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mariko nakamura
2020年4月29日 21:00
前回の続き最終審査を終え、スタジオに戻る。私の膝は緊張のあまり笑っていた。座るときにがくがくと震えていた。落ち着けと言わんばかりにスタジオの床はひんやりと冷たかった。しばらくしてふっと蜘蛛の糸が切れたかのように、ぴんと張っていた緊張の糸が切れた。基本的にあまり顔に出ないタイプだが、わたしだって緊張するときはする。オーディション会場に向かう道中、審査のタイミングで名前を呼ばれた瞬間、審査
2020年4月13日 22:03
前回の続き最終審査当日。わたしは千葉から電車に乗り、ひとりで最終審査のあるスタジオに向かった。 駅から最終審査会場に向かう途中、お母さんと一緒に歩く女の子と出会った。「オーディションの会場ってどこですか?」「たぶん、こっちだと思います。」そんなやりとりをしただけ。後日談だが、永尾まりやちゃんからこのことを聞かされた「さくらんぼのリュックをしょった麻里子を見つけて、お母さん
2020年4月5日 23:40
自分の名前呼ばれ、二次審査通過の安堵も束の間、「もう一度お部屋に入っていただき、名前と年齢を言ってください」と言われ、再び審査員の部屋へ。(出身地もあったかもしれない…文章の流れを止めてしまうけれど細かいことまで記しておきたくて書いてしまった…!すみません!)二次審査を通過したと勘違いして高まってしまった気持ちと、もう一度審査員の前に行くという緊張で、自分の心臓がノックする音が一段と早