見出し画像

慣れによって覚悟が薄れるのはこわい|240725

さらっと、話せるようになってきた。「来週から、子どもたちを連れて1か月くらい山口に行ってくるんです」って。いろんな人に説明した結果、すっかり話し慣れて、そこに隠れている事実が「夫との別居」であることを自分でも忘れてしまうくらいになっている。

ほんとうに、ただ遊びに行ってくるだけになったらどうしよう。何事もなかったかのように戻ってきてしまうのか。あんなに覚悟をしたのに?

なんだか複雑な気持ちになりながら、PCをパタンと閉じてリュックにしまう。伝票をもつと、カウンター席から立ち上がった。

ステートメント、喜んでもらえてよかった。今月中にいろんなものをきちんとご納品しておきたかったのに、本業の引き継ぎやら何やらでほとんど進んでいない。結局、自分がやりたい仕事の時間が取れるのは出社日の通勤時間の合間だけ。家の外に出て強制的に時間を作らないと、子どもとのかかわりを優先してしまう。在宅フリーランスの人を心から尊敬する。わたしは子どもと一緒に寝落ちしてしまうし、日中子どもたちに話しかけられながら働けるほどの集中力を持ち合わせていない。あくびを噛み殺しながら、カフェの会計を済ませた。

働く環境はとっても大事。わたしは子どもたちが好きだけど、24時間一緒にいたいかと言われると「否」である。一人でぼーっとできる時間がわたしには必要だし、子どもたちを連れ出していろんな経験をさせてくれる人が誰かいるなら、もう全面的に任せてしまいたい。

耐えられないかもしれないな、来月。わたしは、週1で本業の仕事をぎゅっと集中して終わらせながら、日中は子どもたちと自然の中で過ごし、でも暮らしていくために夜に働く…?つむぎやのお手紙代筆や、aiyueyoの循環商店街で出店している仕事をやる? できるのかなあ。やらなきゃやばいけど。

っていうか、PC2台どうやって持っていこう。

ここから先は

0字
購読すると、あなたの背中を押す言葉が見つかるかもしれません。ひとつのマガジン(5,000円)につき、有料note10~20本をまとめる予定です。

2024夏 vol.1

5,000円

等身大のわたしを記します。どんな言葉が出るかわかりませんが、よろしければご購読ください。文章または音声、心に余裕があれば両方かもしれません。

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?