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トルコ・イスタンブール旅行記①この詐欺はトルコの「いただきマニュアル」にでも載ってるの?

2024年10月13日から19日までトルコ・イスタンブールへ初めて旅行へ行ったので旅行記に残します。
今回の度は私と友人(女性)の女2人旅でした。

第1話:この詐欺はトルコの「いただきマニュアル」にでも載ってるの?

今回は初日に遭遇した詐欺の話です。

欧米には一定数の「親切」を仕事にしている人がいます。
例えば、道を教える、車に乗せる、荷物を運ぶことなどで「お駄賃(欧米でいうところのチップ)」をもらう人々のこと。

中には強引に「お金を出さないとここから出さない!」「荷物は返さない」と言われる場合もあるとのことで、、日本ではあまり考えられないことです。
(マレーシアでも無いかな)

私達は欧米では「相手の親切=お金がかかる(かもしれない)こと」の事前情報を得ていたので、今回のトルコ旅行では「特に日本語で親しげに話しかけてくる人には注意!」だと行く前から身構えていました。

しかし、そんな対策、身構えも虚しく私達は親切にお金を払うことになったのです。


私達が親切にお金を払ったのは、フェリー乗り場でのことでした。

トルコではフェリーや地下鉄、トラムと呼ばれる路面電車に乗るためには「イスタンブールカード」と呼ばれる交通系ICカードを使います。

カードの券売機はこんな感じ、大きな犬がすぐそばで寝ています

イスタンブールカードは公共交通機関の駅に設置してある券売機で買えるということで、友人と券売機でカードを買っていたときのこと
英語で突然人の良さそうな小太りのお姉ちゃんに声をかけられました。

彼女が言ってきたのは…
(まず英語が話せるか確認されました)

This card machine is out of the cards, you can use another card machine!「このカード機はカードが切れているから出てこないよ!こっちを使いな!」

と…

で、当然に「あ、地元の人が言ってるからそうなんだ」って思い、お姉ちゃんに誘導されて別の券売機へ。
そこで何やらお姉ちゃん、ポチポチボタンを押してイスタンブールカードを買ってくれて「いい人だなあ」と友人と言っていました。

ですが、その後に

「100リラね!」

と片手でお金ちょーだいとサインをして、満面の笑顔でチップを要求されたのは言うまでもありません。

「やられたね〜!!」

と私と友人。
これも旅の思い出ということで、お姉ちゃんに100リラ(約450円)を払ってフェリーに乗り込んだのでした。

よくよく考えると「この券売機はカードが切れてる」っていうのは、おそらく嘘なんですよね・・残念ながら。

例えばここで「カード買うの手伝ってあげようか?」って言われたら、私達は100%断っています

ですが、「カード切れてる」って言われて移動してしまった瞬間から、すでに「いただきトルコのお姉ちゃん」のテリトリーだったのです。

トルコでの初日に詐欺まがいのことに遭ったのは残念でしたが、詐欺も情報化社会にあわせて色々考えてるなぁと少し感心したのでした。

(これはトルコの「いただきマニュアル」にでも掲載されているのかしら?)


そして、100リラ取られた後のこと
券売機で私がイスタンブールカードのチャージしているとスペイン人のイケメンが話しかけてきました。
(ちょっと身構えた)
ですが、
「このチャージはどうやってやるんだ?」と聞いてきたので、私は「これはここにカードおいてね…」と説明して私でチャージを代行。

後から友人と
「今のは100リラ取り返せたね〜!」と笑い話になりました。

トルコに行かれる方は
「この券売機はカードが切れている!」と言う言葉には注意が必要かもしれません。
(もちろん本当にカードが売り切れなときもあると思うので、一概には詐欺とは言えないけど気をつけるに越したことはないですね。)

そして、その後はもっと親切に対して身構えるようになった私達でした。
おかげでその後は無事に過ごせたので、
ある意味100リラ(450円)は勉強代だったのかも!?

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