香港ラプソディー「製造浪漫」はいずこへ
最近、どういうわけか返還前の香港を思いだします。
1997年7月に、香港が英国から中華人民共和国に返還される前,、返還直前の香港を見ておいた方が良いと思い、香港に何回か旅行したことがあります。
ちょうど、返還前に富裕層の香港人がカナダに多量に移民してきていた時期、私は家族と一緒に米国、カナダに住んでいたんですけど。
その頃のカナダは、香港のトップレストランが次々とオープンしていて、美味しい広東料理、潮州料理など香港の味がそのまま、味わえるという感じでした。
当時、返還直前の香港を見たいとバンクーバー在住の香港人の友だちに話したら、そのお金持ちの友だちの御父上が、親切に香港のリッツカールトンに予約をとってくれて、香港に少しの間、非常に恵まれた状態で、香港に滞在していたんですね。
どういうわけか最近、その時リッツカールトンで見たMTVをよく思いだしてしまうんです
私は、それがきっかけで広東語は少し勉強したりもしましたのですけどね。
そして、この曲も当時の曲を無性に思いだした曲のひとつです。
その曲は、ケリーチャンと、ローランド・チェンの曲のデュエット曲で、「製造浪漫」というこの曲。
(それにしても、ケリーチャンがかわいい)
当時、香港でもヒットしていたこの曲を聴いて、あらためて聴いてびっくり。広東語ではなく、普通語で歌われていた、この曲の内容にね。
なぜかというとね、曲名が「製造浪漫」というこの曲、
日本語に歌詞の意味をざっと訳すと、こんな感じなんですねw
(ちゃんとしたものではないですよ。念のため。ちょっと自信がないです)
想像してごらん この騒がしい町が
誰もいない美しい海岸にかわることを
黙って、想像しているのが台無しになるよ
心行くまであなたとぶらぶら歩くこと
想像してごらん、この眩しいネオンが
美しい星が変わるのを
目を閉じて、あなたに習って一緒にお祈りする
私の願いが叶うように
ありきたりな日々に、ちょっとロマンティックなことをしようよ
この曲がでたのは、返還前の1997年でした。
同年7月に、中国に返還されたわけですけど、この曲には、その後の香港についての祈りが込められている気がしますね。改めてみてみると。
当時の香港人は、多少不安もあるものの希望や期待も大きかったんじゃないかと思います。
まさか香港が現在のようになるとは、あまり思っていなかったんじゃないかな。
返還後、私もすぐに香港がどうなっているか見たくて、再度行きましたけど、やはり色んなレストランがなくなっていて、なんとなくダサい本土の人(当時のことですよ)も増えて、私の好きだった香港ではなくなったとちょっとがっかりしました。
しかし、それから数年後、徐々に香港に活気が戻り、中国も発展していったという感じでしたね。
そういうわけで、返還前に危機感をもってカナダやオーストラリアに移民していった香港人の何割かは、返還後、徐々にその人達もまた香港に戻っていくという話も段々でていました。
しかし、現在、香港がこういう状態になってしまった。
返還前の香港が無性に懐かしいです。
香港に平和がはやく戻りますように。この曲にあるようにお祈りしたいと思います。
余談ですけど、カラオケでこの曲を練習中。だれか男性のパートを歌ってくれないかなぁ(笑)
※ 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!( *• ̀ω•́ )b
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