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異年齢で深める探究の世界:エレメンタリークラスの挑戦

こんにちは、くわばらまりこです。1月からマヴィのおうちのエレメンタリークラスでは、子どもたちの個別の自由探究活動がスタートしました。後期のテーマでは、「文字のはじまり」「数字のはじまり」「マーケティングのはじまり」を紹介しました。

ベースとなる探究テーマは「文字のはじまり」「数字のはじまり」「マーケティングのはじまり」です。ただ、文字や数字のはじまりに関連して、前期のテーマだった「宇宙のはじまり」「生命のはじまり」「人類のはじまり」についても「本にまとめる」という形で探究してよいことにしました。

子どもたちの探究のテーマ

後期の自由探究では、以下のようなテーマに基づいてそれぞれが取り組みを進めています。

  1. 自分だけの本を作る
    前期のテーマで興味を持ったことをさらに掘り下げて、自分だけのオリジナルの本を作ることを決めた子

  2. カタカナの成り立ちを探る
    ひらがなの成り立ち辞典の見本を見て、「このカタカナが作りたい!」と感じた子

  3. お金のデザイン遍歴をまとめる
    昨年、新デザインに変わった日本のお金。そのデザインの歴史に興味を持ち、タイムラインにまとめることを決めた子

それぞれの興味関心に基づいて、探究が深まっていく様子がとても印象的です。

異年齢の学びの素晴らしさ

特に今回印象に残ったのは、メンターとして参加している4年生の存在です。この子は長い間「文字の歴史」について探究を続けてきた経験があり、現在は平安時代や戦国時代のお姫様にも興味を持っています。

この4年生は、「カタカナの成り立ち辞典を作りたい!」という1年生のフォロー役として活躍しました。

文字の歴史に触れる問い
「カタカナになる前はどんな形だったの?」「カタカナを作った人は誰?」という1年生の問いに対し、4年生は「文字の図鑑を探してみよう」とアドバイスをしました。

一緒に調べる姿勢
図鑑を見ながら新たな言葉が出てくると、1年生が「ぶつきょうってなに?」と疑問を持ちました。それに対し、4年生は「言葉の意味は国語辞典を調べれば分かるよ!」と導き、一緒に調べていきました。

異年齢の学びが生み出すこのような瞬間は、モンテッソーリ教育ならではの素晴らしさを感じさせてくれます。年上の子が年下の子を支え、知識や経験が自然と継承されていく ー その光景に立ち会えるのは本当に貴重です。

学びの継承とモンテッソーリ教育の魅力

エレメンタリークラスでは、子どもたちが互いに学び合い、刺激し合う環境が広がっています。このように学びが継承されていく姿は、モンテッソーリ教育の大きな魅力の一つです。

これから子どもたちがどのように探究を深め、成長していくのか ー 次回の活動報告が今から楽しみです!

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