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言うは易し、行うは難し「私たちは地域と未来のために何ができるのか?」〜BLAST SETOUCHI大分 各セッションの全貌①〜
11/29~30に大分市・別府市にて開催する、瀬戸内・九州エリア最大級のイノベーションカンファレンス「BLAST SETOUCHI 2024 in Oita」。
カンファレンスの全体テーマは、言うは易し、行うは難し「私たちは地域と未来のために何ができるのか?」。
壮大で抽象的なテーマを掲げてしまったため、カンファレンスの中でどんなことが話されるだろう?どんなお話を聞けるのだろう?と思っている方も多いはずと思います。
そこで今回は、BLAST SETOUCHI大分 各セッションの全貌というか、予告編のような形で各セッションに込めた思いや意義についてご紹介していきます!
瀬戸内の可能性、魅力。瀬戸内を世界へどう発信していくのか、そしてどんな瀬戸内を未来に繋げていくのか。瀬戸内をDeepに深掘るSession1
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Session1 次の世代に繋ぎたい地域と未来の在り方-瀬戸内の可能性を深耕する-
瀬戸内海という共有資源を共にする私たち。世界へ、そして未来へと繋ぐ「瀬戸内(SETOUCHI)」 にはどんな可能性があるのだろうか。 「瀬戸内(SETOUCHI)」 という概念でつながり、共創していくことで新たにどんな経済圏や文化圏を創造できる可能性があるのか。それによって、各地域にどのような豊かさをもたらすのか。
<登壇者>
末松 弥奈子 氏 (株)ジャパンタイムズ 代表取締役会長
角南 篤 氏 (公財) 笹川平和財団 理事長
長野 恭紘 氏 別府市長
福武 英明 氏 (株)ベネッセホールディングス 会長
猪熊 真理子 氏 (株)OMOYA 代表取締役
瀬戸内の魅力、可能性、ポテンシャルは知れば知るほど深く、歴史的にも瀬戸内という唯一無二のこの地域の素晴らしさや、美しさは高く評価されてきました。
例えば、地元香川の著名人の一人である小西和(こにしかなう)氏の著書「瀬戸内海論」(1911年)の序文では、新渡戸稲造氏(私の母校、東京女子大学の初代学長でもあるのです!)が、瀬戸内海は「世界の宝石」だと称しています。
多島美の景観と、人と自然が共生するそのあり方は他にはない瀬戸内地域の魅力として、国内だけでなく、海外からも高く評価されています。
日本で最初に国立公園として指定されたのも瀬戸内海国立公園。ちょうど、今年は国立公園に指定されてから90周年の年になります。
Session1では、各地域が点と点としてバラバラに点在するのではなく、瀬戸内として、"線"として繋がり、そして”面”になっていくことで、例えば観光においてはどんなストーリーを紡げるのか。世界にも類を見ない瀬戸内の魅力とは何なのか。そのためには航路や空路などモビリティも必要。例えばインバウンドの富裕層が魅力的に感じるような宿泊施設や体験なども必要。私たちが新たな可能性として、瀬戸内をどんな地域として世界に発信できるのか、そしてどんなことを考え得るのか、お時間が許す中でお話していきたいと考えています。
また、瀬戸内海はその名のとおり、「内海」であることも非常にユニークな特徴で、国際的にも関心の高い海洋問題や海洋環境のテーマにおいても、「成果を測りやすい」という特徴があります。
例えば海洋プラスチックゴミを減らすための取り組みを隣接地域で実施した場合に、太平洋や大西洋など大海ではなかなかその効果を測りづらくても、瀬戸内海であればモデルケースをつくりやすい。今回の登壇者のお一人である、笹川平和財団では行政とも連携し、瀬戸内海を世界で最も美しい内海にしていくことで、世界の海洋問題、汚染、酸性化の問題に対するモデルケースを瀬戸内海で実現されようとしています。
文化、歴史、観光、産業、流通、環境問題、地域資源の活用、モビリティなど多岐にわたるテーマを含むセッションになる予定です。
支援者や支援側の目線から、社会課題の解決と経済成長を両立するイノベーターを育てるためのマインドセット、環境、エコシステムなどを考えるSession2
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Session2 社会課題の解決と経済成長を両立するイノベーターを育てるには?
