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キノコ界のデルタ8

世界最大の大麻コミュニティメディアの『Leafly』で”キノコ界のデルタ8”と紹介されているキノコがあります。
※キノコ界のデルタ9は、もちろんシロシビンを指します。
キノコ界のデルタ8が、瞬く間に米国で知名度を上げています。それは、シロシビンと違い、ルイジアナ州を除き合法であること、効果がシロシビンよりも遥かに穏やかであることも、市場に広まりやすかったと言えます。

米国で大きな波が起きる気配のあるキノコをご紹介します。

毒々しい見た目のベニテングタケ

英語では、Amanita Muscaria、和名はベニテングタケ。赤いキノコの傘に白い点々がある、いわゆる毒キノコの象徴のような風貌です。
毒性のある成分は水溶性なので、茹でる簡単な処理で毒抜きができるそうですが、致死性はないようです。
かなりの珍味のようで、日本でも塩漬けなどで食べる地域もあるとのことですが、米国ではカプセル、グミ、チョコレートなどのエディブルが多く販売されています。

ベニテングタケの成分

ベニテングタケには、ムスカリン、イボテン酸、ムシモールといったアルカロイドが含まれます。
イボテン酸とムシモールは、γ-アミノ酪酸(GABA)と構造が類似しており、中枢神経系で神経伝達物質として作用し、GABA受容体に作用します。
イボテン酸は脱炭酸によりムッシモールに変化します。ムスカリンは、コリン作動性アゴニストであり、精神活動に大きな影響を与える成分と考えられていましたが、後に、その含有量は非常に少ないということがわかっています。

ベニテングタケで飛ぶ?

専門家によると、ムシモールはシロシビンやシロシンのような幻覚作用は少ないとされていますが、リラックス作用や鎮静作用が期待されます。

ベニテングタケの合法性(米国)

ベニテングタケの合法な州


米国においては、ルイジアナ州を除き、ベニテングタケの使用は合法です。
べイプ、グミ、カプセル、ティンクチャーと幅広く製品かされており、ヘンプ製品と非常に相性が良いこともあり、カンナビノイドと混合したフォーミュラも多くみかけます。

日本でのベニテングタケの使用は?

日本では、キノコはもちろん自生していますので、地域によっては塩漬けにして食したりする場合もあるようですが、製品化されたものが販売されているのはみかけません。
米国でのトレンドの影響を受け、今後日本でも製品化される可能性は非常に高いのではないかと考えています。



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