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「ラストマイル」【映画の感想Mag14】
映画「ラストマイル」を見ました。あまりドラマを見ないからそう感じたのかもしれませんがこの映画は現代のトレンディドラマ風の作りだなと思いました。登場人物の話し方やノリとか。
米津玄師さんが主題歌を歌っているということで、映画の感動ストーリーとともに米津さんの歌声に酔いしれたいという思いに駆られて映画館に足を運びました。
物語は推理物で、物流倉庫で荷物に爆弾を仕掛けた犯人は誰なのかと考えながら見ました。その中で、ネット通販の普及による社会の軋轢、不合理性といった現代社会の問題点を浮き彫りにするドラマ展開になっていました。
犯人が刑事によって明らかになっていく一方で、ネット通販会社の1つでも多くの売り上げをあげたいという思惑と、実際に荷物を注文者の元へ届け、1日に200個配達という過酷な労働を強いられながらも満足な給料を得られないというドライバーのそれぞれの立場での思いが鮮明に描かれていました。特に阿部サダヲさん演じる配送センターの偉い人がいい味出していました。ネット通販会社から配送を早くしろとか、爆弾があるかもしれないから全ての荷物の配送を止めろとか無理難題を押し付けられて追い詰められた時の演技がさすがでした。
映画を見終わって、私もよくネット通販を利用するけど、必要なものを買う時にはどうするのがいいのかなと考える機会になりました。例えば、近くのお店にも売っているようなものを1つだけ頼むというようなことはやめようとか、再配達にならないようにもっと気をつけようと思いました。
そして、米津さんのテーマ曲はエンディングに流れて、ドラマの余韻にひたるのにぴったりの曲でした。