さまざまなスタートアップやベンチャー企業を支援するエコシステムや行政・民間問わずの取り組みがある中で、地域課題や社会課題を解決しながらも持続的な経済成長も実現できるような起業家・イノベーターを育てるにはどのような視点や環境が必要か。
<登壇者>
藤本 あゆみ 氏 スタートアップエコシステム協会 代表理事
石元 玲 氏(株)ちゅうぎんキャピタルパートナーズ 取締役
平原 憲道 氏 立命館アジア太平洋大学 国際経営学部 准教授
田口 一成 氏(株)ボーダレス・ジャパン 代表取締役社長
木原 寿彦 氏 KIHARA Commons (株) 代表取締役
前回の記事、「地域(ローカル)から新しい経済と社会価値創造を目指す、イノベーターたちは何を考えているのか。」にも書いたように、経済成長を目指す人たちと社会価値創出(社会貢献性の高い事業)を目指す人たちというのは、ここ数年でも両者の業界、コミュニティ、思想などがかなり近づいてきている部分があります。
特に地域(ローカル)となると、例えば東京などの大都市以上に、地域貢献性や社会貢献性の高さを、たぶん自然と意識しているイノベーターや起業家が多いのも事実です。
事業として、サステナブルな形で地域課題や社会課題の解決と経済成長を両立する事業を生み出し続けていくにはどうしたら良いのか。そこに挑むイノベーターや起業家たちに、周りの人たちがどんな寄り添い方や支援の仕組みを提供していけば良いのか。
支援者や支援側の目線から、社会課題の解決と経済成長を両立するイノベーターを育てるためのマインドセット、環境、エコシステムなどを考えていくのがSession2です。
東京からスタートアップのエコシステム構築の知見に詳しい藤本あゆみさんや、挑戦する人たちを応援するという志を貫き、地域のスタートアップ・エコシステムの形成をライフワークにしているちゅうぎんキャピタルパートナーズの石元さん。社会課題を解決するソーシャルビジネスのパイオニアであるボーダレスジャパンの田口さん。学問とビジネスの世界を横断するアドバイスを提供できる稀有な存在として、アントレプレナー・グローバルイノベーター育成などに尽力し、この秋から別府のAPU(立命館アジア太平洋大学)に着任された平原 憲道さん。そして大分をはじめとして、本質的な起業家支援に尽力している実行委員でもある木原寿彦がモデレーターを務めます。
どんなお話になるのか、まだまだ想像がついていないところではあるのですが、支援側にいらっしゃる人にとっても、起業家やイノベーター側にいらっしゃる人にとっても有意義なお話が聞けると思います。
公式サイトやチラシだけでは伝わらない、セッションの面白さ、各ご登壇者様の素晴らしさをお伝えしたいのですが、全然伝わらなくてもどかしい…。そしてきっと予定調和にはならない、その場でしか聞けない話が聞けるのがブラセトの面白いところだと思っています。
Session3〜4の見どころもまた次回記事でお伝えしたいと思いますが、ぜひ11/30のカンファレンス当日にお越しいただけますと幸いです!
BLAST SETOUCHI 2024 in Oita
言うは易し、行うは難し
「私たちは地域と未来のために何ができるのか?」
■日程:
2024年11月29日(金) 16:30~18:00:前夜祭イベント
2024年11月30日(土) 12:00~18:00 :本祭(カンファレンス)
2024年11月30日(土) 18:45~20:45:アフターパーティー
■会場:
11月29日(金) 前夜祭イベント @大分市
大分県立美術館(OPAM)
〒870-0036 大分県大分市寿町2−1
11月30日 (土)本祭(カンファレンス)@別府市
別府市公会堂
〒874-0908 大分県別府市上田の湯町6−37
11月30日(土) アフターパーティー@別府市
別府 豊泉荘「梅の間」
〒874-0902 大分県別府市青山町5-73
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