いとうまりこ

イラストレーターhttp://m88043.wix.com/marikoito

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マガジン

最近の記事

たいふうのせい

南方に台風あり。 メンタル絶不調。 どうしたものかは。 寝てるのもダルい。 ぼうっとテレビ 漫然とゲーム こわれていく脳細胞 にげちゃだめだとシンジが叫ぶ パイプオルガンのどかな音色 とおくハンガリーのネットラジオ まぁいいかぁ〜と鳴る だからいまここにいるか なにものになりたかったのか なんでもよかったのか なんにもなれないのか わたしでしかないのか コトバばかりが 堂々巡り どうどうとしたいのに うしろばかりふりむいて なんもかんも 台風のせいや とおくから 邪

    • よねんまえにかいた詩

      あきのあさ 紅茶の葉が踊る朝 洗いたてのマスクを ベランダに吊るす 捧げ物のように 鳩が短調で応援歌を歌ってる 深呼吸する 金木犀の匂いから 逃げることができない 感傷的と感情的は 似て否 センチメントとロマンも 似て否 さわがしいのに 静かな街 すべての恋は バーチャルだよね? 結婚は現実だけどね 想い人はわたしの 頭の中に棲んでいて そこからは出られない そこからは出さない予定です たぶん

      • コンサートの後で

        ピアノの響きを浴びて 細胞ひとつひとつ 覚醒する 古風な雰囲気のピアノが 生き物のようだった ともみちくんが奏でることで 息を吹き返し歌う 古代恐竜のよう 幻想動物? うつくしさだけではない やさしくうたい かなしくうたう 消え入りそうな声 地響きのような叫び よろこび 苦しみ 真正面から浴びてわたしはそこにいる こころよい金縛り かなでている彼は ふとときおり 痛みをこらえるような表情 深いため息のような 静寂 消えてしまう すべて 消えてしまうからこそ ギリギリ

        • チカチカ

          明け方めざめて うまらない空白 お寺の鐘は聞こえない さみしくて 小さな窓から 電波の海で遊ぶ なにをさがしてるのかな ここにはなにもないのに チカチカ点滅 電気の波は断続的 ここにはなにもないのに なにをさがしてるのかな? まぶたの裏に真っ赤な血 熱い流れうねりもだえ 背中の斜面を急滑降する あ、永遠って ここにあるのかも 唐突に思う 脳内にむすばれる画像は 現実世界を模倣するだけの フィクション そこにはなにもないのに 探してるものなど存在しないのに で

        たいふうのせい

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        • 25本
        • 日記のようなもの
          6本
        • えにっき
          42本
        • らくがき
          2本
        • トモハル変奏曲♪
          4本
        • 日常らぷそでぃ〜♪
          2本

        記事

          還暦乙女

          還暦乙女 アラカン乙女 こころはかわいいのよ たぶん めんどくさいのよ じぶん 妖怪化する ばーさん道 鏡に映るあれは誰 身も心もシワシワピチピチ 妄想だけなら負けませぬ 憧れの推したちと 手に手を取ってどこまでも いけるはずだよ ロマン街道まっしぐら 黄泉の国からのお迎えが やってくるまで 突っ走れ かつては乙女 なんてなんのその いまだ現役 バリバリいわして 妄想暴走自由自在 自縄自縛の縄を解け 幻想世界へ突っ走れ

          井の中の蛙

          水たまりの中の空 さかさまにうつる 小宇宙 遠くで星が死に あらたな星が生まれる 大きな海なんか知らなくたって 生きていけるよ 水たまりがあればじゅうぶん ミニチュアな欲望揃えて うふふとほくそ笑む 自己満足でたくさん 笑えるならそれもしあわせ 居心地のいい場所に 巣づくりして 他人などあてにしないで 助けは目一杯借りよう 借りたものは返しません 貸したものはもういりません 満面の笑顔が 最強の武器 とおくの星はやく 死なないかな 千日輝くという断末魔光を

