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立冬

ここへきて、急に暦と帳尻を合わせたか、東京から戻ってきたら季節がぐんと進んでいる。道々の木々ももはや晩秋かというような風情で、空港からの帰りスーパーに寄って鍋の具材など買った。母がキッチンにストーブを出していた。灯油買いに行かなきゃだ。

Polaris 東京
極上参上!

さて、七夕の日に初披露を計画したライブ企画「極上参上!」はわたしの体調不良で延期となった。名古屋、和歌山、大阪、そして、松江でのライブが先行してしまったけれど、仕切り直して2デイズを神田Polaris Tokyoで企画した。結果今年の極上ライブの千秋楽となった。お出かけの皆様、関係者の皆様ありがとうございました。何よりわたしの、あれも、これも、に付き合ってくれた極上メンバーの皆様(橋本歩さん、檜山学さん、Marinoさん)ありがとうございました。楽しかったなー。

DAY1

ムードミュージック、ムード歌謡、昭和歌謡、プログレッシブ歌謡(わはは)、少しクラシカルで少しジャージーで、インストあり、歌ものあり、なんだかわからない集団となれば楽しいなあと思っている。わたしもピアノに専念できるのが嬉しい。編成は4人だけど、別にずっと4人で演奏しなくてもいいと思うし、ボーカルも誰がとってもいいと思うし。ということで、今回は、Marinoにもウィーン少年合唱団ばりの声で歌ってもらった。「悲しくてやりきれない」みんな泣きました。

DAY1背中
DAY2背中

ピアノの位置の関係で終始後ろ向きだったけど、心は前向きだ。来年はもっとレパートリーも増やしてレコーディングまで持っていけるといいなと思っている(資金がなあ・・・)。がんばって働くしかないのだとじっと手をみる。

ボイストレーナーのお二人(左)

リハーサルが1日で本番まで2日間オフ日ができた。Marinoはその間宮古島に戻ってクイチャーフェスに出演、檜山さんは出身地岡山でのイベント出演、あゆみさんもライブやレコーディングと忙しく過ごしていたが、わたしはホテルを変わる他には用事がなかったので、ボイストレーナーの松尾奏子さんにレッスンをしていただくことにした。

奏子さんとはずいぶん長いお付き合いだ。興味はあったけど、これまでレッスンを受けたことはなかった。実際のところあまり必要を感じていなかったことと、これまでやってきた自分のやり方を急に変えることになって変なことになったらどうしようという心配もあったりして。ほら、野球選手がフォームを変えるのとか、大変そうじゃないですか。やらない方がよかったとかになったらどうしよう、なんてびびってた。

松江にて@たちばな

奏子さんは松江の還暦記念コンサートに来てくれてお茶した。いろんなお話もできわたしの不安も吹き飛ばしてくれた。「真理子さんには長く歌ってもらわなきゃいけないから」と一生懸命説明してくれる奏子さんだった。還暦を迎えて、体のメンテナンスとともに喉や声のケアも大事だなあと思ったのだ。特に今年はツアーで酷使したし。

というわけで、電車を乗り継いで奏子さんのサロンへ(三田線とか初めて乗った)。喉の筋肉の仕組みや声の出し方など、知らないことがたくさんあった。ボイストレーナーは世に多く、YouTubeなどにもたくさん動画がある。これまでも喉の調子が良くない時などに見たりしていたけれど、なんだかぴんとこなかったのだがこのたびの奏子さんのお話はいろいろ腑に落ちることがあった。ぴんとこなかった理由は、おしなべてより高音で、より声量がある歌い方がゴールに定められているような気がしていたからだ。奏子さんのお話がしっくりきたのは何より、奏子さんがわたしの歌い方やレパートリーを熟知していることも大きかったからかもしれない。

喉の仕組み説明

ボイストレーニングのやり方も世界中でいろんな宗派じゃなくて、流派があるようで、そこはどれが正しくて正しくないとかはないと思う。結果が出たらそれはきっと自分に合う方法なのだろうし、結果が出なければどんなに有名なメソッドでもその人にとっては良いものではないのだろう。そこは難しいところだ。でも、何かしらのヒントは得られるはず。

奏子さんとその友達で作るチームは従来のやり方に加えて筋肉や骨の勉強といった科学的な方法も必要だというアプローチの仕方もしているので、身体オタクのわたしにはより合っているような気もした。

岩崎さんと奏子さん

そのうち、奏子さんのボイトレチーム仲間の岩崎大貴さんも来てくれた。岩崎さんもずっと音楽をやっている方で、ボイストレーナーになったのはその中で声の仕組みをもっと知りたくなったのだという。まあ、結局みんなオタクです。そういうオタク大好きです。少し声を出してみたりしてアドバイスをいただいたりした。体をほぐすことも大切。楽器を演奏しながら歌うのは、なかなかに矛盾した身体の使い方だけど、わかっていてやるのとただやるのでは大違いなのだ。レッスンは緊張したけど楽しかった。

声出してみる

いただいたアドバイスをもとにホテルの部屋に戻ってから練習をやってみた。小さな声で。お風呂に入る時も、朝起きた時もやってみた。わたしもナイトクラブから数えれば40年以上歌ってきて、それなりに自分のやり方があるのだがこの方法ならそれを壊すことなくやっていけそうな気もする。具体的に何をしたかということは、人によってのゴールや状態によって違うのでここではあえて書かないけどね。なんでも専門家に聞くのはためになる。興味ある方はわたしに会った時に直接聞いてね。

ライブには、奏子さんも岩崎さんも来てくれた。なんだか歌いやすかった気がする。ほんの2日前にボイトレに行っただけでこんな風にいうのもアレだけど、短時間でもヒントがつかめることがある。お二人には「いろいろ試してやっていますよ」と伝えた。これからもお世話になりますね。よろしく哀愁!

マリノと檜山さんデュオ
DAY1
DAY2
DAY2その2
還暦祝いもらった笑
打ち上げ

*全県ツアーのスタンプカード(1、2個)を持ってきてくれた方には、ドリンクサービスをした。これは来年いっぱいくらいやるので、お持ちの方は持ってきてね。3個以上の方はコチラをごらんください。景品はのんびりお待ちくださいませませ〜。

今後のライブのお知らせ

拾得ライブフライヤー

11月23日(土・祝)京都拾得 MariMari with 山内弘太(gt)
12月8日(日)島根県安来市 詳細後日

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hamadamariko
一週間に一度くらいの頻度で記事をアップできればと思っています。どうぞよろしくお願いします。