いい年齢の方々ですよね?

遺族の了承を得ずにああいうことやるのは、ファンだったら常識を超えて何をやっても許されるという甘えがあるんじゃないかなあと思います。

まさに非常識です。

小池知事は、2月4日の定例会で東京都の都民葬について問われた時、こう答えました。
「ご遺族の方々のご意向を最大限に尊重し、都としてできるかぎりのことをやっていきたい」

(佐藤氏はおそらく自分たちは葬儀をやるわけではない。偲ぶ会だから関係ないといいそうですけどね)

私も少人数の個人的なかかわりがあった面々でしんみりと個人的に『偲ぶ会』をやるのは理解できます

私はあくまでも、『生前まったく接触したことのない人たち』や『かかわりのなかった人』による大規模なこの「石原慎太郎先生を偲ぶ会」のイベントに関して言っています。

遺族の気持ちを一番に考えない浅はかな日本人が増えたのかなあと悲しくなりました。

非常識を非常識とあたりまえに指摘した人をこぞって非難し、非常識を正当化とかするのは、おかしいと思います。

いつからこんな日本になったんでしょうね。

これをみて、保守から多くの人の心が離れていくのは、左翼の分断工作ではなく、こういった非常識な保守の面々の自らの言動によるものだということが理解できないかぎり、日本の保守に未来はないと思いました。

自らの非常識を左翼のせいにし誤魔化し、愛国面している言動に、皆とっくの昔に気づき辟易しているんです。

愛国という名で、自らの落ち度を正当化するのはいい加減やめた方がいいんじゃないですかね

※あと、遺影についての肖像権についても遺族に許可をとったのかなあと思いました。 公人とはいえ、こういうポスターみたいなものは了承をとるのが筋です

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こちらのやりとりについて少し上げておきます。
全部をだすとキリがないのですが、一番下にアップしておきます。
https://www.facebook.com/kazuetu/posts/1708669916004114

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【追記】
儲けるためではないといっていて、黒字か赤字を気にする時点で、金儲けだろうと思いますけどね。
金儲けではない、活動の有志だったら、イベントの総計÷参加者人数でいいわけですからね。 黒字も赤字も出す必要がないですからね。
そして、登壇者も手弁当だったら納得します。

色んなコメントを見て感じるのは、日本人として、当然の配慮である『遺族に対しての筋を通す』という感覚を持ち合わせていないのかなと思いました。
こういう日本古来の死者に対しての追悼、遺族に対しての配慮もない。
遺影の使用の了承もなし。
【勝手にやって何が悪いという開き直り】に呆れています。
日本の文化を語る資格なしです。

【追記2】
ツイッターにこういうクレームが来ました。

このやり取りを残しておきます。


しかし、この錚々たる登壇メンバー。
大げさと言えるででしょうか?

これについては私は、いけしゃあしゃあと『偲ぶ会』を名乗るなあと感じています。
お祭りのようなイベントと取られても仕方がないです。

なぜならば、主催者の佐藤氏はこのように説明してるからです。

はっきりと、この会を【政治行動として行う】と明言されています。
しかも、『家族とは何の面識もなく・・・・、遺族は必ずしも政治理念が一致しているとは思えないので』と。

こういう主旨で【偲ぶ会】を名乗り、遺影の使用など遺族にお伺いを立てることもなく、49日もすぎないまま、まるで今ホットトピックだからというような感じで開催することは、遺族に対して失礼じゃないですかね?

私にはこういことを平気でできる感覚が到底理解できません。

【追記3】
ちなみにツイッターフォロワーの方からこちらの経費がどのくらいなのか?ということを計算された方がいらしたので、ご参考までに掲載しておきます。

https://twitter.com/redpanderEn/status/1490863531973300224?s=20&t=TKY0cntmGgZTZSHu3YOm1g

私もチェックしてみました。
会場費15800円は安いですね
びっくりしました。
私個人としては、こちらで黒字がでようが赤字だろうが、そこは今、私が問題にしていることではありませんのでお間違いなく。

ただ、佐藤氏が、「お金儲けじゃない」と言い訳に使っているようなので、「一応どのくらいなのか?」と気になる方もいらっしゃると思いますので、記しておきます。
詳細を計算されたい方はこちらをどうぞ。

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樺島万里子@海外ニュース翻訳情報局
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