          端っこで

          湿気た大気支えながら 部屋の片隅で 世界の端っこで 宇宙の壁際で 息をひそめて いたい ゆめみていたい 痛い 夢のなかでも痛い 手足の先っちょ 微熱放電放熱しっぱなし ゆるんだ脳味噌 崩れっぱなし ここにいるよ たすけてよ さいごのさいご 神さまを捏造して 祈るしかない? 呪うしかない? 肉体から意識だけ取り出して 永遠にここに いられたら 部屋の片隅 世界の端っこ 宇宙の壁際 ここにいるよ いまはいるよ

          雨音のざわめき

          さまざまなトーンが 入り混じり 屋根鳴らす 道鳴らす 物干し鳴らす 木を鳴らす 街が鳴る 空が鳴る 地が鳴る あらゆるそこいらじゅうのものが 鳴る 雨 雨 雨 雨 ざわざわ パタパタ キン カン ぽたん ざざざざ とととと ぴちぱたん ぽたとたん 語るように 歌うように 音楽の始まりのように わきあがりやがて落ちてくる あらゆるものの 始まりのように

          雨音のざわめき

          たましいはしずまらない

          妄想は自由だって 誰が言った? 堂々巡りの繰り言を きょうも詩人は歌ってる アイシテルは呪文 ロマンは欺瞞 天使はきょうも嘘をつく あなたを想っているだなどと 乾かぬ舌のあっかんべー 残酷な天使はきょうもひとり まっすぐな眼差しで 救いようのない優しさで 真っ赤な心臓しぼりあげる あなたの欲しいものは何 もうそこには何もない がらんどう 空っぽだからきっと よく響くのかもしれないよ うつくしすぎるうたは くるしすぎる記憶の 封印をいとも簡単に解く ほらこれが

          たましいはしずまらない

          もんどうむよう

          もんどうむよう なんのためになどと かんがえるから まようんだから なんのためになどと かんがえてしまうことを やめてしまえばいいのに 考えてしまう 生き物なんだな人って 問答など無用 無用な問答 くりかえして グルグル転がって 行くんだな どこへ? などと 問うてしまうから まようんだから だけどしりたいんだ なんのために? どこへいくの? どこからきたの? こたえのない問いを えんえんとくりかえす くるしいのは楽しむため 楽しいのはくるしいか 出会うものは

          もんどうむよう

          しょうらいのゆめ

          還暦過ぎたがまだ しょうらいのゆめについて かんがえている なしえなかったこと できること できないこと あきらめておいてきたもの ぼんやりとした想い出 欲しかったものの名前さえ 忘れてしまった ぽっかり空いた隙間が怖いから 埋め尽くすために予定を立てる 立てて追いかけて線をひいて 書いては消して安心したふり 何が欲しかったのかな 何がしたかったのかな しあわせな瞬間はあったのに どうしてそれはつづかない? 砂時計何度も何度もひっくり返して

          しょうらいのゆめ

          みらいってやつは

          未来ってやつはいつだって 予測不可能 だからひとは タイムマシンで未来をみたくなる タイムマシンで過去を変えたくなる 国で人気者を失い 彼の地では、国のトップが 失われんとしている 誰がそんな未来を想像できただろう? 不安はいつだって、そこにある。 ふくらましたり しぼんだり 希望だって、ここにある。 ジタバタしたところで いつかはみーんな必ず 死んでしまうのだから その時が来るまで せいぜい思いっきり ジタバタしてやろうじゃないか。 過去

          みらいってやつは

          はみだすひと

          他愛もないラクガキが できる時間がスキかもしれないと ふと見まわすもしかしたら あの頃夢見てた生活が いつのまにかここにある のかもしれない気付いてないだけで ささやかな時間 見上げる空には うっすら夕焼けに染まる かわいらしい雲たち浮かんでいて あれにいつか乗ってみたいなと ふわふわ漂うわたしを 想像してみる そんな時間 何かの用事に追われることもなく どこかへ行かなくてもいい 電車にも乗らなくていい 人と会う約束もない 何もしなくてもいい 何をしていてもいい そん

          はみだすひと

          えにっき 詩にっき

          えにっき 詩にっき