海外からCBD製品を輸入する方法~その①ブランドを探す
日本でヘンプの栽培はまだ整えられていませんので、CBDの原料は、海外から輸入しなければなりません。すでに、多くの企業がCBDの原料を販売していますので、私からは、海外ブランドを日本に誘致することについてお話させてもらいます。
ブランドの見つけ方
1.インターネットで探す
誰でもできる方法です。気になるブランドがあったら、”Contact us"や”Wholesale inquiry"から連絡を取ります。
英語が苦手でも、今ならChatGPTがあるので、全く問題ありませんね。
2.海外の展示会に参加する
パンデミックで、展示会も数年間自粛していましたが、2023年7月現在、展示会も通常運転に戻っています。
私のおすすめの、これから開催されるCBD関連の展示会をピックアップしましたので、ぜひご参考になさってください。
※米国の展示会は、米国で合法であるTHC0.3%未満の製品が多く、THC非含有製品は少ないです。しかし、大麻取締法の改正を見越してすぐにアクションが起こせるよう今からメーカーと手を組んでおく、または、メーカーによっては日本独自に少量バッチで製品を製造できるところも存在します。以上をご理解ください。(8/2/23追記)
今からでも参加できる2023年8月以降の展示会
■2023年
CBD & Hemp Wholesale World Expo
日程:8月29日~30日
場所:NY
オンラインでCBD製品を販売するための方法に特化した展示会。将来的にアメリカで製品を販売したい方に向いているかも?
Alternative Products Expo
日程:9月14日~16日
場所:ラスベガス
べイプ主流の展示会です。2024年3月にマイアミでも開催。
Natural Product Expo East
日程:9月20日~23日
場所:フィラデルフィア
米国のナチュラルプロダクト関連で最大規模の展示会は東西で実施されますが、こちらは東海岸の展示会。西海岸は通年3月にカリフォルニアで実施されています。ヘンプだけではなく、幅広い規模の大きいお祭りのような展示会なので、行ってみて損はないです。
今年は私は3月の展示会に行けなかったので、9月のこちらの展示会に参加予定です。
Champs Trade Show
日程:9月27日~28日
場所:コロラド
B2Bの展示会です。10月25日~27日はフロリダで開催。
Asia Hemp Expo
日程:11月22日~25日
場所:タイ、バンコク
MJBizCon – National Marijuana Business Conference & Expo
日程:11月28日~12月1日
場所:ラスベガス
B2B、B2C、幅広く大麻産業全体をカバーする展示会です。
■2024年前半
2月2日~4日 ハワイ Hawaii Cannabis Expo
ハワイ旅行兼ねて行きたいと個人的に思ってしまう笑
海外から製品を輸入するメリットはある?
4~5年前の日本のCBD市場であれば、日本に輸入が可能な製品であれば、ブランドの知名度や大小は正直あまり関係なかったので、輸入が完了できれば完売するという驚きの商売でした。
しかし、2023年の今が違います。日本で製造されるブランドがあふれ、輸入ブランドはデメリットでしかないイメージではありますが、海外ブランドを輸入するメリットはまだまだあります。
メリットその① 原料価格が下がり、仕入価格も下がっている
メリットその② 日本のCBDマーケットに興味を示すブランドが多くなっている
メリットその③ 大麻合法国で経験と知識豊富な会社によって製造された良品を輸入できる可能性がある
メリットその④ いつも最先端の情報を得ることができる
メリットその⑤ 日本でTHCが合法になった時、いち早く日本にTHC製品を輸入できる可能性がある
取引ブランドのチェックポイント
米国や最近ではヨーロッパのブランドの方々と話をする機会が多いですが、自分でも数ブランド取引をしてきて、海外ブランドと取引するうえで、抑えておきたいポイントがいくつかあるのでお伝えしておきたいと思います。
ポイント① 日本へ輸入して販売することへの理解が高いか
国が違えば法律は異なりますし、日本の文化と米国やヨーロッパの文化はもちろん異なります。「日本」という異なった国で販売することへの理解がどれだけ得られるかは大きなカギです。
ポイント② 国内卸価格ではなく、ディストリビューター価格がもらえるか
アメリカの場合は、卸価格は小売の50%が相場、そこから更にXX%のディストリビューター価格をもらえるよう交渉してください。
為替変動についても、しっかりと価格に反映させる必要があります。
ポイント③ 海外市場の進出に興味を示しているか
相手側に情熱があると、スピードが違います。特に日本のCBDビジネスはスピードが命です。
ポイント④ 担当者がいるか
メールや電話やテキストで、気軽になんでも話せる担当者がいるのといないとでは雲泥の差があります。
大麻取締法の改正がすぐそこにあります。
あなたなら、どんな先手をうちますか?
次回は「輸入したいブランドとの交渉」についてお送りします。
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