【丸山穂高Channelまとめ】中国観光ビザ緩和
▼中国富裕層に10年観光ビザ新設 岩屋外相、北京で表明(日経新聞 24/12/25)
中国人への観光ビザ緩和
今、北京に行っている岩谷外務大臣は、中国とビザの交渉をしてきた。
中国人が個人旅行でビザの有効期間中に複数回来日して短期滞在できる「観光マルチビザ」は、有効期限が3年と5年の2種類ある。
そして新たに10年間のマルチビザを富裕層を対象に新設する。それに合わせて取得するための年収や保有資産の条件は高く設定されることになった。
マルチビザとはその期間内だったら何回も日本と中国の往き来が出来るというものだ。(1回だけしか行けないのはシングルビザ。)
あと、団体旅行で取得するビザも現在の15日滞在から30日滞在できるように延長された。
観光ビザを使って就労目的の入国が懸念される
しかし、新たな富裕層向けの10年の観光ビザは、65歳以上は収入証明が不要なのである。これは大きな問題だ。なぜなら在職証明を提出させることで就労目的の入国ではないという担保をとらなくなるということは、労働者として来る可能性が排除出来なくなるからだ。
日本において中国人はもうすでに飽和状態
日本政府としては、日中間の経済、観光の人的な交流を拡大したい考えだろう。しかし、今もうすでに日本において、中国人は観光面でも労働面でも飽和状態なのにも関わらず、いっぱいのバケツに更に注ぐような事をしている。こんな事をして損をするのは日本に住んでいる日本人である。コロナの時の往き来の規制を元に戻すのはいいが、岩谷外務大臣がやっているビザの規制緩和は本当まずいと思う。