「机を洗うおしごと」が教えてくれた、探究の楽しさ~ウィンタースクールでの活動と起業の原点~
こんにちは、くわばらまりこです。
マヴィのおうちでは、年末恒例の「机を洗うおしごと」を今年初めてウィンタースクールに取り入れました。
これまではお姉さん先生―小学生スタッフ―が中心となって行っていましたが、今回はウィンタースクールに参加した子どもたち全員が挑戦する機会に。
子どもたちの様子を見て、私は「やってよかった」と心から思いました。
「硬い泡」を作る探究心
机を洗うおしごとは、ただ洗えばよいものではありません。木の机を傷めないように、硬い泡を優しく塗り、汚れを浮かせる必要があります。そのため、子どもたちは「どうやったらもっと硬い泡が作れるんだろう?」と工夫を凝らしながら取り組んでいました。
4年生は、これまでお姉さん先生として活動してきた経験を活かし、泡立ての名人ぶりを発揮。1年生たちはその姿をじっと観察し、「チャンピオンすごい!」と目を輝かせながら、何度も見学に訪れていました。4年生は特に説明をしなくても、自分のやり方を自然に見せることで、1年生たちに刺激を与えていたのです。
その場には、言葉や指示以上に「姿で伝える」力がありました。年下の子どもたちが憧れや挑戦心を持つきっかけを生み出していたのです。
探究の楽しさが育むもの
今回の活動で改めて感じたのは、「探究心」が持つ力の素晴らしさです。自分で考え、試し、挑戦する――そのプロセスの中で、子どもたちは達成感や学びを得ていきます。
実はこの姿勢は、私自身の起業ストーリーにも通じています。マヴィのおうちを立ち上げたとき、「子どもたちが自ら考え、挑戦し、成長する場を作りたい」という想いが原点にありました。そして今、子どもたちが机を洗うおしごとを通じて、まさにその姿を見せてくれていると感じます。
2025年に向けて
今回の活動では、異年齢での学び合いが自然と生まれる場面が多く見られました。お姉さん先生の姿を見て憧れを抱く1年生。その憧れが、新しい挑戦の原動力になっていく――こうした場を、これからも大切に育てていきたいと思います。
2025年も、マヴィのおうちは「探究」をキーワードに、子どもたち一人ひとりが自らの力で未来を切り開く手助けを続けていきます。年末のこの機会に、ぜひご家庭でも子どもたちと一緒に小さな探究を楽しんでみてくださいね。
新しい年が皆さんにとって素晴らしいものになりますように。来年もどうぞよろしくお願いいたします!